大台突入


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 本日をもちまして40代に突入してしまいました。

 男性の平均寿命は80~81歳ですから人生の折り返しです。


 20歳のころと変わらないとまでは言いませんが、残念ながら身体面では若くなくなっている自覚が大いにあるとはいえ、さまざまな経験を積んだことを踏まえても心の面では30歳のころと何が違うかと聞かれても同じ気がしています(すみません。

 これは喜んでいいのか、成長のないことを悲しいで良いのかわかりませんが、とにかくそんな感じです。


 私のおとん(父)が40歳だった時、私は12歳でした。私の長男も今12歳でして、いやはやおとんは父の風格あったよなーと今の自分の(気持ちの面での)幼さに驚きを隠せません。
 これって高齢になった際に電車やバスで席を譲られて「そんな歳じゃないのに…」と思ってしまう気持ちと同じなのかもしれません。

 新卒で勤めた会社や2社目の会社でも40歳と言えば中堅よりも上という印象でした。世間的にはその域ですよね。今やこんな環境に身を置いていますのでよくわかりません。


 30歳から40歳になったのと同じ10年がこれから経過すると、なんと50歳です。

 相談を受ける際にも今までは同年代である30代や20代の方々からしても、年齢が近いし足を運びやすいというような心構えでお越しいただけたかもしれませんが、40代だとちょっと上ですよね…。
 「(年齢が)上の専門家には相談しにくいな…」とか「(態度が)上から押し付けられる話し方をされたら嫌だな…」とか一歩引いて考えられてしまうワンクッションが発生するのではないかと一人で勝手にへこんでいます。

 もちろん年齢を重ねることで60代以上の方々にとっては実は安心材料になったりするのかもしれません。結局は何事もバランスですし、年齢は関係なくてその人によって違ってくるということでしょうけれど。
 広い意味合いでの若い世代が気軽に相談に来てくださる存在であり続けられることを願うばかりですし、がんばっていきたいと思う次第です。



 おまけ

 若くなくなると爪の伸びが早くなると聞かされていまして、最近確かにそんな気がしています。しょっちゅう爪を切っているような気もしますが、それは単に時間の感覚が変わってきているだけかもしれません。

 20歳のころの1日は「1日/20年」、40歳の1日は「1日/40年」。
 体感速度は 2倍!? いや 1/2 !?
 もうよくわかりません(笑)


 こんな私ですが、変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。
 

なかなかそうでないことが多く


 24(水)は事業主お二人の相談をお受けしました。


 午前中、尼崎市のTさんの事務所を訪問。

 事業における損害賠償保険の更新と複数の火災保険の加入内容について、定期的に現状に即しているのか過不足はないのかなどアドバイスを求めてくださっています。
 
 利用状況や見通しによって住宅扱いなのか住宅以外扱いなのかなどは損害保険会社側からすると契約時に1軒1軒調査するわけではありませんから、生命保険において健康状態を告知するのと同じように正しい情報を加入者が伝えていることが契約の大前提です。
 保険料が安くなるからと言って、異なる情報で契約するのはいざ本当に事故が起こってしまった場合にどんなことになるのかは私も経験したことがありませんのでわかりませんが、「契約」として間違っていますから最悪の場合は補償の対象にならないということだって起こり得てしまうことも考えられます。

 その前提条件をきちんと確認されている担当さんが一般的には多いはずなのだと信じていますが、私に相談してくださるケースではなかなかそうでないことが多く、悩ましいことだと感じる次第です。

 Tさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 午後、大阪市内のMさんの事務所を訪問。

 保有されている不動産数件の火災保険について相談をお受けしました。元々依頼されていた代理店の信頼できる担当さんが退職されることがきっかけで問い合わせをいただき、改めて補償内容の確認から進めました。

 複数の加入内容があると鮮明になるのがその統一感と一貫性です。なぜそのような補償項目なのか保険金額なのか設定なのか、いまいちよくつかめない場合が多く、加入されている本人も特に説明もなく勧められたまま他に選択肢もないものだと思われているように感じます。
 明らかに必要な内容が抜けていたり不要な手厚さは除外したり、かなり明確な意図を持ったシンプルな方向性でまとまりそうです。

 他にも小規模企業共済とiDeCo(個人型確定拠出年金)の比較や公的年金の件など、幅広いお話となりました。

 Mさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 生命保険と比べた場合、損害保険のアドバイスを求めてくださるきっかけが多いように思います。損害保険よりも生命保険の提案を受けられるケースのほうが世の中では多いのが明らかだと感じます。

 損害保険がきっかけで生命保険も拝見することになるのが多いのも事実ですが、モノが対象となる損害保険に対して、同じ保険商品とはいえ自分や家族の身体が対象となる生命保険は本当に別物です。損害保険は即断、生命保険は悩ましい…結論にたどり着く過程にはこんな傾向があるように思います。

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 ふと気がつけば次の日曜はFP検定です。
 今回は検定講座を受け持っていませんが、受検される皆さまを大応援です!

 25(木)・26(金)ともに出たり入ったりの予定です。


うまく使ってくださっている典型


 22(月)Aさんご夫妻のご相談をお受けしました。

 前回は証券会社と銀行から購入されている金融商品についてアドバイスを求めてくださり、今回は主に相続についての相談となりました。
 これまで一度も専門家には相談されたことのないAさんと奥さま。とてもよく調べておられて基礎的な制度をつかいこなしておられ、その方針で間違っていないのか、もっと良い仕組みはあるのかという点が最大の関心でした。

 私は税理士ではありませんので個別具体的な税務にはお答えできませんし、弁護士や司法書士などの法律家でもありませんので具体的な対処方法もお伝えできません。でも、仕組みの存在と概要・どこに問い合わせれば良いのかは最低限お伝えできますし、金融商品の整理・今の状況を把握したうえでの今後の資金計画、このあたりはファイナンシャルプランナー(FP)だからこそ対応できることです。

 Aさん、奥さま、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 23(火)午前中、伏見区のTさんが事務所へお越しくださいました。

 早いものでお付き合いも9年ほどになるTさんです。この数年は資産運用に関するアドバイスを継続してきまして、今回は改めて「ねんきん定期便」を基にした将来の受取見込額の確認と貯蓄全体も含めた今後の見通しについてお話しさせていただきました。

 何にお金を使いたいのか、何に時間を使いたいのか。究極の確認ポイントはここです。
 現時点でガッチリ決まっていなくても大丈夫ですし、将来において変わっていても何も問題ありません。私の専門分野以外のことでもいろいろと幅広くお聞かせいただくことがさまざまな背景につながりますし、優先順位を検討されるうえでは私から情報提供ができたり背中を押すこともできたりするかもしれません。大事なことだと日々感じます。

 Tさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 午後、右京区某所にて新築されたCさんのお宅を訪問し、導入を検討されている警備システムの提案に立ち合ってきました。

 かなり特殊な事情をお持ちのケースでして、今回の警備システムも私のつながりからご紹介した経緯があります。最初の提案も私だけが事務所で受け、事前に概要をお伝えしたうえで今回、警備会社から現地で直接の提案を受けられることになったという流れです。

 おかげさまで特殊な事情をそれなりに把握させていただいていますので、すべて伝わったうえでの説明ですから、依頼者Cさんにとって基礎的な情報をイチから話してもらう必要はなく、事前にかみ砕いた説明を私から受けてくださっているわけですので理解も早いです。うまく私を使ってくださっている典型だと感じます。
 最終的な判断には現状ではすべて材料が揃っていませんのでもう少し時間がかかりそうですが、イメージは固まりました。立ち合って良かったです。

 Cさん、関係者の皆さま、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 昼間の陽射しは夏のようですが、朝晩は本当に涼しいですよね。

 24(水)個別相談2件お受けします。

 

iDeCo(個人型確定拠出年金)の「制度」「運用」「活用」を知る / ミニセミナー第4シーズンスタート!


 20(土)午後、第4シーズン1回目(通算10回目)のミニセミナーを事務所にて開催することができました。

 掛金全額所得控除のものすごさ 自分でつくる将来資金!個人型確定拠出年金セミナー

 配付資料のタイトルを大公開です。

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■「制度」を知る
・iDeCo(個人型確定拠出年金)の目的
・公的年金制度から見た iDeCo の位置づけ
・iDeCo の加入者はこれまでなぜ少なかったのか
・iDeCo の「これまで」と「これから」
・自分自身の所得税率を知る ~ 所得税の速算表 ~
・掛金全額所得控除のものすごさ! ~ iDeCo の掛金と税効果 ~
・個人年金保険との違い ~ 将来資金の代名詞!? ~
・小規模企業共済との違い ~ 個人事業主または中小企業の経営者 ~
・口座管理の手数料を知る

■「運用」を知る
・iDeCoは つみたて投資
・資産を何に依存しているのか ~ iDeCo がすべてではない ~
・投資性商品を選ばないリスク ~ 資産を自分自身で管理する ~
・運用で得られた利益は税金の対象外 ~ iDeCo の非課税効果 ~
・投資信託のカテゴリー(投資対象)
・投資信託の手数料を知る
・インデックスとアクティブの違いを知る
・インデックスファンドのコスト比較 【iDeCo】
・iDeCo で購入する投資信託の比率を考える
・絶対に忘れてはいけないたいせつな調整 ~ スイッチング ~

■「活用」を知る
・出口戦略【1】 ~ 一時金受取時の税金の基礎 ~
・出口戦略【2】 ~ 分割受取時の税金の基礎 ~
・iDeCo の注意点と柔軟性
・第2号被保険者が職場で証明印を得る書類のポイント
・iDeCo を始めない選択肢
・これから必ずしてもらいたいこと ~ 優先順位・選択肢を知る ~

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 いただいた感想をご紹介します。

 「数日の前の最新情報まで盛り込まれていて驚きました。受講して良かったです」

 「毎月12000円では、60歳までだとあまり大きな金額にならないですね…」

 「具体的にどれだけ税金が少なくなるのか計算できてよくわかりました」

 皆さま、感想をありがとうございます。
 ご参加くださいました皆さま、ありがとうございました!!


 iDeCoは6/17(土)と7/22(土)にも開催します。
 blogカテゴリ「自主開催セミナー情報」もぜひご参照ください。

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 同じ日の午前中に参加した勉強会では「iDeCoは所得控除をきっかけにしてはいけない」「アセットロケーション(お金の置き場)として紹介したい」というお話をされていましたので、私のセミナータイトルはよろしくないかもしれません。

 でも、一般生活者においては資産運用よりも税の観点が身近であり理解してもらいやすいというのがこれまでの相談と講師の両面から感じることです。もちろん制度の定義の点ではその通り(お金の置き場)です。ですので、120分もの時間が必要な講座なんです。

 皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。


勉強会「個人の資産形成にどう貢献するのか」に参加しました。


 20(土)午前中、FPを中心とした有志による勉強会へ行ってきました。

 講師はフィデリティ退職・投資教育研究所の所長 野尻哲史さん。共通の知り合いが多いのは把握していましたので、いつの日にかお会いできると思っていました。実現して嬉しかったです。

 さまざまなデータを出しておられる研究所でして、これまで個人的に印象的だったのは資産運用したお金を将来引き出す際に決まった額(定額)で引き出すのか、決まった率(定率)で引き出すのかどちらが良いかというレポートです。たくさんの調査・レポート・白書はこちらからご覧いただけます。

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■個人の資産形成にどう貢献するのか

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・同じことを繰り返し伝えていくことが大事


・「貯蓄から投資へ」とは、既存の預貯金から株式や投資信託に移し替えることではなく、収入から貯蓄をするのと同じように収入から株式や投資信託へ振り分けること。いわば「収入から投資へ」であり、資産形成を意味するのが「貯蓄から投資へ」。
・貯蓄(預貯金)は悪者ではなく、また預貯金を潤沢に持つ金持ちの話でもない。金持ちになるための施策。

・確定拠出年金のように、
 拠出時非課税(E)・運用時非課税(E)・受取時課税(T→日本には退職所得控除があるので実質的に非課税に近いケースがあるのでe)
 という仕組みから、世界的にはNISA(少額投資非課税制度)のように、
 拠出時課税(T→所得税の課税後に積立)・運用時非課税(E)・受取時非課税(E)が主流になってきている。


・「老後の豊かな生活には月額35万円必要」と「定年退職時に4000万円の貯蓄が必要」の不毛さ。「額」ではなく「率」が基準であるべき。

・老後の長さは平均余命ではなく生存率20%で考えたい。結果は95歳


・年平均3%の運用は可能か。
 日本で販売されている投資信託は約5800本
 15年以上は546本
 うち年平均0%以上の運用成果を得ている(マイナスになっていない)のは448本
 うち年平均3%以上の運用成果を得ているのは92本


・相続により資産が地方から都市部へ移っている。
 亡くなった人が都市銀行に持っていた資産を引き継ぐ人も都市銀行で受け取るのは約76%
 亡くなった人が地方銀行に持っていた資産を引き継ぐ人も地方銀行で受け取るのは約42%(都市銀行・ゆうちょ銀行で受け取るが各12%)

 亡くなった人が資産を預けていた都市銀行と同じ都市銀行の口座を持っていた資産を引き継ぐ人で都市銀行で受け取るのは約82%。同じ口座を持っていなかったら約61%
 亡くなった人が資産を預けていた地方銀行と同じ地方銀行の口座を持っていた資産を引き継ぐ人で地方銀行で受け取るのは約52%。同じ口座を持っていなかったら約25%

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<所感>

 ホワイトボードへの書き込みをうまく使ってくださり、非常に密な120分のお話でした。今回はファイナンシャルプランナー(FP)向けの勉強会ということで、前提条件を端折ってお話しされたことが多かったのだと思いますので「?」と感じた内容ももちろんありました。

・「FPの皆さんは」という呼びかけを多用されていまして、その多くは金融機関勤務で金融商品の販売をされている方々を対象とされているような表現を感じましたが、有料相談という場面もお話ししてくださったり、難しいですよね…

・「率」の考え方が大事なのはとてもよくわかるのですが、率を具体的に把握するためにはどうしても何らかの「額」情報を当てはめるしかなく、120分とはいえ短い時間で具体的な数字を伝えることの難しさを改めて感じました。

・勤労者3万人にアンケートを取られた2014年4月のデータがあり、退職後に一体いくら必要か?という設問があります。そしてその結果には年収と必要資金額におおよそ相関がありました。年収が低いと少ない額、年収が高いと多い額です。準備が可能かどうかの実現性も答えには含まれていることを加味する必要があると捕捉されていました。そして資料の見出しには「年金以外に3000万円が必要と回答」とあります。
 このアンケートには私が必須と考える事前情報があります。それは「公的年金の仕組みを理解しているのか」もしくは「将来受け取る公的年金額を具体的に試算したことがあるのか」です。メディアのあおられた情報により、公的年金は破たんするのでゼロで考えているという人も少なからずおられるのが悲しい現実です。ごくわずかであれば良いのですが、その情報が加味されていないとこのアンケート結果は取り扱いが本当に難しいです。

・毎月分配型という投資信託があります。仕組みの解説はこの記事でしませんが、「ブロガーの方々はタコ足であることを理由に毎月分配型は否定的だが、将来にかけて資産を取り崩していくことを考えればもっと評価されて良い」(意訳)という表現をされました。
 私はブロガーの方々とツイッターでコミュニケーションを取る機会がありますので、勉強会の後にこの件だけは私からひと言お伝えしました。「毎月分配型の投信は高コストであることが1番のネックであるとブロガーの方々が発信されていると理解しています。仮にタコ足でも低コストインデックス並みの信託報酬であれば、強めの否定は減ると思います」
 分配型は高コストであることや、もう1つ資産残高が継続的・安定的に増えていない(資金が流入していない)こと、この2つが最大のマイナスポイントだと私は理解していますが、そのことに(時間の関係で?)触れておられず単にブロガーの方々が悪者になっただけに感じてしまいましたので、お話しさせてもらいました。

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 所感では重箱の隅をつつくような不満ばかり書いているように見えると思いますけれど、存在のレベルの高さからこのようになってしまわざるを得ませんという意図でお読みいただければ嬉しいです。

 一般向けではなくFP向けだったからこそ踏み込んでお話しくださったと思いますし、120分でもまったく少ない時間であるという悩ましさからです。お金の仕組み・資産運用の考え方・各種制度の活用などの理解は大変な時間が必要だということの表れです。


 野尻さん、ありがとうございました!
 主催の栗本さん、お声がけくださり本当にありがとうございました!