アンテナが高くなるからこそ情報を取捨選択できる知識や知恵を / 2018年1月検定向けFP3級資格取得講座スタート!


 19(火)、京都リビング新聞カルチャー倶楽部主催「FP3級資格取得講座」第1回目の講師を務めました。

 今回で12シーズン目(計20回目)、火曜午前コース10時20分~12時10分、火曜夜コース18時30分~20時20分の110分の講座で、12月下旬まで14週連続(約3ヶ月)の長丁場です。

<第1回目の項目>
 はじめに
 ライフプランニングと資金計画①
 ・ファイナンシャル・プランニングの基礎、職業倫理、関連法規
 ・ライフプランの考え方
  ライフイベント表・キャッシュフロー表・バランスシート
 ・6つの係数
 ・住宅取得資金


 資格取得講座ではありますが検定とは関係のない脱線が持ち味(?)ですので、初回からしっかりたっぷり脱線しました。
 講座で使っている市販のテキストには書いていない、検定でも出題されない、でも実際の生活でたいせつとなる基礎的な考え方は私からの配付資料で準備しています。

 2回目以降多岐に渡る項目を学んでいくためにもファイナンシャルプランナー(FP)の本筋を知っていただく第1回目の講座といえます。

 具体的に1つ書くと、例えばキャッシュフロー表はこれからの学んでいく内容も踏まえるほうが作りやすくなると思いますが、ライフイベント表とバランスシートは考え方さえ分かればいつでも作れます。
 ぜひぜひ自分自身やご家族を当てはめて作ってみていただきたいです。今後の講座を受けていただくうえでも興味の範囲が広がると思います。

 FPを学ぶことで、実際の生活でのお金まわりの情報に対するアンテナが高くなることは間違いありません。アンテナが高くなるからこそ情報を取捨選択できる知識や知恵を得ていただくことが大事です。

 今シーズンもスタートです!!!
 皆さま、長丁場です。よろしくお願いします!


 <過去参照コラム>ファイナンシャルプランナー(FP)の役割とは

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 朝と夜の講座を同時に受け持つのは5シーズン目なのですが、同じ日に朝と夜もあるのは初めてです。

 同じ日に朝と昼、昼と夜の組み合わせは過去4シーズンありまして、空き時間がそれほど長くありませんから気にならなかったのですけれど、朝と夜だと朝の終わる12時10分から夜の始まる18時30分まで6時間20分もインターバルがあり、調整に慣れるまで数回は要すことになりそうです。振り替えが可能な講座ですから同じ進行が必要です。がんばらねばです。


 20(水)個別相談2件お受けします。


「お金の計画に関して妻と真剣に話ができるようになった」


 三連休の相談対応のまとめです。


 右京区のKさんが事務所へお越しくださいました。

 所得控除とiDeCo(個人型確定拠出年金)→iDeCoの税軽減効果→つみたてNISA(少額投資非課税制度)と非課税効果→家計管理とキャッシュフロー表→不動産と固定資産税→医療保障と高額療養費・傷病手当金・緊急予備資金→生命保障と遺族年金・団体信用生命保険→住宅ローンと住宅ローン控除・繰上返済の考え方→相続と贈与の仕組みという流れの幅広い初回相談となりました。

 帰宅されてからメールくださった内容が本質です。

 「今回の相談をきっかけに、お金の計画に関して妻と真剣に話ができるようになったことが大変うれしく思っております」

 大事です。大事すぎます。
 私のお手伝いなんて、いわば重箱の隅をつつくようなものです。もちろん重箱を組み替えたり、そもそもその重箱は必要なのか選択肢をお伝えしているとはいえ、ここにたどり着ければ気持ちのうえではすでに安心です。

 Kさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 大阪のTさんご夫妻のご相談をお受けしました。

 これまで住宅購入に関する資金計画相談を優先的にお受けし、今回は生命保険です。

 勤務先の福利厚生制度を改めて確認し、団体で加入できる商品のメリットとデメリット、民間の商品と比べると安い場合でもそもそも本当にその保障が必要なのかどうか、緊急予備資金(預貯金)の状況および今後の状況も合わせて一緒に確認を進めました。

 団体で加入できる商品のパンフレットを詳細に確認して理解できる人は多くないと思います。あの情報を見てウキウキワクワクしながら客観的にお話ししてしまう私は本当に変人の域です(笑) ご夫婦が喜んでくださったのが何よりも嬉しかったです。

 Tさん、奥さま、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 京都府内のKさんが事務所へお越しくださいました。

 勤務先で導入されている確定拠出年金の運用方針について改めて確認させていただきました。当時はいわゆる保守的な資産配分を選ばれました。数年を経て、経験値が増されたことでいわゆる想定利回りとリタイアまでの年数から、もう少し積極的な割合を増やすほうが良いかなと考えられたという経緯です。

 「ほら、伊藤さんに初めて相談したときのアドバイスでね」
 「覚えてくださってるんですね」
 「えっとあれは20年前でしたっけ?」
 「いやいや私たち今何歳ですのん」
 「じゃあ15年前?」
 「記録によると8年前です」
 「それだけしかたってなかった?」

 お付き合いが長くなってきたとはいえ、ちょっとおもしろすぎました。

 Kさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 台風は京都市の北の端をかすめていったような進路でした。風はたしかににぎやかでしたけれど、雨は一時に集中した以外はそれほどの量とはなりませんでした。大分や京都北部で浸水があったということで、自然の猛威というのでしょうか。ちょっとした違いで被害が変わってくるのはいつも怖いことだと感じます。


 19(火)本日より2018年1月検定向けFP3級資格取得講座(全14回)スタートです!


金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」読みました。


 2017年9月12日に公表されたばかりの8枚資料です。

 「つみたてNISA早わかりガイドブック」の公表について - 金融庁 報道発表資料 -

 マスコットキャラクターの最新つみたてロボット「T-213」(ニイサ)が随所に登場していて親しみを持ちやすい構成を強く意識していることが伝わってきます。

 投資信託を使った「つみたて(積み立て)」と、長期・分散・コストについて初心者向けを意識してまとめられています。金融庁が投資や運用に踏み込んだ資料を作るのは今回が初めて(?)だそうで、画期的な位置づけと言えそうです。

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 改めてお伝えしておきます。

 NISA(ニーサ)とは日本語で「少額投資非課税制度」です。

 この大前提となる説明が8ページのどこにも登場していませんでした。個人的にとても残念です。NISAを知っていることがこのガイドブックの前提なのだとしたら、難易度を上げてしまっています。


 次に、2ページ目の特徴として挙げられている4つのうち2番目に「運用利益が非課税」とありますが、その具体的な解説はありません。

 この資料では投資信託を毎月購入する「つみたて投資」を主眼に置いているのかもしれません。でも、非課税の効果をうたうのは金融庁の役割とは考えられていないのでしょうか。

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 私の個人的な考えです。

 NISAおよびつみたてNISAの最大の効用は、この「運用利益が非課税」です。
 これ以上でもこれ以下でもありません。


 つみたてNISAでは、最大で年間40万円の元手を使って基本的には投資信託を購入します。
 これが20年間にわたって「運用利益が非課税」になる仕組みです。

 そして、年間40万円の元手を20年間も出し続けることができます。元手の合計は最大で800万円です。


 1年目に投資信託を40万円分つみたて購入したとします。

 20年後に60万円に増えたとします。20万円の利益です。
 60万円で売却(現金化)したとき、つみたてNISAではなく通常の口座(特定口座)で購入していれば、この利益20万円に対して20%(現在は復興特別所得税がありますので正確には20.315%)の4万円が税金(所得税・住民税)として差し引かれ、56万円が手元に返ってくるんです。

 この例だと元手40万円が56万円に増えて嬉しいんですけど、4万円も差し引かれちゃうんです。これがつみたてNISAなら全額の60万円が手元に返ってきます。大きな差ですよね。


 これが年間40万円×20年の800万円分だとどうでしょう。
 同じように運用がうまくいき、20年で1.5倍になったとすれば1200万円、利益は400万円です。400万円の20%は80万円。せっかく増やせた400万円のうち80万円も税金で差し引かれて手元に残る利益は320万円です。

 800万円の元手で320万円増えていたら1120万円ですから十分に嬉しいとは思いますけれど、これが通常の口座ではなくつみたてNISAという仕組みを使っていれば1200万円というわけです。
 つみたてNISAを使っていたら80万円は差し引かれず全額を受け取ることができるわけです。とっても大きな差ですよね。


 もちろん20年で1.5倍なんて到達しないかもしれません。1.1倍程度かもしれませんし、受け取る直前にリーマンショックのようなことが起これば損が出てしまう可能性もあるわけです。
 考え始めるとパターンは多くありすぎるのですが、個人的にきっかけとなる第一は「運用利益が非課税」、これに尽きます。

 運用益を得るための大前提として「つみたて投資」の仕組みが存在することも理解しています。なので2本柱です。
 金融庁さんにはぜひこの非課税の仕組みを優しく解説するガイドブックの作成もお願いしたいです。

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 改めましてガイドブックの項目タイトルです。

 1.つみたてNISAの特徴を学ぼう!
 2.時間の分散(積立投資)について学ぼう!
 3.投資先の分散について学ぼう!
 4.長期投資の効果について学ぼう!
 5.手数料について学ぼう!
 6.分配金の影響について学ぼう!

 「つみたて投資」を学ぶガイドブックとしてはシンプルで分かり良いと感じました次第です。


<参照webサイト> 金融庁 NISAとは

<過去参照記事> 「つみたてNISA」使っていきましょう。

<京極・出町FP相談オフィシャルサイト> 資産運用相談


どれだけの方々がどのような理解度なのか


 今週のまとめです。


 左京区のNさんご夫妻が事務所へお越しくださいました。

 2回目の今回はiDeCo(個人型確定拠出年金)相談です。初回相談から少し間があきましたので、改めて税軽減の効果を知っていただき、質問もいただきながら金融機関選びのポイントや運用商品の選び方、リバランスの考え方についてご説明しました。

 詳細な前提条件をこちらが把握している状況でも説明に1時間半を要するiDeCo。加入者数と比率を毎月まとめていますが(リンク先は2017年7月末時点)、加入者のうちどれだけの方々がどのような理解度なのか本当に想像もつきません。
 Nさんから「知らないことばかりで、世の中にはいろんなシステムがあることの一端がわかりました」と嬉しい感想もくださいました。がんばらねばです。

 Nさん、奥さま、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 弁護士Sさんと打ち合わせを。

 数年前に大きな交通事故に遭われた相談者さんがおられます。相談者といっても主たる相談者はご夫婦で、事故に遭われたのはお子さんです。お子さんといっても成人されていまして、私は一度だけ元気なときの姿でお会いしています。

 弁護士さんは後見人を務めてくださっています。私は長期にわたる資産の管理をご夫婦から依頼いただいています。現時点における数字を整理し、今後必要となってくる対応の準備も進めていかねばなりません。

 Sさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 司法書士Yさんと打ち合わせを。

 遺言と家族信託と呼ばれる仕組みについて、どういった選択肢が現実的か私の相談者さんからの依頼での打ち合わせです。
 ご本人・ご家族がどうしたいのか、これこそが第一ですが、関係者(私たち専門家を除く)の負担は少ないほうが望ましいですし、コストの天秤も検討せねばなりません。

 最終的な判断はご本人です。でも、冷静に現実的に判断いただくための選択肢をきちんと知っていただく必要がありますし、私の存在意義はそこです。

 Yさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 実際の相談対応は多くありませんでしたが、メールや電話でのやり取り、そして資料作成や情報整理に多くの時間を使った1週間でした。

 この三連休は台風のようですね…。皆さま、気象情報はしっかり確認しましょうね。


カテゴリーごとにお勧め記事をピックアップ : 住宅購入・不動産編<その2>


 諸般の事情により、カテゴリごとに過去記事を振り返る投稿の第5弾の2回目です。


■住宅購入・不動産<その2>

 一戸建てとプラスαです。

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住宅の購入から10年後、 2016/07/18

 一戸建てに限りませんが、長期の視点を知っていただきたいです。


毎月13000円積み立てておく / 一戸建て修繕の実態調査結果 2016/09/13

 マンションと違って、一戸建てには修繕積立金のような明確な項目が存在しません。


いかに建物が基準を満たしていても 2016/05/13

 一戸建てと地震の件、設計士さんが熊本での大地震後に現地に入って調査された記事を取り上げています。一方通行な報道に踊らされないようにしたいものです。


不動産投資ではなく不動産事業です。 2017/03/16

 そして最後はこれです。
 いわゆる「老後不安」をあおった不動産投資セミナーはまだまだ勢いが弱まっていると感じません。記事中だけでなく、ことあるごとに書いていますが、不動産投資そのものを否定しているわけではありません。安易な不動産投資を強く否定する立場の私です。

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 前回の記事はこちらです。

 カテゴリーごとにお勧め記事をピックアップ : 住宅購入・不動産編<その1>

 今回で「住宅購入・不動産編」は完了です。