何とかしないといけないのは分かっているけど、どうしたらいいのかわからなかった


 今週の相談対応のまとめ(抜粋)です。


 18(火)午後、下京区のKさんのご相談をお受けしました。

 生命保障と遺族年金→医療保障と高額療養費・傷病手当金・所得補償保険→貯蓄型商品と掛け捨て型商品の違いと考え方→外貨と投資信託→資産管理と緊急予備資金、という流れで生命保険の見直しに関してのご質問をいただき、アドバイスさせていただきました。

 いわゆるリスク資産という考え方があります。預貯金とは異なって元金が増えたり減ったりしてしまう要素のある資産です。わかりやすいのは株式や投資信託、ドルやユーロなどの外貨も当てはまります。
 元金が増えたり減ったりしないもの、増えたり減ったりするもの、大きく分ければこの2区分です。増えたり減ったりするものであっても、短期と長期のとらえ方、そして人それぞれこれまでの経験からリスク資産ではないという判断があったりもします。でも、私が相談をお受けしている多くの方々にとっては2区分という考え方で大丈夫です。

 Kさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 19(水)午後、伏見区のNさんのお宅を訪問。

 半年にわたってお受けしてきました一連の対応も今回でほぼ完了です。

 正直に書いて、日々の生活で何か大きく変わったということは残念ながら(?)ほとんどないかと思います。ただ、日々の生活において何とかしないといけないのは分かっているけど、どうしたらいいのかわからなかったと後回しにされていた部分について、おおよそ整理がつきました。

 わかりやすいところでは、生命保険・火災保険・自動車保険であり、iDeCo(個人型確定拠出年金)を含めた資産運用であり、預貯金の管理であり、遠い将来を見据えた相続です。長くお付き合いが続くことになるかと思いますが、まずはひと区切りです。

 Nさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 20(木)午後、伏見区のYさんが事務所へお越しくださいました。

 ご本人の了解を得ていますので書きますが、離婚された後のご相談です。離婚された直後から不定期にアドバイスを求めてくださっていまして、もう数年経ちました。

 表現が難しいのですが、生活も落ち着かれ諸々の対応も完了されて私からのアドバイスもほぼ大きなところは完了しています。公的年金・生命保険・損害保険・今後のお金の管理方法など、当面は推移を見守る段階となりました。

 Yさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 21(金)滋賀リビング新聞社での公的年金とiDeCo(個人型確定拠出年金)の講座対応
 22(土)自主開催セミナー第9回目は相続です。
 23(日)滋賀リビング新聞社での公的年金とiDeCo(個人型確定拠出年金)の講座対応

 そうそう、今月の日曜日はラジオです!
 2017年4月の毎週日曜11時(再放送13時)からのラジオ番組にゲスト出演し「iDeCo:イデコ(個人型確定拠出年金)」についてお話しします
 もう4回目ですね。お聴きくださいませです。

 週末はこんな予定です。報告記事は週明けから順に書いていきます。


「そもそも社会的に続ける価値があるものですか?」「こうした状況をいつまでお続けになるつもりですか?」


 「資産運用ビジネスの新しい動きとそれに向けた戦略」における森金融庁長官基調講演(平成29年4月7日)
 ※ PDFファイル約340KB注意

 日本証券アナリスト協会 第8回国際セミナーというイベントで、金融庁長官による衝撃的な講演があり、全文公開されていますので少しピックアップしたいと思います。


 主には投資信託について取り上げられています。ぜひリンク先の全文も読んでみていただきたいです。
 
 投資信託は主には証券会社および銀行の担当者から勧められて購入される方々がほとんどかと思いますし、最近は金融仲介業(IFA)といって生命保険でいえば代理店のような形式で提案を受けておられる方々も増えてきているかと思います。

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■共通価値の創造

・顧客である消費者の真の利益をかえりみない、生産者の論理が横行 p1

・2707本ある日本のアクティブ型投信
  設定依頼2/3以上の期間で資金流入超
  ノーロード(購入時手数料ゼロ)
  信託報酬が一定以下
 これらを満たすのは5本 p2


■我が国の投信販売の問題点

・日本の投信運用会社の多くは販売会社等の系列会社
 系列の運用会社は販売会社のために売れやすくかつ手数料を稼ぎやすい商品を作っているのではないか p3


■顧客本位の業務運営に関する原則

・毎月分配型の投信は引き続き多く販売されている
 福利のメリットが享受できないことを理解してもらったうえで投資判断していただくのが顧客本位 p4

・正しい金融知識を持った顧客には売りづらい商品を作って一般顧客に売るビジネス、手数料獲得が優先され顧客の利益が軽視される結果顧客の資産を増やすことができないビジネス
 そもそも社会的に続ける価値があるものですか?
 金融機関・金融グループの中長期的な価値向上につながっているのでしょうか? p4
 こうした状況をいつまでお続けになるつもりですか? p5
 

■金融庁の課題

・金融商品は、その真の価値やコストが分かりにくいですが、「見える化」への努力を行っていく必要がある p6


■最後に

・これまでのやり方を続けていては、今後十年経っても二十年経っても何も変わらず、日本の資産運用業は衰退していくだけではないでしょうか。 p7


 ※ 講演録に出てくる「顧客本位の業務運営に関する原則」のリンクもご紹介しておきます。

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 いやー、すごいです。

 「そもそも社会的に続ける価値があるものですか?」
 「こうした状況をいつまでお続けになるつもりですか?」

 ここまで強い表現が使われている講演録です。しかも金融庁のwebサイトで公開されているんです。


 金融機関の営業担当さんは顧客に損をさせようと思っているわけではないでしょう。だって、損をさせてしまうばかりでは取引を続けてもらえないですから。
 そして、こうした流れでもうまく儲け(収益)を得てきた人が多い事実もたくさんあるでしょうから、一概にすべてがこうして強い表現を使われなければならないとも感じません。

 ただ、現場レベルではそうであったとしても、獲得した手数料でしか評価されない金融機関の制度は好ましいものではないでしょうし、他の比較対象は存在も知らせないままに今はこれを売りなさいという指示が出ているのも実際に耳にします。
 欧米のように低い手数料(消費者にとっては最適!)であれば日本において金融機関は収益を今ほどに稼げないということになるでしょうし、手数料で稼げないのであれば他の収益源を探す必要が出てきます。


 私が資産運用について相談をお受けするケースではプラスやマイナスは結果論としても、提案されている・保有されている投資信託の販売手数料と信託報酬(運営管理費用)は高額なものばかりで驚きを超えて感心してしまうほどです。

 百歩譲って仮に高額な手数料であっても顧客が常に利益を得ているなら、もしかするとここまで問題にならないのかもしれません。でも、こんな時代ですから決してそうではありません。

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 既に退職された元ベテラン銀行員さんから聞かせていただいたことがあります。

 「定期預金を預かってもごくわずかな収益なのに、投信だったら3%も稼げるんよ。保険だったら6%とか。嬉しかった覚えがあるよなー」


 答えは1つだと思います。

 消費者である私たち自身が知識と知恵を得ること。

 そんなことできないとおっしゃる場合には金融商品には手を出さないことです。金融機関の担当さんは良くも悪くも営業のプロです。良くも悪くも言葉は巧みです。


 「よくわからないものは買わない」

 改めて大原則だと感じますが、マイナス金利の時代ですから若い世代が将来に向けて資産を形成していくうえでは、金融商品の活用は必須だと考えます。さじ加減は難しいですし、ポジショントークとなってしまいますが有料のFP相談を対案として検討してもらいたいと願う次第です。
 ただし、気をつけないといけない点もあります。例えば京極・出町FP相談は「投資運用業」や「投資助言・代理業」の登録を受けていませんので、個別具体的な株式の銘柄や投資信託等をご紹介することはできません。ご承知おきください。
 金融商品の種類や手数料の仕組み、何を目的としていつに向けて投資・運用に取り組むのか、資産配分やリバランスの考え方などをお伝えすることは可能です。

 京極・出町FP相談 資産運用相談

 皆さま、いつもありがとうございます。



2017年GWの予定について


 2017年のGWは、5/1(月)と5/2(火)に休みを取れれば4/29(土・祝)から5/7(日)まで、9連休ですね。

 なかなか9連休とはいかなくでも5/3(水・祝)から5/7(日)でも5連休ですね。昨年のように2日と6日に平日があったりすると、仮に親が休めても子どもは学校あったりしますものね。皆さまのご予定はいかがでしょうか。


 京極・出町FP相談のGW前後の予定を公開します。今シーズンも今のところ、GW前まではおかげさまで予定が詰まっていますが、GWには余裕がありますのでご遠慮なくお問い合わせいただければと思います。

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 情報はすべて4/19(水)現在です。


・4/29(土) 終日×

・4/30(日) 要相談

・5/ 1(月) 午前〇・午後×

・5/ 2(火) 午前〇・午後×

・5/ 3(水) 終日×

・5/ 4(木) 午前〇・午後〇

・5/ 5(金) 午前〇・午後〇

・5/ 6(土) 要相談

・5/ 7(日) 終日×

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 「要相談」の日もお問い合わせいただければと思いますし、この記事の主旨は「GWは休みではなく相談をお受けしていますので、お問い合わせください」です。もちろん事前にご連絡をいただければ、これ以外の時間帯も対応可能です。

 せっかくの連休ですので余暇を楽しんでいただきたいとも思いますが、連休だからこそじっくり考えていただけること、確保できる時間があったりするかと思います。お役に立てそうなことがありましたら幸いです。


 <過去参照コラム>
 ・ファイナンシャルプランナー(FP)に相談できること。
 ・ファイナンシャルプランナー(FP)の役割とは

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 京極・出町FP相談 -お金にもセカンドオピニオンを-
 http://money-2nd.com


公的年金は「保険」


 公的年金保険に関して日本経済新聞の連載コラムの紹介です。
 (念のために書いておきますが、当然ながら執筆者は私ではありません)


公的年金の保険原理を考える

(1)積立型「貯蓄」でなく「保険」
 「現役世代による高齢者の扶養という営みを、個々の家族の中ではなく、社会全体で行うのが公的年金保険」「支給開始年齢以上の長生きが「保険事故」なのです」

(2)長寿の貧困リスクをカバー
 「引退が近い中年や高齢者世代にとって切実なだけではなく、高齢の親を扶養しなければならない若い世代にも身近な問題として大きく関わってくる」

(3)親の扶養リスクを平準化
 「兄弟姉妹の数や親の寿命という自分では全くコントロール不能な要因」「人生最大級の不確実性」

(4)老後の備え、貯蓄だけでは困難
 「将来の「人並みの暮らし」のコスト(老後の生活費の1年あたり単価)も分からない」いわゆる”生産物こそ重要”ですね。

(5)生産性向上と経済拡大が重要
 「肩車型社会での高齢者扶養が克服すべき課題であることは事実です。その解決策は、労働生産性の向上と経済の拡大にこそ求めるべき」

(6)「世代間の不公平」論は有害
 「世代間の不公平論は、誤っているばかりでなく、有害というべきでしょう」

(7)積立金、利点と問題点の両面
 「金融の不安定性を相当程度まで遮断し、しかも、ある程度の積立金によって大きな経済変動があっても一定期間は耐えられる日本の制度は、実はなかなかうまくできているのです」


 会員にならないと読めませんが、無料プランでも月10本まで読めます。
 「」は私が特に重要だと感じた部分です。
 前半はタイトルだけでも伝わります通り、公的年金は「保険」であることをしっかり解説されています。ここが大事です。


 執筆者である大妻女子大学短期大学部教授の玉木伸介さん、所属先の大学webでもこの連載の紹介がありました。
 短ビジ・玉木教授が日本経済新聞「やさしい経済学」コーナーに8回連載

 8回の連載でして、リンクは7回目までです。8回目の記事を検索でも見つけられませんでした。すみません。

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 公的年金保険に関するコラムではこちらもお勧めです。
 公的年金保険の誤解を解く - 希望・願望を込めた用語の読み解きを目的とした内容 -

 そして、こちらの本の感想記事がまだまだ私の中でホットワードです。
 ”ちょっと気になる社会保障 増補版”読みました。

 記事で紹介しています大学の教科書的な分厚い本を少しずつ読み進めています。玉木先生のお名前も登場しています。改めて権丈先生ものすごいです。



Skypeでも対面のような空気感



 先週の相談対応のまとめ(抜粋)です。


 10(月)午後、山科区のMさんご夫妻が事務所へお越しくださいました。

 確定申告に伴って今年度の社会保険料がどのようにかわっていくのか、そのために今から気にしておく必要のある項目を整理してお伝えするのが中心の対応となりました。

 いわゆる会社員である厚生年金・健康保険の対象者と、自営業者やリタイア後世代では社会保険料への影響が異なります。本当に複雑ですので、正直に書きまして私も確実に正しい金額情報をお伝えできている自信はありません。ただし、おおよその数字は間違っていませんし、将来を考えるうえではまずおおよそを把握できているのかどうかの違いは大きいです。

 あわせて自動車保険についても情報提供を。 simple is best が私の大方針です。

 Mさん、奥さま、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 11(火)午後、右京区のMさんが事務所へお越しくださいました。

 iDeCo(個人型確定拠出年金)とNISA(少額投資非課税制度)→家計管理と口座管理→高額療養費・傷病手当金と入院保険・がん保険・所得補償保険という流れのお話となりました。

 「お勧めはこれです!」とお伝えできれば納得感があって早く進めてもらうこともできると感じるのですが、残念ながら私の存在は答えを提示することではありません。考え方や選択肢を知っていただき、そのメリットとデメリットをおおよそ把握いただくことで、ご自身で決めていただかねばありません。そしてその決定内容について、きちんとサポートしていくのも私の役割です。なので、お互いに時間がかかります。すみません。でも大事なことです。

 Mさん、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 14(金)関東在住Hさんご夫妻の相談をSkypeでお受けしました。

 1回でも直接に相談をお受けしていましたら2回目以降は(遠方の場合)(もちろん面談での相談を推奨していますけれど)Skypeでも対応させていただいています。

 作成したキャッシュフロー表の見方や数字の根拠、変数と見通しなどをお伝えし、とても喜んでくださいました。ただ、数字はあくまでも今の数字です。これからどうしていくのかが大事ですし、今の数字にとらわれて生活から自由が奪われてしまうのは望むところではありません。

 表現が難しいのですが決して多くなくとも夫婦でそれなりに稼いでおられて、明確な浪費癖がなければ、ほとんどのケースで困窮することはないと感じています。でもそれを数字で明らかにするのがキャッシュフロー表です。
 難点は本当にかなり幅広い情報や資料をすべて準備していただく必要があるということです。情報や資料を読み解いて表に落とし込むのは専門性が必要です。ただ、準備はご自身でなければできないことです。ここのハードルが高いです。
 ですので、これだけ大量の情報を集めないまま平均値やイメージなどで作成されるキャッシュフロー表には意味があるのかどうか私は疑問を感じることが多いです。

 奥さまが少し気にしておられた点をズバリ言い当ててしまい、ご夫婦そろって苦笑いと大爆笑というSkypeでも対面のような空気感を大事にしています。

 Hさん、奥さま、ありがとうございました!!
 引き続きよろしくお願いします!!

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 17(月)終日事務所の予定です。