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医療費と公的医療保険についての記事のご紹介


 今回は公的医療保険(健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度)についてです。

 とても真っ当な記事が出ていましたのでご紹介します。





 2つめの記事の引用です。

日本の社会保障給付費の対GDP比が2040年で24パーセントという水準は、日本よりも高齢化率の低いフランスやスウェーデンが現在負担している水準よりも低いもの

そもそも技術的に最後の1ヶ月なんて、誰にもわからない

だいたい私の経験では、「This Time is Different(今度こそ違う)」と言うのは、不勉強だけれども、傲慢な人の常套句




 3つめの記事の引用です。

『健康寿命』という概念は、認知症や重度の障害者、病気を持っている「健康ではない個人」の生存権を侵害する危険があります


 健康寿命という用語に違和感があって使ってこなかったんですけど、こういうことも1つだったのかなーと気づけました。

病気が自己責任と誤認させる「生活習慣病」という用語の見直しを検討すべきであると主張し、とりあえずは「生活習慣関連病」への変更が現実的と判断


 生活習慣関連病、これから使っていきます。


 3つめの記事の中で紹介されていた参考資料です。

 喫緊の課題、「医療介護の一体改革」とは 忍びよる「ポピュリズム医療政策」を見分ける
 ※ PDFファイル注意

 リンク先のp3の前提は議論するためには大事ですし、p4~は権丈先生の著書「ちょっと気になる医療と介護」が詳しいです(感想記事は書けていません…)し、p8~「戯言への論破」を知っていれば根拠のない不安をあおる情報にまどわされなくなります。

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 今回も私の記録用記事の位置づけが強いのですが、本当に大事なことなのでこのブログをご覧くださっている希少な皆さんと共有できれば嬉しいです。

 新聞・テレビ・雑誌などで、明らかに解釈の違う信ぴょう性のない社会の仕組みではなく、実際の社会の仕組みを事細かに把握している必要はありませんが、適切な概要を知っていることは大事であることは間違いありませんし、このことこそが義務教育で社会保障を学ぶ機会があってほしいと何度でも書く私の主張の根幹です。



キャッシュフロー(CF)表に思うこと。


 キャッシュフロー(CF)表というツールがあります。

 収入と支出の見通しを立てることで、収支の見通し、貯蓄残高の推移を知ることができます。
 将来資金、いわゆるリタイア後資金の計画を立てたり、私の相談対応で言えば家の購入を検討されている相談者さんが作成を依頼してくださることが多いです。

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 こんな記事がありましたので、私のツイートで紹介します。


 サンプルとしてきれいな表が出ています。一目瞭然でインパクトも大きいです。

 ファイナンシャルプランナー(FP)向けに専用のソフトなども販売されています。私は自作のexcelなので、ここまできれいな見た目にはなりません。
 でも、大事なのは見た目ではなく数字です。いくらソフトが優秀でも、反映するデータが相談者さんの実態に合っていなければ意味がありません。


 例えば、生活費。いくら優秀な(?)FPであっても、相談者さんが実際に毎月どれだけのお金を使って生活しているか何の情報もなしに推測できるわけがありません。相談者さんにまとめてきてもらうしかありません。
 そのまとめてきてもらった数字がどこまで正しいものなのか。私の場合は、逆算で突き詰めます。明らかな数字を基に不確かな数字に根拠をつけていきます。ここが腕の見せ所です。

 例えば、将来受け取る公的年金。ねんきん定期便、これからの働き方、夫婦の場合のプラスアルファや遺族年金。公的年金に詳しいFPは多くない実感があります(すみません、根拠はありません)。今の年収という情報だけで、これまでもこれからも確認・試算しないまま将来の受取額をざっくり決めてしまうのは乱暴です。

 例えば、貯蓄残高。預貯金の残高だけが貯蓄残高ではありません。実はお金の貯まっているもの(商品・契約)が他にもあったりします。漏れなくピックアップしていかねばなりません。関連するツイートはこちらです。


 相談対応でバランスシート(家計の資産表)を作ると、口座の残高しか気にしておられないケースがほとんどで、思ったより貯まってたってことはよくありますです(ありますです。

 家計のバランスシートを考えるうえでお勧めは竹川美奈子さんのこちらの本です。
 ”あなたのお金を「見える化」しなさい~ビジネスパーソンのための新お金管理術~”読みました。
 ただ、約7年前の本なのでバランスシート以外の情報は今に合ってない可能性が…とツイートしましたら、返信もいただきました。


 竹川美奈子さんのたくさんの著書の中で、私のランキング1位はこの本なんです。新版、いつの日か実現されることを心より願っています。

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 話を戻します。

 FP3級や2級でもCF表は学びます。AFP取得にはCF表を作ってみる提出課題があります。
 でも、実際に正確性の高いCF表を作ることの難易度は相当に高いです。

 ここでいう正確性とは、作成したCF表の通りの将来という意味ではありません。実際に今もしくは直近で生活してきたことを正確に反映したことを始まりとしたCF表なのかという意味合いです。


 将来のことはわかりません。今がわからないのに将来のことなんてもっとわかりません。反対にいえば、今を明らかにしなければ将来が明らかになることなんてありません。今を明らかにしないままでも、将来が明らかになっていて結果として正確性があったとしてもそれは単に偶然です。偶然は当然に起こりますが、あくまでも偶然です。多くの人に当てはまるものではありません。

 これはCF表だけに限りません。相続も生命保険も資産運用も、まずは今、現状を知り、把握することでしか将来のことを考えるなんてできないです。
 だから大変なんです。今を正確に明らかにするのはとても手間がかかります。

 こんな私ですが、できる限りのお手伝いをしていきますので、お役に立てる機会がありましたら幸いです。



”日本経済が黄金期に入ったこれだけの理由”読みました。


 ”日本経済が黄金期に入ったこれだけの理由”(2018年10月5日 初版発行)を読みました。

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 著者は久留米大学商学部教授の塚崎 公義(つかさき きみよし)さん。facebookはこちら。個人アカウントのようですが、全公開かつ投稿頻度も高いのでリンクをご紹介しておきます。
 塚崎さんとは面識がありませんが、SNSで共通の知り合いが多いようでお名前をよく拝見します。興味深いタイトルの本でしたので手に取ったという経緯です。


 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■悲観バイアスに囚われるな -はじめに p2~
■「明るい未来」の予言は自己成就すると信じよう -おわりに p212~

・多くの物事には良い面と悪い面があります。それなのに、読者はいつも悪い話ばかりを聞かされているのではありませんか? p3
・「大丈夫です」と言うだけだと、何も考えていないような誤解を人々に与えますし、そもそも話が面白くありません。(中略)不幸な話のほうが興味深く聞いてもらえるのです。 p5


 この本で驚かされるのは「(笑)」という記述の使われている頻度です。こういった本で使われるケースは少ないと感じます。「はじめに」を読んでいて最初に出てきたときは「この本、大丈夫か?」と思ってしまいました。
 でも、読み進めていくとわかります。塚崎さんの文章スタイルだったんです。そして、「(笑)」が使われている理由も説明がありますが、それがよく伝わってくる内容です。
 私もこのブログなどで当たり前に「(笑)」は使いますので、あまりつっこみたくはないのですが(笑)、とはいえちょっと使い過ぎでは!?と感じるほどです。

 著者名とタイトルを見て、ちょっと難しい話かなと感じられるかもしれませんが、「はじめに」と「おわりに」をまず読んでみてもらいたいです。読んでみたいと思える動機付けがたくさん書かれています。


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■1章 バブル崩壊後の日本経済が長期低迷にあえいだ理由

・人々が勤勉に働いて倹約をしたから財政が赤字になった p24
・賃金低下でデフレが起こり、スパイラルに陥る p32~
・【補論】低成長が””長引いた理由を考える p40~


 「おわりに」でも触れられている労働生産性について書かれています。日本は労働生産性が低いという論調は私も数年前までは信じていました。報道の通り、長時間労働に起因しているのだと思っていました。実際にはそんな簡単な話ではないのに、そんな論調しか報道されなければ信じてしまって不思議ではありません。でも、違うんです。


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■2章 日本経済を蝕む病巣は「労働力不足」で快復する

・2000年のITバブル崩壊よりもリーマン・ショックのほうがはるかに深刻な不況だったのに、日本の失業率は同じだったのです。 p49
・非正規労働者の正社員への登用が進むと、統計上は正社員の給料が下がったように見える場合があります。 p53
・【補論②】「過剰サービス競争」の沈静化を期待 p70~
・【補論③】アベノミクス5年で上がらなかった物価が、これから上がると考える理由 p74~


 あおられた見出しだけではなくデータをきちんと読み、そのデータの背景を知ることのたいせつさがわかる章です。

 
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■3章 財政破綻せず。ゆえに性急な再建策はいらない

・財務省は「財政赤字が大きすぎると、将来財政が破綻する可能性がある」とは言っていません。 p84
・財政赤字の問題点は「人々が財政破綻を恐れてバタつく」こと p85~
・財政破綻の定義をしないと議論にならない p86~
・【補論⑤】国債暴落をシミュレーションする p106~


 痛快な読み物です。世の中の悲観論者の方々が発している内容が滑稽に見えてきます。この章だけでも多くの人に読んでもらいたいです。


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■4章 じつは、とても素晴らしい日本的な経済システム

・【補論②】日本の労働者は素晴らしい p142~


 この章は補論②を先に読んでから元に戻って読み進めることをお勧めしたいです。1章ともつながってきます。


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■5章 30年後にぶつかる難題に備え今すべきこと、考えるべきこと

・「毎年の新生児の数で年金額を増減する」と約束すれば、高齢者は少子化対策に熱心な政治家に投票するようになり、政治家も少子化対策に熱心になるでしょう。 p148
・子ども手当を月額10万円支給する p150~
・保育園の待機児童問題を解消する p152~
・とくに高税率を課すべきは、配偶者も子も親もいない被相続人の遺産 p168~
・「誰に我慢してもらうか」をしっかり考える p181~

 
 残念ながら実現されそうにないことばかり書かれているのですが、読んでみるとなるほど理にかなっています。子ども手当と保育園のことも項目名は普通ですけれど、本文は秀逸です。特に保育手当と自治体での選挙のことはなるほどと思ってしまいました。


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■6章 大災害、AIの発達…覚悟すべきサブシナリオ

・英語の勉強が不要になれば、日本人の競争力は高まる p190~
・完璧な防災は不可能だが、減災の努力は必須 p195~
・【補論】人工知能の時代に、人間に残される役割を考える p208~ 


 英語の件、私はずっとそれを待っています。新卒で勤めた会社から転職して以降、今で15年以上たちました。英語を使う機会は普段ありません。事務所や自宅の近所に住むご家族で英語圏の夫や妻はおられますけれど、皆さん日本語が堪能です。京都ですのでスペイン語・フランス語・中国語などで道を聞かれることは時々あります。でも、道案内程度は最低限の英語で可能です。広い意味でのコミュニケーションは近い未来にあるのだと願っています。


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 仮に多くの人がこの本に書かれている方向性を(すべてとは言いませんが)理解して生活し、発信し、投票したとすれば、とっても快適な世の中でしょうし、そうなることでさらに生まれてくる課題や技術や思考が楽しみに思えます。

 という起こりえない妄想にかられますけれど、前向きになれる本です。こんなにも余地があるんです。長く平行線をたどったり、時には後退したり、でも少しずつ変わっていく未来を楽しめるなんて良い人生ですよね。この素晴らしい人生を生きていくうえで、良い意味でさまざまな考え方があると知れる本です。お勧めです。

 

 日本は捨てたもんじゃないです。むしろ良いです。一緒に楽しみましょう。

 長文をお読みくださり、ありがとうございました。


不妊症に関する連載のご紹介


 私の記録用の記事です。



 「FET(凍結解凍胚移植)、ICSI(顕微授精。凍結解凍胚移植を除く)、IVF(狭義の体外受精。顕微授精や凍結解凍胚移植を除く)」
 「2015年には約42万4000件の体外受精が行われたとされ、5万1000人の赤ちゃんがこの方法で生まれている」




 「治療が難しい場合もあるかもしれませんし、そもそも、担当の医師との相性が合わないこともあるかもしれません。どうかご自身の良き相談相手となる主治医を見つけてほしい」
 「プライベートな悩みだからこそ、不妊の不安があったら、不正確な情報に惑わされることなく、産婦人科を受診してみてはいかがでしょうか」




 「排卵された卵子の生存期間がおよそ1日なのに対し、精子の生存期間は最大7日間程度あるため、精子が排卵を待ち構えておけるように排卵前になるべく多くの性交渉を持てるのが良い」
 「体外受精などの不妊治療でも効果が出ないことが多いことも事実ですが、不妊のクリニックを受診される前に、可能であればたくさんセックスすることをお奨めします」

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 執筆者である産婦人科医、菊地 盤(いわほ)先生とお話させていただいたことがあります。医療関係者を対象とした「がんと生殖」というテーマの研修会に、とあるご縁がありましてお誘いいただき、その際の講演者のお一人でした。真摯で真っ当て物腰の柔らかいお人柄から信頼性は非常に高いと言えます。

 これまで私がお受けしてきた相談で、不妊治療と長年向き合ってこられたご夫婦はほんのひと握り(のはず)です。怪しげな情報ではなく、信頼性の高い情報をお伝えするのも私の1つの役割です。ご参考になりましたら幸いです。


 ちなみに、いわほ先生の盤という字。お父さまも産婦人科医で、何と胎盤(たいばん)の盤だそうです。産婦人科医になるべくしてなられたと言えそうです。


でも、そうありたい / 連載「朝起きたら、横にいる夫が突然死んでいた日の話」のご紹介


 印象に残った連載をご紹介します。









 2つめのリンク先の引用です。
 

別の僧侶は、「死別してまだ間がないのだから、楽しそうにしない方がいい。後ろ指を差されるから」と、忠告してくれました。これにも、「配偶者と死に別れた人は笑うことも、楽しむことも許されないのか」と、びっくりしたものです


 私は身近な人を亡くした経験はありません。最も近いので祖父母くらいです。

 でも身近な人を亡くされた相談をお受けしたことは何度もあります。
 自分自身が経験していないので一概に言い切るつもりはありませんし、言い切ることはできないことをわかったうえで書きます。


 さまざまな事情で先に旅立たれた身近な人は、この世に遺った(遺した)身近な人が悲しい顔をして暮らしていくことを望んでいないと思うんです。

 常に無理に笑顔を作る必要はないです。でも、常に悲観的過ぎるのはよくない。このように信じています。


 もちろん私だって妻や子どもが仮に私より早く亡くなってしまったら、どんなことになるのか想像もできません。ここで書いていることをしっかり実践できるかどうかなんてわかりません。でも、そうありたいと思っています。