「なにより運用のことを考える時間がムダ」


 記事のご紹介です。(ツイッターの投稿リンクです)
 投資や資産運用の考え方について、シンプルに知っていただけます。







 登場されている御三方の本の感想記事もご紹介しておきます。

・水瀬ケンイチさん
 ”お金は寝かせて増やしなさい”読みました。
・山崎元さん
 ”学校では教えてくれない お金の授業”読みました。
・竹川美奈子さん
 ”税金がタダになる、おトクな 「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門”読みました。

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 私、京極・出町FP相談の方針を知っていただくのはこれらの記事をお勧めしたいです。

社会保障(社会保険)の理解があってこその投資・運用
「これだけ知識があれば、たくさん得しそうで資産運用で儲けられそう」

 リンクの紹介ばかりで申し訳ありません。

 裏を返せば投資や運用について、少なくともこれだけの情報が必要だということです。
 「儲かります」「増えます」という端的な言葉を信じて投じたお金が増えたとしたら、それはたまたま運が良かったと思っていただいて問題ないと感じることが多いです。

 いつも書く大原則です。
 複雑なものは不要です。身内(家族)に説明できないもの(金融商品)の購入はお勧めできるものではありません。
 複雑なものは一般的にコストが高いです。コストは確定したマイナス要因です。増えるかどうかは確定していません。

 ご参考になりましたら幸いです。


”お金は寝かせて増やしなさい”読みました。


 ”お金は寝かせて増やしなさい ~インデックス投資の入り口から出口戦略まで一挙解説!~”(2017年12月18日 第1刷発行)を読みました。

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 著者はインデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチさん(ハンドルネーム)。ツイッターはこちら

 水瀬さんとはツイッターで交流があります。


 3月9日に新聞広告を見かけましたのでお伝えしたところ、ブログ記事でも使ってくださいました。
 新聞広告掲載で、株式投資・投資信託カテゴリ ベストセラー1位に返り咲き

 水瀬さんは資産運用に関して超専門家の域に達しておられるのは間違いないですが、普通の会社員さんです。残念ながらお会いしたことはありません。いずれどこかでお会いできる機会もあると思っています。


 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■プロローグ 私がたどり着いた「寝かせてお金を増やす方法」

・インデックス投資の長期実践者が少ないのはなぜ? p12~

■エピローグ 寝かせて増やすことはつまり人の未来を信じるということ


 私が投資信託と出会ったのはFP3級資格を取得してメーカーを退職し、厚生年金基金を当時の個人型DC(確定拠出年金:現iDeCo)へ引き継ぐ手続きを進めたとき、2007年の夏~秋です。
 iDeCo以外、証券会社で直接インデックスを買い始めたのは2008年の冬~春。ただし、当時は今に比べるとかなり少額でした。今となってはあの時から今と同じくらいの額で積み立てをしてればなーという感想です。

 早いもので私も10年経験者です。だからこそ相談対応でもお伝えできることが多いと思っています。


 そして、多くの本にも言えることなのですが、プロローグの後すぐにエピローグも読んでから本文に入ることをお勧めしたいです。読み進めるにあたっての強い動機付けになると感じることが多いからです。


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■第1章 金融のど素人でもプロと互角以上に叩ける「インデックス投資」

・すぐに大儲けできない p38~
・アクティブファンドのほとんどがインデックスに勝てない皮肉な現実 p41~
・いざ始めてしまえば、やることはほとんどない! p48~
・なぜ、銀行や証券会社はインデックス投資をすすめないのか? p50~


 興味を引くうまい項目のタイトルだと感じます。いくら内容が良くても、ここがあんまりだとこれだけ多くの方々が手に取ることはないと思います。僭越ながらすばらしいです。


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■第2章 寝かせて増やすインデックス投資の実践法

・インデックス投資を始める前に最低限しなくてはいけないこと p56~
・インデックス投資でいちばん大切なのは自分のリスク許容度を知ること p64~

・あとはひたすら積み立てて寝かせて増やすだけ! p110~
・楽ちんだけど、年に1回だけやった方がいいこと「リバランス」 p112~


 この章にはファイナンシャルプランナー(FP)の名称が出てきます。
 2つ引用します。

節約は本書の主旨ではないので、そこはファイナンシャル・プランナーなどの節約のプロにお任せしたいと思います

 p57

ファイナンシャル・プランナーやロボ・アドバイザーが「あなたの最適なポートフォリオを提案します」と契約を迫ってくるかもしれませんが、あまり期待できません

 p65

 1つめは何とも言えない難しいところです。
 生活に関わるお金の相談を受けていますので、さまざまな家庭・家計を目にします。その経験から確かに節約ポイントのような視点は生まれます。でも、FPの本筋はそこじゃないんです。
 <過去参照コラム> ファイナンシャルプランナー(FP)の役割とは
 ファイナンシャルプランナーは節約アドバイザーではありません。

 2つめはFPというよりも厳密にはIFA(証券会社の代理店)かなと感じます。
 <過去参照記事> 違うという事実なんです。
 IFAの方々もFP資格を持っていればFPと名乗りますから一般にはその区別はつきません。はぁ…悩ましいです。


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■第3章 おすすめの金融機関&口座開設の手順と気になるNISAとiDeCo

・iDeCo(個人型確定拠出年金)はあくまでも「年金」であることを忘れずに! p141~


 水瀬さんは将来資金という意味において「年金」と略されていると読み取りました。本文中にも出てきていますが、世の中にあふれている「私的年金」という用語の存在が悪だと私は思っています。

 「年金」という用語には「分割して受け取る」という意味しかありません。
 「公的年金」は保障の仕組みです。
 <過去参照コラム> 年金という用語は公的年金保険だけに使って欲しい
 <参照ブログカテゴリ> ねんきん

 また、iDeCoは分割受け取りだけでなく、一時金受け取りも選べます。
 確定拠出年金との名称ではありますが、私の立場としましては「年金」ではなく「自分で作る将来資金」です。
 <過去参照コラム> 掛金全額所得控除のものすごさ 自分でつくる将来資金!個人型確定拠出年金セミナー

 皆さま(誰?)、よろしくお願いいたします。 


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■第4章 始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい

・損益で一喜一憂する凡人から抜け出そう! p148
・相場が暴落したらどうすんのよ!? p171~
・相場が好調なときにこそ「リスク許容度の確認」をすべし! p173~


 刺激的な項目タイトルです。
 この章の内容は本当にたいせつです。


 これです。大事です。


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■第5章 涙と苦労のインデックス投資家15年実践記

・2004年 ロクなインデックスファンドがなかった時代 p208~
・2008年 ガー(;゚Д゚)ーン!! まさかの大暴落! p216~
・2009年 まさかのV字回復! キター(゚∀゚)-!! p222~


 すごいです。歴史書です。
 つみたて投資を始めている人、始めようとしている方々はこれから先に相場の低迷や大暴落があったとき、この章を読み返すことで売却せずに踏みとどまれると思います。繰り返します。すごいです。
 

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■第6章 貴重情報! インデックス投資の終わらせかた

・インデックス投資の出口戦略③「必要になったら必要な分だけ取り崩す」 p257~


 第2章で2ページだけ取り上げられているリバランスも、ページ数を増やしてこちらで触れてもらいたかったというのが個人的な要望です。


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■購入者特典
 国内インデックス投資黎明期の嘘偽りなしの黒歴史!(PDF)


 この数年のコスト競争には驚きを通り越して驚愕です。

 私は2008年以前を経験していません。いわゆる「昔が良かった」の反対で、「今のほうが(圧倒的に)恵まれている」を疑似体験できます。必読です。


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 出版社で特設サイトもできていました。
 『お金は寝かせて増やしなさい』特設ページ
 プロローグやマンガ(コミック)の冒頭も読めます。


 将来に向けてコツコツと資産形成していくにあたり、この本をきちんと読み込めて内容をおおよそ理解できて実践できる方々は、金融機関や代理店(IFA)はもちろん、資産運用アドバイスに特化したFPのアドバイスは不要とさえ言い切れるほどの存在です。

 私のポジショントークとして、資産運用に特化した専門家ではなく、公的年金をはじめとした社会保険(社会保障)に明るかったり、住宅ローン・生命保険や家計管理、そして相続に至るまで「生活に関わるお金の話」を総合的にアドバイスできるFPの役割には影響ないと安心しました。

 

 表紙にも使われているイラストと同じ、背表紙を外したときに出てきたお金が寝ているイラストも良い感じでした。

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 水瀬さんの本は以前にも感想を書かせていただきましたのでご紹介します。
 ””全面改訂ほったらかし投資術”読みました。

 金融機関や金融商品の選択をはじめ、投資や運用は自己責任でお願いします。

 長文をお読みくださり、ありがとうございました。


”税金がタダになる、おトクな 「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門”読みました。


 ”税金がタダになる、おトクな 「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門”(2018年1月24日 第1刷発行)を読みました。

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 (自分で購入し、いわゆる献本もいただきましたので2冊持っています)

 著者はいつもお世話になっているLIFE MAP,LLC、ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さん。facebookページはこちら
 著者累計45万部!すごいです!!


 2018年から始まった「つみたてNISA」の解説本です。いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■はじめに
■第1章 つみたてNISA(積み立て型のNISA少額投資非課税制度)ってなに?

・つみたてNISAって、どんな制度? p22~
・口座開設できる期間・非課税期間はともに20年 p49~


 シンプルに深く、制度を知ることができます。竹川さんの本は普通の方々が読みやすい表現を意識的に使っておられるのが良く分かります。
 それでもやはり唐突に専門用語が出てきてしまうことがあるんです。これを回避するにはもっともっとページ数の多い本になってしまうことを意味しますし、制度の解説なのか資産運用の用語解説なのかわからなくなってしまうので難しいところです。

 この記事の最後に紹介するような竹川さんの別の本もあわせて読むと、全体として理解が進むように思います。何か自分自身で学んでみたいと思われるようでしたら、手前味噌ながらFP3級でしょうか。基礎知識を幅広く学べるので良い選択肢だと思います。

 <参照カテゴリー> FP3級講座


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■第2章 改めて「一般NISA」ってどんな制度?

・5年をはさんで「移換時の時価」が新たな取得価格になる p77~
・一般NISAの変遷をおさらい p87~


 一般NISAの存在がすべてを複雑にしてしまっています。この本をきちんと読み込めばその違いもよくわかるのですが、普通の生活者の方々がその違いを理解できる必要があるのかどうかで考えれば、その必要性が高いとはどうしても思えません。

 将来に向けて資産形成の必要な若い世代、いわゆるリタイア後世代でもこれまで投資や運用に取り組んだことのない方々、これらはつみたてNISA。
 株式投資など一括での資金投入の経験があり、今後もそれを楽しみたいと思っておられるような方々は一般NISA。
 大雑把にこんな区分けで良いように感じている私です。乱暴にまとめることになりますが、この区分けで良ければ両方の制度を詳しく理解できている必要はありません。
 

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■第3章 つみたてNISA・一般NISAをどう活用する?

・金融資産全体で運用を考えよう p104~
・資産配分を考える上では(中略)ファイナンシャルプランナーに相談したりする方法もあります。 p106
・つみたてNISA 運用期間を長く取れる人は株式を中心に p116~
・過去に積み立てをしていたらどうなっていたか? p136~
・押さえておきたいこと3つ p150~


 この章こそが、竹川さんの真骨頂でしょう。第1章と第2章の制度のことよりも、投資信託を使った資産形成に取り組むにあたって重要なのがこの第3章です。「はじめに」を読んだら次にこの章をお勧めしたいです。


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■第4章 案外重要! 金融機関選びのポイント

・金融機関を選ぶ上での注意点 p170~


■第5章 つみたてNISA&一般NISA丸わかりQ&A

・「お金とのつきあい方や投資スタイルは、その人の生活や価値観に収れんしていくのだな…」 p208


 かゆいところに手が届くとは、この2つの章のためにある表現です。
 ドアノック制度(p171)となってしまわないことを私も強く願うばかりです。


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■おわりに


 第3章p116とあわせて、投資の本質が端的にまとまっています。
 何ために投資性商品(ここでは投資信託)と向き合うのか、大事すぎる内容です。


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 何事も制度ありきではありません。
 でも制度を知らないと優先順位を判断できない。
 つみたてNISAという制度を知るうえで初めに手に取りたい本です。

<追記>
 竹川美奈子さんのblog記事リンクです。
 様々なブログで『税金がタダになる、おトクな「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門』をご紹介いただきました
 私のこの記事も紹介くださっています。他のブロガーの方々のリンクもありますので、ご参考になりましたら幸いです。

 

 竹川さんの本はこれまでたくさん感想を書かせていただいています。
 今回の内容と関連する書籍を3つご紹介しておきます。

 ・”一番やさしい!一番くわしい!個人型確定拠出年金iDeCo活用入門”読みました。
 ・”一番やさしい! 一番くわしい!はじめての「投資信託」入門”読みました。
 ・”臆病な人でもうまくいく投資法”読みました。

 お役に立つ情報になっていましたら幸いです。
 金融機関や金融商品の選択をはじめ、投資や運用は自己責任でお願いします。

 長文をお読みくださり、ありがとうございました。


「2018年の世界経済・市場展望」受講してきました。


 6(土)有料のセミナーを受講してきました。

 2018年の世界経済・市場展望

 主催・講師はブーケ・ド・フルーレットの馬渕 治好(まぶち はるよし)さん。
 facebookページはこちら


 馬渕さんとは今回初めてお会いしました。共通の知り合いが多く、以前に著書2冊の感想も書かせていただいたことがあります。
 ・”ゼロからわかる 時事問題とマーケットの深い関係”読みました。
 ・”投資の鉄人”読みました。<共著>


 勝手ながら配付資料のタイトルをご紹介します。

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~ タイミングが不明確だが、目先は米国発の波乱を予想、2018年全般は実体がサポート ~

1.世界経済のポイント
2.主要市場見通し
3.今後の日経平均予想図
4.先進諸国の株価推移
5.新興諸国の株価推移
6.新興国はITなどの活用で離散型インフラへ

<米国>
7.米国の景気拡張期間は長いが…
8.主要な経済指標同行
9.住宅取得能力指数
10.雇用者総賃金の伸びは安定
11.エネルギー価格は遅れて持ち直しの動き
12.米国の景気から推し量ると、長期金利は上昇
13.米国株式のPER
14.低格付け債の動向
15.VIX指数の推移
16.購買力平価から見ると、そろそろ水準はいいところ?
17.内外金利差分析(米ドル)
18.積み上がり過ぎている円の売り残高

<中国>
19.「二正面作戦」は成功するか?
20.中国の景気を豪州から見ると…
21.失業率は2015年後半から主に改善した
22.ユーロ圏の失業率は高水準だが改善傾向続く
23.ドイツ企業の景況感は足元の好調さが牽引

<日本>
24.所定外労働時間が増加に転じる
25.雇用増もパートタイムから正社員へ
26.消費者態度指数の動向
27.賃金動向は何を意味しているのか
28.世界の実質経済成長率はじわりと回復
29.世界の貿易量は回復へ
30.金額と数量で見た日本からの輸出の伸び
31.2017年以降、投資が増勢へ
32.最近の日本市場の予想PER
33.上方修正続くEPS(一株当たり利益)予想値
34.海外短期筋の先物買い主導か
35.直近では日経平均とマザーズ指数が乖離
36.高ROE(自己資本利益率)銘柄は逆境に強いが順境に弱い

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 これでもすべてではありません。圧倒的な情報量とその情報のとらえ方をこんこんとお話しくださる濃密な2時間半と1時間の質疑応答でした。ひと言、すごかったです。


 印象に残ったフレーズです。

・天底荒れる
・ゴールデン60's
・専門家にとって天気予報も投資情報
・資金のもっていきどころ
・大きくぶれないと思い込んでいることが危うさの前兆
・ブレーキとアクセル
・買われすぎと売られすぎの基準


 数字で変化を見極め、根拠をもって予測することの極みを目にした気がします。

 私は運用や投資のプロではありませんので、今回のような経済指標を常々チェックできませんし、しようとも思っていません。
 でも、私だって相談者さんの情報(数字)を深く確認し分析し、予測や選択肢を伝える意味合いにおいて、同じだなと感じました次第です。

 懇親会にも参加させていただき、馬渕さんの温厚なお人柄を知れたのが嬉しく、また情報(数字)とは高額なのだと改めて感じさせられました。今回のような膨大な数字と意見をたった4000円で聞けるなんて格安すぎます。


 正直に書きまして、私の相談を受けてくださっている方々には必要性の高くない情報です。(私でさえ常々押さえておく必要があるとは思っていません、すみません)

 ただし、視点は大事です。大事すぎます。

 経済用語、専門用語はある程度の知識がないと受講してもついていけない可能性がありますが、丁寧に解説してくださいますし、誰もが気軽に受講できる内容です。
 定期的に長く開催されていますので、今回の受講者のうち初参加は約1割ほどだったようです。やはりこんな内容ですから常連さんの平均年齢は高かったです。でも、景気・経済の流れは若い人こそ聞いておきたい内容です。

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 馬渕さんのマスコミ・セミナー等のスケジュールです。
 テレビにもよく出ておられますので、ぜひ一度!

 事前の案内メールなどの丁寧さにも驚きました。
 馬渕さんのお人柄だと思います。

 馬渕さん、ありがとうございました!!


社会保障(社会保険)の理解があってこその投資・運用


 興味深いコラムを見つけましたのでご紹介します。

 ファイナンシャル・アドバイザーに関する4つの俗説と1つの事実

 バンガードという米国の運用会社のwebサイトのコラムです。
 英文がシンプルに訳されていますので日本語としては少し変な部分もありますが、5つの「俗説か事実か」はたくさんの人に知ってほしい内容だと感じました。

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1.ファイナンシャル・アドバイザーは、あなたの資産をパフォーマンスの低い銘柄から、パフォーマンスの高い銘柄へと導くべきである。

2.ファイナンシャル・アドバイザーは、あなたの口座残高と運用パフォーマンスにのみ注目する。

3.ファイナンシャル・アドバイザーは、市場が変化するたびにポートフォリオを変更するようなことはしない。

4.あなたのポートフォリオに、いま一番人気の銘柄が含まれていない場合、あなたのファイナンシャル・アドバイザーは良い仕事をしていない。

5.ファイナンシャル・アドバイザーが必要とされるのは、あなたのポートフォリオが複雑な場合だけである。

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 5つの質問について俗説か事実かの答えはコラムを参照いただきたいのですが、そもそもこの5つの質問の意味を理解するためにも一定の知識が必要でしょう。投資や運用の土壌が豊かではない日本において、正直に書いて理解できる人はかなり少ないと感じます。

 日本でいうところの「ファイナンシャル・アドバイザー(FA)」とは、銀行員さんが昇進・昇格・昇給のために取得される資格の1つとしての位置づけと、最近は「IFA」(リンク先はSBI証券運営のサイト)といって証券会社の代理店の位置づけとしての独立系(Independent)投資アドバイザーという使われ方も出てきています。

 運用系に強い、言い方を変えれば運用系に偏りがちな専門家だと私はとらえています。



 今回の5つの質問は私にとっても投資・運用に関する基本中の基本です。
 投資・運用に関する基本の前提としては、ファイナンシャルプランナー(FP)の知識を土台とした社会保障(社会保険)の情報が必須です。

 相談者さんが社会保障(社会保険)を理解している前提に立っているなら、投資・運用のアドバイスの専門家は意味深い存在です。
 社会保障(社会保険)の理解なしに、投資・運用のアドバイスに特化した専門家は私にとって前提を満たさない存在です。

 趣味として、娯楽としての投資・運用は否定しません。
 自分自身や家族のたいせつな資産形成の手段として、普通預金や定期預金に代わるお金の置き場としての投資・運用は社会保障(社会保険)の理解があってこそです。


 <京極・出町FP相談オフィシャルサイト> 資産運用相談
 <参照ブログカテゴリ> ねんきん

 いつもながらのポジショントークを失礼しました。