コラム「京都市では平成30年4月1日から自転車に乗る場合、保険の加入が必要です」書きました。


 約3ヶ月ぶりにコラムにまとめました。

 京都市では平成30年4月1日から自転車に乗る場合、保険の加入が必要です。

 コラムでもリンクをご紹介しましたが京都市のサイトは資料もQ&Aも含めて、よくできていました。
 

 コラムには書いていないことを2つほど。

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■補償の範囲

 例えば夫婦と子ども2人の家族だとして「4人とも加入が必要ですか?」という質問です。

 厳密な答えとしては「加入されている保険の内容を確認してください」となってしまうのですが、いわゆる個人賠償責任保険の場合は夫か妻が加入していれば同居している親族は補償の対象となります。

 また、家族は京都に住んでいて大学生の子どもが関東で一人暮らしをしている場合なども、別居の未婚の子も対象ですから夫か妻が加入していれば大丈夫です。

 表現が難しいのですが、最近はさまざまな家族のカタチがあります。例えば内縁の配偶者は対象になるようですが、単に同居だけで親族でなければ補償の対象とならないケースもありますから気になる場合は必ず保険会社か代理店の担当さんに確認してください。

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■義務化についての「実効性の確保策」

 罰則はありません。でも「保険加入促進の実効性を確保するため、関係事業者の皆様に各種取組に御協力いただきます」ということで次の4点が興味深かったです。


・自転車通勤・通学を認める事業者・学校

 学校で団体の保険に加入するケースがあります。かなり格安で多岐にわたる補償が整っているセット商品であることが多いように思います。ただし、自転車事故による相手への補償に限れば、一家で1つ加入していれば重複は不要です。


・不動産関連業者(宅地建物取引業者、賃貸住宅の管理を業とするもの)

 賃貸契約において火災保険への加入は通常必須です。コラムで書きました通り、少額短期保険には注意が必要なのと、更新漏れにも注意が必要です。2年に1回案内が届く程度で、それほど手厚いサポートで継続案内があるケースは多くないように思います。


・自転車小売等業者
・駐輪場管理業者

 個人賠償責任保険とは別で「自転車保険」への加入が必須だと惑わされないように注意が必要です。「よくわからないから念のために入っておこう」でも致し方ないのかもしれませんが、そうならないように加入内容は整理しておきたいものです。

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 個人は2018年4月からですが、「業務で自転車を利用させる事業者」は今年2017年10月から先行して義務化されます。

 以前より私の例でいえば介護事業者さんから質問をいただき、介護事業の賠償責任保険でカバーできている説明をさせてもらったことはありますが、地域密着型の事業者さんで自転車を使われるケースは多いでしょうから、しっかりと確認が必要です。

 もちろん罰則はないわけですが、事業においても大事なことですし、通勤においては事業者の施設賠償責任保険では対象外で、従業員が自分自身で個人賠償責任保険へ加入している必要があります。よくよくご確認くださいませです。


 コラムを2本に分けたほうが良かったかな…


全日本交通安全協会の自転車保険で注意したいこと


 全日本交通安全協会という一般財団法人が2017年4月1日より自車保険を取り扱われるそうです。(自車保険ではないですよ!)

 交通安全協会、自転車保険に参入へ 朝日新聞

 引受保険会社は損保ジャパン日本興亜損害保険で、事務手続きはいわゆる来店型ショップといわれる乗合代理店が請け負っておられるようです。(協会webサイトのトップページにはあいおいニッセイ同和損害保険のバナーがありましたけれど)


 自転車保険の背景は、自転車による事故で相手に負わせてしまったケガ(後遺障害・死亡)に対する補償です。

 いわゆる個人賠償責任保険(特約を含む)という内容に加入していれば、自転車保険は不要です。このあたりの詳細は以前に書いた記事「自転車と個人賠償責任保険」もぜひご参照ください。

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 今回は全日本交通安全協会(以降、協会)の提供する自転車保険です。

 特徴は賠償のみというシンプルなプランが準備されていることだと思います。
 webで申し込めば掛け金(保険料)は年間1230円です。

 通常の自転車保険には自転車を運転している本人やその家族が転倒などによってケガをした場合の補償も含まれています。協会でも「家族補償プラン」だと4380円(月あたり365円)にアップします。

 手厚い補償を求められるのであれば、過去記事で取り上げましたような他社の商品のほうが良さそうですけれど、協会の商品はシンプルですしそもそも自転車事故だけに備えれば十分ということであれば「賠償のみプラン」は格安です。


 ここで注意点は1つです。

 協会の賠償責任補償には次の注意文が掲載されています。
 「賠償責任補償条項 傷害補償条項ともに自転車事故のみ対象となります」

 他社の自転車保険や一般的な個人賠償責任保険の場合には、自転車事故以外も補償の範囲です。

 ・散歩中のペット(犬)が知らない通行人に噛みついてケガをさせてしまった
 ・子どもがボール遊びをしていて自動車を傷つけてしまった
 ・百貨店で買い物中に商品のお皿を割ってしまった
 ・マンションのベランダから誤って物を落としてしまい、下を歩いている人にケガをさせてしまった

 繰り返しになりますが、このあたりは協会の賠償責任補償では対象になりません。火災保険や自動車保険の個人賠償責任保険特約、一般的な自転車保険の賠償責任補償であれば対象です。(実際には加入時に、もしくは加入内容をご自身でも直接確認をお願いします)
 
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 個人賠償責任保険(賠償責任補償)は重複していても意味がありません。1つの加入で良いのですから、加入内容や検討内容はよくよく比較のうえ選択していただきたいものです。


 手前味噌ではありますが、現在さまざまに加入されている保険商品や検討されている保障(補償)項目や商品資料をお持ちいただければ、アドバイスさせていただけるのが京極・出町FP相談の有料相談です。

 京極・出町FP相談 生命保険・損害保険相談
 お役に立てる機会がありましたら幸いです。


公的保険を知れば、生命保険が売れる?


 Financial Adviser というファイナンシャルプランナー(FP)の業界専門誌があり、私も定期購読しています。

 1月号の裏表紙にこんな広告が掲載されていました。

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 公的保険アドバイザーという民間資格があるそうです。
 少し前から広告を目にする機会がありましたので存在は知っていました。

 公的保険とは「健康保険、介護保険、雇用保険、年金保険」と示されていましたが、あえて「社会保険」と言っていないところが民間資格の悩ましいところです。ちなみに社会保険では他に労災保険も対象です。


 画像に戻ります。

 FP資格保有者であっても特に公的年金をはじめとした社会保険は苦手な人が多いと耳にする機会がありますので(実態はわかりません)、名称は何であれ社会保険の知識を得る人が増えることは望ましいことです。
 なので、この企画「マスターセミナー」は好感をもって目にしました。

 が、、、セミナーのサブタイトルにあぜんとしました。

 「公的保険を知れば、生命保険が売れる!」です。


 あえてリンクをつけませんが、このアドバイザー資格の説明webにこんな記述がありました。
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 何をもって「縮小」なのでしょうか。
 いつと比べて「ぜい弱」なのでしょうか。
 何を基準に「これまでにないリスクにさらされているということになる」のでしょうか。

 縮小・ぜい弱・リスクを押し出して「公的保険を知れば、生命保険が売れる!」なのでしょうか。

 
 近年の社会保険の改正は間違いなく、低所得者は負担減・高所得者は負担増です。高所得者にセーフティーネットという言葉はあてはまりにくいことは想像してもらいやすいと思います。(高所得者向けに「生命保険が売れる!」なのでしょうか)

 社会保険ではなく福祉において、主に高齢者向けの保障に手厚さがなくなっていると感じる部分がある点は、初期導入時に手厚すぎる内容だったからこそ時代に即して是正されているイメージしかありません。
 これは社会保険(ここでは公的保険)を学んでもすぐに答えの見つかる問題ではありませんし、ましてや保険商品を使った民間保障を上乗せして解決する問題でもありません。

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 日々の相談で感じる社会保険とは、知れば知るほどに民間の保険商品は必要最低限で良いという存在です。もちろん断じて「不要」と考えるわけではありません。

 「ねんきん定期便」を元に死亡保障や医療保障を話したとき「保険商品はこんなにも要らないですね」とおっしゃるケースばかりです。必要最低限が「売れる!」セミナーではないでしょう。


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 セミナーの参加対象も直球ですし、もう一度冒頭の画像も合わせてご確認いただきたいのですが、セミナータイトル下の説明文章もびっくりです。

 「ねんきん定期便」から得られる情報を元に「老後の資産形成」として、第一に貯蓄性のある生命保険(個人年金保険を含む)が存在するとはどうしても解せません。


 一般生活者の皆さまにおかれましては「公的保険アドバイザー」資格保有者から保険営業を受けられる際にはぜひこんな文章が発信されていることを知ったうえで最終的な判断をしてもらいたいと切に願います。



事故のあと不利になるのを防ぐドライブレコーダー


 自家用車をお持ちの皆さま、ドライブレコーダーはつけておられますでしょうか。



 とりあえず記事タイトルはミスリードです。

  × 事故のあと有利になる
  ○ 事故のあと不利になるのを防ぐ

 引用していますが、まずはお間違えのないようにお願いします。

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 自動車保険(任意保険)と同じくらいたいせつなのがドライブレコーダーでしょう。

 このブログをお読みくださっている方々が無謀な運転をされているとは思えません。こちらがどれだけ気をつけていても相手が突っ込んできた事故は避けようがありません。
 そんなことが起こってしまった場合に、確固たる証拠になるのは映像です。信号や周りや相手の状況がきちんと記録になるわけです。


 ただし、多くのケースでカメラは正面だけではないでしょうか。私も正面だけです。
 もちろん正面だけでも無いより十分に効用は高いでしょうけれど、360度の記録であることが本来は望ましいのだと思います。
 
 慣れている人なら自分で買って自分で設置で問題ないかと思いますが、不慣れな場合にはコストがかかっても車検や点検の際に追加で依頼して搭載するというのも選択肢でしょう。


 幸いにして私自身、こういった記録が必要となった事故を起こしたことはありませんし、巻き込まれたこともありません。これからの車には標準装備が望ましいと感じるドライブレコーダーです。

 機種もたくさんあり、価格帯も幅が広いです。さまざまな機能もあったりすると思いますが、シンプルに鮮明な画像が録れるものを選びたいものです。

 お車をお持ちでまだつけておられない皆さま、強くお勧めします。


ライフプランという表現


 「ライフプラン」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれますでしょうか。

 ファイナンシャルプランナー(FP)で学ぶところのライフプランを日本語に直すと、人生設計や生涯設計などかなと思います。
 資格を得るための課目(領域)の1つとして「ライフプランニングと資金計画」というものもあり、ライフイベント表・キャッシュフロー表・バランスシート・教育資金・住宅ローン・リタイアメントプランニング・健康保険・介護保険・雇用保険・労災保険・公的年金・企業年金などといった内容を学びます。
 FP資格を名乗り、その専門性で家族を養っている立場からは、人生計画において主たる大事なものという印象を持っています。

 
 では、「ライフプラン相談」と聞けば、どんな相談ができそうに思われますでしょうか。

 すごく曖昧な気がします。人生設計相談・生涯設計相談、具体的にどんな相談ができるのかイメージしにくいように思います。先に私の書いた説明を見ておられれば、相談できそうな内容もイメージしてもらえるかもしれません。

 最近はFPへの相談、お金に関する相談という意味合いで「ライフプラン相談」「ライフプラン相談会」というような名称も使われているようです。ですので、FPに相談できるイメージという意味ではそれで良いのかもしれません。


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 今回ブログで取り上げたのは、「ライフプラン相談会を実施します」という生命保険の代理店のチラシが新聞の折り込みに入っていたからです。

 相談無料の「ライフプラン相談会」の内容を要約すると、このように書かれていました。

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・既にその代理店の保険商品に加入している人向け

 保障内容・満期日等を、わかりやすくご説明します。
 この機会に、ご契約内容や保険金の受け取り方法等も再確認できます。


・その代理店で加入していない人向け

 保障内容が一目でわかる「ライフプランシート」を無料でお作りします。
 保険にご加入されている方、ご質問だけの方、どなたでもお気軽にご相談いただけます。


・ご来所の際には現在ご加入の保険証券などをご持参ください。

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 個人的にものすごく違和感がありました。
 これは「ライフプラン相談」ではなく「生命保険相談」ですよね??

 この違和感を覚えるのは私の職業病だと言ってしまえばそこまでなのですが、こうして「ファイナンシャルプランナー(FP) = 保険だけ」の印象がますます強くなってしまっているようにも感じます。


 よくよく考えてみると、自社の営業担当を「ライフプランナー」という肩書で表している生命保険会社もあります。

 生命保険は「 life insurance 」ですから、ライフプラン相談もライフプランナーも「生命計画相談(?)」「生命立案者(?)」という意味合いで使われている面からは私の違和感は必要のないものだったというわけです。

 表現とは「受け取る側がどう思うか」ということだとはわかっているつもりでも、本当に難しいことだと感じる次第です。
 私は私のポジショントークをこのブログで書き続けていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。