カテゴリーごとにお勧め記事をピックアップ : 相続・贈与編<その2>


 諸般の事情により、カテゴリごとに過去記事を振り返る投稿の第3弾の2回目です。


■相続・贈与<その2>
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「基礎の基礎」を重点的に知ってもらいたい 2016/06/06

 相続セミナーで講師を務めた際の記録です。私にしては受講者数の多いセミナーでの講師対応でしたので、嬉しい感想の数が多いです。ありがたいことです。


後見人に適した人材になり得る ~成年後見制度ってどんな制度?~受講してきました。 2016/07/01

 受講した内容は私のメモ的な要素が強いので読み飛ばしてもらっても良いのですが、ファイナンシャルプランナー(FP)も役立てる場面が今後は出てくると思う感想を最後に書いています。


遺品整理士 2016/10/22

 相談者さんから質問を受ける機会が出てきました。業務として何らかということではなく、そもそもの役割や取得した意図などを聞いてくださる機会です。興味を持ってくださるのは大事なことです。


相続税の申告統計と財産金額の構成比 2017/01/04

 平均が必ずしも自分自身や家族に当てはまるわけではありません。
 でも、実数を知るのは大事です。

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 前回の記事はこちらです。

 カテゴリーごとにお勧め記事をピックアップ : 相続・贈与編<その1>

 今回で「相続・贈与編」は完了です。


カテゴリーごとにお勧め記事をピックアップ : 相続・贈与編<その1>


 諸般の事情により、カテゴリごとに過去記事を振り返る投稿の第3弾です。


■相続・贈与<その1>

 幅広いです。受講した内容の記録、本の感想、講師を務めた講座のアンケート結果、そして相談対応の中で感じること。多岐にわたります。

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【業務提携のお知らせ】小さなお葬式 2012/08/04

 懐かしいです。まもなく丸5年です。
 比較対象を得ることが大事です。


エンディングノート/ラスト・プランニングノート読みました。 2013/03/08

 遺言はハードルが高いと思います。
 エンディングノートもハードル高いです。でも、遺言より低いです。
 60代や70代の親に書いてもらいたい場合は、まず自分自身で書いてみることが先決です。


相続相談と相続登記 2015/09/02

 専門家に頼るしかないという固定観念は正しいのかどうかを書いてみました。
 でも、ここに到達しようと思うと、多くのケースでは誰か専門家に相談してみないとわからないわけですから悩ましい限りです。
 最も身近な専門家にファイナンシャルプランナー(FP)がいる場合には、まず聞いてみやすいかもしれません。


教育資金贈与・結婚資金贈与に思うこと。 2015/11/10

 制度を知ることは大事です。
 でも、その活用が最善かどうかは検討が必要です。

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 その2へ続きます。


終末期医療に関する事前指示書と終活


 京都市民しんぶん平成29年5月1日号からご紹介です。

 終活 1度の人生。自分らしく生きるために、今、できること

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 ※ 本紙8~9面です。
 ※ 画像をクリックすると拡大します。


 そして、この企画に関連してリーフレットも発行されています。

 【広報資料】リーフレット「終活~人生の終末期に向けての備え~」の発行について -京都市-

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 「終活」という表現が適しているのかどうかはわかりませんが、最近のはやり造語だと思います。

 終末期とよばれる「生命維持処置を行わなければ、比較的短期間で死に至るであろう、不治で回復不能の状態」に自分自身が置かれた際、きちんと適切な判断ができるかどうかと聞かれれば、おそらくその時には意思表示のできない状況であるケースが多いのだろうと思います。


 リーフレット表紙の案内が秀逸でした。

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 きれいで読みやすい文章です。


 実際に準備をしておくのが望ましいのはこちらです。

 終末期医療に関する事前指示書(PDFファイル注意)
 ※ リーフレットへのリンク先の情報と同じです。

 2枚目に状態や処置の用語もわかりやすい説明があり、私自身も書いてみました。その内容は公開するほどではありませんが、基本的には「痛みを抑える」「各種の処置は不要」で問題ないと考えますし、そのようにお願いしたいと家族(妻)にも伝えてあります。

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 日々の相談において、相続に関して対応する機会も増えてきています。
 資産をどうするのか、手続きをどうするのか。このあたりが中心です。

 遺言で葬儀の指示まで書かれている人はごくまれでしょうし、最近はエンディングノートも広まってきているとはいえ幅広く記入の求められる内容にペンが進まないというケースもあるように感じます。


 「終末期医療に関する事前指示書」ぜひたくさんの人に知ってもらいたいと思い、ご紹介しました。
 

 <参考web>京都市長寿すこやかセンター
 <過去参照記事>エンディングノート/ラスト・プランニングノート読みました。
 <参照ブログカテゴリ>相続・贈与


相続の「全体像」「仕組み」「税の仕組み」を知る / ミニセミナー第3シーズンスタート!


 18(土)午後、第3シーズン1回目(通算7回目)のミニセミナーを事務所にて開催することができました。

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 知っておきたい!はじめての相続たいせつな基礎知識セミナー

 配付資料のタイトルを大公開です。

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■相続の全体像を知る
・何のための相続か ~ 人生は長い ~
・相続の実際を知る ~ 2015年の死亡数(年齢・性別) ~
・相続とは何なのか ~ みなさんの今の状況は? ~
・ご自身を中心に 家系図を書いてみましょう ~ 家系図の具体例 ~
・相続の登場人物を知る ~ 法定相続人・順位と法定相続分 ~
・相続人の範囲を知る ~ 代襲相続 ~
・遠い将来のために、今を知る 【1】 ~ ライフイベント表 ~

■相続の仕組みを知る
・実際に何を遺すのか、何を遺されるのか ~ 遺産の種類 ~
・遠い将来のために、今を知る 【2】 ~ 家計の資産表 ~
・遺産の分け方、分けられ方 【1】 ~ 遺産分割 ~
・遺産の分け方、分けられ方 【2】 ~ 遺言 ~
・遺産の分け方、分けられ方 【3】 ~ 遺留分 ~
・遺産の分け方、分けられ方 【4】 ~ エンディングノート ~
・遺産を受け取りたくない ~ 相続放棄・限定承認 ~

■相続税の仕組みを知る
・どれくらいから相続税が対象に? ~ 相続税の基礎控除 過去と今 ~
・相続税っておそろしい!? ~ 相続税計算の具体例 ~
・ほとんどの人に相続税は無縁!? ~ 相続税の特例と税額軽減 ~
・相続発生前に資産を渡す ~ 贈与とは ~
・相続開始後の段取りと手続き項目を知っておく

■参考資料
・家系図の具体例
・家計の資産表・ライフイベント表
・相続税額の目安 比較表
・相続税・贈与税の税額速算表

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 知識の羅列ではなく、実際に自分自身や家族に当てはめるとどうなのかをイメージしてもらいやすい構成にしているつもりです。今回は「たいせつな基礎知識」を意識してくださった参加者の方々でしたので、とても良い反応をくださいました。

 相続セミナーといえば、税理士さんや司法書士さんが開催されていたり、ハウスメーカーや銀行が主催のものが多いと思いますし、そのほとんどは無料です。もめごとの実例を示しながらであったり、いわゆる資産家向けの節税に特化した内容であることがほとんどではないかと思います。

 このセミナーはまったく主旨が異なります。複雑なレアケース・金融商品・マンションやアパートの話は出てきません。私も含む普通の人が基礎知識として知っておきたい内容に特化しています。


 いただいた感想は別途まとめたいと思います。
 ご参加くださいました若干名の皆さま、ありがとうございました!!

 今回のお菓子も出町ふたばさん。豆餅と桜餅でしたが写真を忘れました…。


 相続セミナーの第2回目は2017/3/11(土)、第3回目は2017/4/22(土)です。
 いずれも現状は席(定員4名)に余裕あります。
 blogカテゴリ「自主開催セミナー情報」もぜひご参照ください。

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 19(日)京都マラソンがありました。もちろん私は走っていませんが、徒歩5分弱でコースの加茂川へ行けますので少しですが応援してきました。走られた皆さん、ボランティアの皆さん、本当にお疲れさまでした!

 20(月)打ち合わせ1件と個別相談2件お受けします。


相続税の申告統計と財産金額の構成比


 2015年1月より相続税の仕組みが変わりました。

 <過去参照コラム>
 まずは登場人物の把握を!<2015年より相続税の仕組みが変わります>

 2014年12月までは亡くなる人のうち4%前後が相続税の対象となっていたのですが、この改正により1.5~2倍程度に増えるのではないかと言われていました。


 そして、2015年(平成27年)の統計がついに2016年12月に発表されました。

 平成27年分の相続税の申告状況について 国税庁 報道発表資料
 ※ PDFファイル注意

 相続税の申告はわかりやすくいえば亡くなられてから10ヶ月以内です。
 2015年1年間のデータは2016年10月末にすべてのデータが出揃うということになります。

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 詳しくはPDFファイルをご覧いただければと思いますが、単純に相続税の対象となった人数は2014年分の約5.6万人(4.4%)から2015年分は約10.3万人(8.0%)へ約83%増えました。

 このデータのおもしろいところは相続税の申告書は提出しているけれど、各種の特例などを使うと相続税額はゼロというケースも別途数字が記載されているというところです。
 2014年分の約1.69万人から2015年分は約3.00万人へ、こちらの増え方は約78%ということで、税額のある方々よりも少しだけ増え方が小さいんですね。


 相続税額は1兆3908億円から1兆8116億円へ30%ほど増えましたが、1人あたりは2473万円から1758万円へ約29%小さくなっています。
 このあたりはあくまでも平均ですから、一部の巨額な税の対象となっておられる方々が平均を押し上げておられるのは間違いないと思います。

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 個人的には「相続財産の金額の構成比の推移(付表5)」も興味深いです。

 現金・預貯金等の割合はこの10年ほど、ほぼ一貫して増えています。

 有価証券(株式・債券・投資信託など)は、相場を表しています。いわゆるリーマンショック後に比率は大きく下がり、アベノミクス相場でぐっと増えています。

 土地の比率もみるみる下がっているのは一部の都市部を除いた地価の下落が影響しているのでしょうか。このあたりはすみません、専門外なのでよくわかりません。


 相続税の対象となる=平均的な家庭より資産が多い
 この式はおおよそあてはまると思って間違いないと思います。

 現金・預貯金等:有価証券=30.7:14.9
 おおよそ 2:1 です。(土地も含まれているので比率に要注意)


 日銀の統計データである資金循環の2015年末のデータを比較対象にしてみます。
 国民の金融資産1783兆円の内訳です。

 現金・預金:債券・株式等・投資信託=51.8:16.4
 おおよそ 3:1 です。


 単純な試算ではありますが、いわゆる資産家と呼ばれる方々のほうが有価証券の保有比率が高いという印象が具体的に数字でわかるように思います。

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 投資や資産運用を生活や資産形成に取り入れるかどうかは人それぞれ自由です。
 でもおそらく本来は資産額が多くない人ほど、積極的とまでは言いませんが、知っておく必要のある仕組みなんだと感じることが多いです。

 20~40代などの現役世代がまとまったお金を投資や資産運用にまわせるケースは少ないでしょう。コツコツと地道に資産形成していくうえで第一候補となるのは間違いなくiDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型DCでしょうし、個人においてはNISA(少額投資非課税制度)の活用も選択肢です。

 トランプ相場(米国の景気回復)に乗せられて大金を投じるなんてお勧めできることではありませんが、つみたて投資はいつ始めても問題ないと考える私です。


 相続税のネタから派生してしまいました。
 長文をお読みくださり、ありがとうございました。