とある有料会員さん向けのオンラインセミナーで相続<第2弾>の講師を務めました。


 12(木)夜、とある有料会員さん向けオンラインセミナーで相続について講師を務めてきました。今年1月に引き続き、4回目のオンラインセミナーへのゲスト出演でした。

 前回1月の相続セミナーの第2弾として、税理士さんと一緒に事例を2つ挙げてお話しする内容でした。


 今回も念のために書いておきますが、私自身が有料会員さんを集めている場を作っているわけではありません。懇意にしている専門家さんが主催者であり、かつメイン講師を務めておられまして、そのセミナーにお招きいただいたという経緯です。

 税理士さんと2人での持ち時間は約55分。

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 いつも通り、配付資料のタイトルを大公開です。

・家系図の具体例①
・具体例① 自身の不安点・不明点と実際
・具体例① 相続税はかかるのか
・具体例① まとめ
・<参考>実際に何を遺すのか、何が遺されるのか ~遺産の種類~

・具体例② 相続発生後の驚き
・具体例② 相続税はいくらぐらいかかるのか
・<参考>相続税の速算表
・具体例② まとめ
・<参考>相続開始後の段取りと手続き項目を知っておく

・今からできること、すべきこと

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 今回は最大で50名弱の受講があったようです。皆さまありがとうございます。

・今回とても楽しみにしていました。とても勉強になりました。子どもや孫のことを考えていきたいです。
・大変参考になりました。金融機関・証券会社は少なくしたいと思いました。
・相続は関係ないけど参考になりました。キャッシュフローは興味深いですね。
・勉強になりました。おもしろかったです。

 オンラインセミナーですので、セミナー中のコメント(チャット)も「伊藤さんクール」「(主催者・税理士・私)3人が普段からコミュニケーション取れているのがよく伝わってきます」なども嬉しかったです。

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 今回の税理士さんは私の相談者さんを対応いただいたこともありますし、反対に税理士さんの顧客を私が対応したこともあります。ファイナンシャルプランナー(FP)への理解の深い税理士さんです。なので、かなり連携の良い内容で進めることができました。1人で講師を務めるより緊張しましたが、無事に終わってひと安心です。(慣れって怖いもので普段はほぼ緊張しません…)

 普段のメイン講師がお話しされる投資系の内容とはまったく異なるお題でしたので、定期的に開催されているセミナーに比べるとリアルタイムの視聴は減るようですが、これまでの3回もアーカイブで後日視聴くださる数はかなり多いそうで今回もそうなることを願っています。


 受講くださった皆さま、主催者さん、スタッフの皆さま、税理士さん、ありがとうございました!!


とある有料会員さん向けのオンラインセミナーで相続の講師を務めました。


 25(木)夜、とある有料会員さん向けオンラインセミナーで相続について講師を務めてきました。2017年3月に引き続き、3回目のオンラインセミナーへのゲスト出演でした。

 念のために書いておきますが、私自身が有料会員さんを集めている場を作っているわけではありません。懇意にしている専門家さんが主催者であり、かつメイン講師を務めておられまして、そのセミナーにお招きいただいたという経緯です。

 持ち時間は約45分。シンプルに基礎をお伝えしました。

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 いつも通り、配付資料のタイトルを大公開です。

・ファイナンシャルプランナー(FP)とは
・相続の実際を知る ~2016年の死亡数(年齢・性別)~
・みなさんの今の状況は?? ~相続とは何か~

・家系図の具体例 ~ご自身の家系図を書いてみましょう~
・相続の登場人物を知る ~法定相続人・順位と法定相続分~
・相続人の範囲を知る ~代襲相続~
・どれくらいから相続税が対象に? ~相続税の基礎控除 現在と過去~

・遠い将来のために、今を知る
 【1】ライフイベント表
 【2】家計の資産表
 【3】家計の収支表
・まとめ

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 最大で70名弱の受講があったようです。皆さまありがとうございます。

 これまでの2回よりも内容を基礎に厳選しました。
 (これまでの2回も厳選しているのですが…)
 いただいた感想をいくつかご紹介します。 

・普段あまり考えてこなかった相続について考えるよい機会になりました。
・基本的なことがわかり、大変勉強になりました。現状把握が大切なんですね。
・さっそく家計の収支表を作り、現状把握をいたします。
・セミナー、わかりやすく話されていて楽しく拝見させていただきました。「まず今を知る」まさにその通りだと思います。


 普段のメイン講師がお話しされる投資系の内容とはまったく異なるお題でしたので、定期的に開催されているセミナーに比べるとリアルタイムの視聴は減るようですが、これまでの2回もアーカイブで後日視聴くださる数はかなり多いそうで今回もそうなることを願っています。

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 あと、、、やはりオンラインセミナーは慣れないです。
 受講くださっている方々の表情が見て取れないのは進めるうえでの「間」の感覚がつかめず、難しいです。
 話しながらの私の目線もカメラにしないといけないんでしょうけれど、カメラ目線…慣れないです(苦笑)


 受講くださった皆さま、主催者さん、スタッフの皆さま、ありがとうございました!!


現預金の伸びが圧倒的 <2016年分の相続税の申告状況>


 2017年末に国税庁から相続税に関する2016年の統計データが発表されました。

 平成28年分の相続税の申告状況について -国税庁-

 箇条書きにしてみます。カッコ内は前年、2015年です。

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(別表) 相続税の申告事績

・死亡数 約130.8万人(約129.0万人)


・相続税の課税対象者(申告提出) 10万5880人(10万3043人)
  ※ 2014年以前の5年は5万人台

・対象者/死亡数 8.10%(7.99%)
  ※ 2014年以前の8年は4%台前半


・課税対象額 14兆7813億円(14兆5554億円)
  ※ 2014年以前の2年は11兆円台中盤

・課税対象額/死亡数 1億3960万円(1億4126億円)


・納税額合計 1兆8681億円(1兆8116億円)
  ※ 2014年以前の8年は1兆2000~5000億円

・納税額合計/死亡数 1764万円(1758万円)


<所感>

 相続税の対象となる人は8%前後で安定とみなせそうです。
 納税額も1兆8000~9000億円あたりでしょうか。


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(付表5)相続財産の金額の構成比の推移

・土地 38.0%(38.0%)
  ※ 2014年以前の8年は40%台


・現金・預貯金等 31.2%(30.7%)
  ※ 2014年以前の8年は20%台


・有価証券 14.4%(14.9%)
  ※ 2014年以前の2年は15~16%台、それ以前5年は12~13%台


<所感>

 基礎控除の変わった2015年から土地の割合が下がり、現預金の割合が上がっています。
 相続税の対象となる人たちが増え、いわゆる資産家だけでなく、その手前におられるような方々も税の対象となったことが要因なのかなと感じるところではありますが、次に資料も見てみましょう。


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(付表4)相続財産の金額の推移

・土地 6兆0359億円(5兆9400億円)
  ※ 2014年以前の6年は5兆円台前半~中盤


・現金・預貯金等 4兆9426億円(4兆7996億円)
  ※ 2014年以前の2年は3兆円台の前半、それ以前の6年は2兆円台


・有価証券 2兆2817億円(2兆3368億円)
  ※ 2014年以前では、2013年が株高の影響で2兆円台でしたが、7年は1兆円台


<所感>

 土地も増えていますが、それ以上に現預金の伸びが圧倒的すぎます。数字を見るときは割合(率)だけでなく額もあわせて確認する重要性がわかります。


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 相続税の基礎控除以外の非課税枠や特例を使うことで相続税の対象とならない場合は申告が必要です。
 また、相続税の対象となる範囲にはギリギリ届かないかなと見込まれる場合、納税額がなくてもあえて申告するほうが良いと私は考えます。万が一、相続発生の数年後に税務署からお尋ねが届いた場合に慌てずにすみますし、数年後よりも今、情報を整理しておくことが安心につながります。

 ファイナンシャルプランナー(FP)は個別具体的な税の申告や計算はできません。でも、税の仕組みはご説明できますし、そもそもの資産の把握と整理ではお役に立てることが多いです。

 何よりもまずは現状把握と整理です。ご参考になりましたら幸いです。


 <過去参照コラム> まずは登場人物の把握を!<2015年より相続税の仕組みが変わります>
 <京極・出町FP相談オフィシャルサイト> 相続相談


図で気になるのは「×」

 
 ファイナンシャルプランナー(FP)の専門誌で相続に関する特集で掲載されていた家系図です。

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 これを見て気になる点はありますでしょうか?

 この記事を書いておられるのは、信託銀行で相続相談業務に長年にわたって従事し、相続相談に特化して起業された専門家さんです。年齢的にも数多くの対応をされてきておられるはずです。(ちなみに私は面識ありません)


 実際にどのような対応をされているのかはもちろんわかりませんけれど、この図で私が気になるのは、母に「×」がされているところです。

 すでに他界されておられたり、これから亡くなられることを想定した家系図などで、よく見る光景の1つです。FPに限らず相続のテキストではこのように「×」されているケースが多いのではないでしょうか。


 でも、皆さんいかがでしょう?
 名前に直接ではないし、続柄への×であれば気にならないでしょうか。
 感じ方は人それぞれで良いとは思いますが、私なら自分自身は別として身内に×をつけられるのは配慮がないとしか感じません。

 確かに視覚的には×が早いでしょう。カッコ()などでは瞬時にイメージしにくいかもしれません。私はカッコだったり、「亡」という字を書かせてもらったりすることが多いです。もちろんこれが正解かどうかはわかりません。 

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 余談ですが、障害や介護などで身体的にできる・できないをチェックするシートなどでも、できるは〇、できないは×と記入する書式も目にしたことがあります。

 可・不可という選択肢に〇をさせるとか、できる・できないという文字に丸をさせるとか、やはり×って気持ちのいいものではないと思うんですよね。

 皆さんいかがでしょうか。 


 <参照ブログカテゴリー> 相続・贈与
 <京極・出町FP相談オフィシャルサイト> 相続相談



母と協力しながらきょうだいで預金口座の相続手続きをせっせと進められたのでしょう。


 某全国紙の投書欄で11月に掲載されていた内容です。

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 「法律の勉強不足だったと思うしかないのでしょうか」

 酷なようですが、結果としてはそうだったということになってしまう事例と言えそうです。


 家系図や情報をまとめてみました。
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 直球で書きますが、本人と兄2人(長男・次男)は母と血がつながっていませんので、母の資産を受け取る権利はありません(法定相続人ではありません)。

 20年前のお父さまが亡くなられた際に「放棄」したと書かれていますが、法的に家庭裁判所へ放棄の申述をされたのか、単に遺産分割協議書を作成するうえで「全財産を母に」とされたことを放棄とおっしゃっているのかはわかりません。

 いずれにしてもアドバイスは誰にも求められなかったのだと推察します。母と協力しながらきょうだいで預金口座の相続手続きをせっせと進められたのでしょう。例えば銀行の担当さんなど、誰か1人くらい「本当にこのままで大丈夫ですか」と確認してくれる人がいてくれれば良かったのでしょうけれど…。


 一般的なという表現は当てはまりにくい社会ですが、離婚や再婚の無い状態で「配偶者と実子のみ」という、数としては最も多いと思われる家族構成「以外」の方々におかれましては、一度で良いので専門家と話をしてみるという場を作ってみてもらいたいと強く、強くお伝えしたいです。

 甥っ子さんも驚かれているかもしれません。少しずつでもいとこにあたるきょうだいへ資産を贈与でもしてくださることを願うばかりですが、こんな世の中ですから何ともわかりません。

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 相続とは必ずしも問題になるというわけではありません。
 でも、思い立ったが吉日。家系図はぜひ書いてみてもらいたいです。

 <過去参照コラム> まずは登場人物の把握を!<2015年より相続税の仕組みが変わります>