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「お話を伺って「背景」の説明に50分取られた理由がわかりました。 How to におさまらないお話を伺えてとても勉強になりました」 / ねんきん定期便の読み方を知って将来資金を考える 公的年金1日講座


 10(月)と15(土)、【2018年9月】滋賀リビング新聞社カルチャー倶楽部「”将来資金”のために知っておきたい年金の知識」の講師を務めました。

 11(火)に書きました速報記事はこちら。
 「(感想を)文章で書きたかったのですが、たくさんありすぎて書けません。 とにかく、ありがとうございました」

 公的年金講座で無記名式のアンケートに書いてくださったたくさんの感想から一部をご紹介します。受講者の皆さま、本当にありがとうございます。


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・お話を伺って「背景」の説明に50分取られた理由がわかりました。 How to におさまらないお話を伺えてとても勉強になりました。

・年金の背景は知らないことばかりで、とても参考になりました。間違って認識していたことも多くありましたので勉強になりました。

・不安な思いで今回参加させていただきましたが、内容が詳しくわかり安心しました。子どもが国民年金なので、頑張って支払っていこうと思いました。

・年金というと漠然としていましたが、少しわかりました。実際すぐそこまで来ていますのでしっかり考えたいと思います。わかりやすかったです。

・年金のことは複雑な感じがしてよくわからなかったのですが、今回講座を受けて少しは理解できた気がします。ネットなどでもまた確認してみようという気にもなりました。

・年金制度の背景・仕組みをわかりやすく説明してもらって良かった

・日本の年金制度が優秀だということがわかり、少しホッとしましたが、もう少し個人的な年金の計算を教えてもらえる時間を取ってほしかったです。

・特別支給の老齢厚生年金の話もしてほしかった。→講座後の質問で聞かせていただきました。

・家族にも伝えたいと思います。

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 公的年金講座についての私の気持ち(想い)や資料タイトルなどはこれまでと変わらずほぼ同じですので、ボリュームたっぷりの昨年の記事もぜひご参照ください。

 「年金といえばマイナスのイメージしかなかったけれど、今回講座を受けて変わりました」 / ねんきん定期便の読み方を知って将来資金を考える 公的年金1日講座

 受講くださった皆さま、滋賀リビング新聞社カルチャークラブの担当さん、本当にありがとうございました!!

 iDeCo(個人型確定拠出年金)の感想は次の記事でご紹介します。


公的年金の「財政検証の意義と役割」のまとまった記事のご紹介


 今回も公的年金についてオススメ記事のご紹介です。
 前回と同じく対談インタビューで3本ともが長文で、対談されているお二人も同じです。

 「第2回社会保障審議会年金部会の議論を巡って」というタイトルを見ても、なんのこっちゃわからないですよね。
 めちゃめちゃ簡単に端折って書くと、公的年金の「財政検証の意義と役割」がテーマでして、「その2」の解説が(長文ですけど)流れが分かって良いと思います。

 そして前回と同じく、私のツイートの引用部だけでもまずはぜひ読んでみていただきたいです。



 公的年金に興味の深い人は会員登録して2ページ目も読まれることをお勧めします。これからの方向性がよくわかります。




 追加の引用です。

 「人間の予測力というもの、あるいは、時代の常識というのは、本当に後から考えると悲しくなるほど限界があって、企業年金でも予定利率は最低でも5.5%で運用するようにという法律を作ったときに、関係者みんなが違和感を持たない時代もあったんですよね」
 「そうですね。30年くらい前のことですよね」「だから、いまの僕たちにしたって、何か、あとから見ればバカバカしいことにとらわれている可能性が十分にあるわけです。だからこそ、随時見直していかなければならないんですね。そういうこともわかるのが専門家じゃないかな」まさに!




 こちらも追加の引用です。

 「年金の給付もものすごく大きいので、向こう約100年を視野に入れたトータルの財源構成を見ていくと、積立金から得られる年金に対する寄与は1割程度でしかない」
 会員登録しなくても見れる1ページ目の図表、ぜひぜひです。

 「収支ともに賃金に連動するという性質により、公的年金においては、急激なインフレとか、激しい経済変動があったときも、現役の賃金水準に応じた財源を確保するということが可能となっております」
 まさに公的年金保険です。

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 まっとうな公的年金の議論をしようとなると、このあたりの深い内容が必要になってくるんです。
 不安や不信をあおるのは短い言葉で良いのでラクですよね。複雑なものが良いと推奨しているわけではありませんが、疑ってかかるのがもったいないくらいの制度なんです。

 私も地道に発信を続けていきます。


「次期年金制度改正の課題を考える」記事のご紹介


 公的年金についてオススメ記事のご紹介です。
 対談インタビューで3本ともが長文です。

 専門知識の基礎がないと読み進めるのは難しいかもしれませんが、その際は私のツイートの引用部だけでもまずはぜひ読んでみていただきたいです。

 反対に公的年金に興味をお持ちだったり、ファイナンシャルプランナー(FP)として相談者さんへのアドバイスや講師業に従事しておられる方々におかれましては、ぜひともしっかり読み込んでいただきたいです。めちゃめちゃ大事です。
 会員登録は無料です。登録する価値はありまくりです。










【2018年9月】滋賀リビング新聞社カルチャー倶楽部「”将来資金”のために知っておきたい年金の知識」


 滋賀リビング新聞2018年8月18日号(8月17日配布分)に掲載がありました。

 <追記> 8月25日号(8月24日配布分)、9月1日号(8月31日配布分)にも追加で掲載がありました。

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 大きな画像をご覧いただきたい場合は、こちらの画像をクリックしていただければ拡大します。
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 ”将来資金”のために知っておきたい年金の知識

 2018/9/10(月)
 1. 10時~12時 公的年金
 2. 13時30分~15時30分 iDeCo

 2018/9/15(土)
 3. 10時~12時 公的年金
 4. 13時30分~15時30分 iDeCo

 会場はJR草津駅前です。

 ※ 1と3、2と4は同じ内容です。単発講座ですので、いずれか1つだけの受講も可能ですし、組み合わせも自由です。

  1と3では「ねんきん定期便」、
  2と4では「源泉徴収票(または確定申告書)」の持参が必須です。

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 2017年の春にも同じ企画で開催しました。配付資料のページタイトルやアンケートでいただいた感想をまとめたブログ記事もご参考になりましたら幸いです。

 「年金といえばマイナスのイメージしかなかったけれど、今回講座を受けて変わりました」 / ねんきん定期便の読み方を知って将来資金を考える 公的年金1日講座
 「ワークシート形式でとても分かりやすかった」 / 自分でつくる将来資金! iDeCo(個人型確定拠出年金)1日講座

 当然ながらデータ等は最新に更新した内容でお話しします。

 滋賀リビング新聞社カルチャー倶楽部 草津会場さんのwebサイトはこちらです。
 https://www.shigaliving.co.jp/culture/detail_01.php?id=1758


 私が講師を務める講座で、広く告知される講座は多くありません。いや、かなり少ないです。諸々の事情により現在のところ、京都リビング新聞社ではFP3級の資格取得講座に限定されていますので、希少性もあるかと思います。

 ご興味をお持ちの皆さま、ぜひぜひです!



出ていったお金が50兆円、入ってきたお金が52兆円、計2兆円の黒字という全体像


 公的年金の積立金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のツイートを2つ紹介します。約1ヶ月前の情報ですみません。





 これって大事なことなんですけれど、報道では小さくしか取り扱いがありません。
 大きく取り扱われるときは、大きなマイナスの発生したときです。しかもそのマイナスとは全体でのマイナスではなく、単年度や四半期でのマイナスでしかありません。ほんま、ひどい話です。


 関連する情報です。
 厚生、国民年金ともに黒字=積立金は過去最高-17年度収支 

 詳細は厚生労働省のこちらのデータです。
 平成29年度「厚生年金・国民年金の収支決算の概要」を公表します

 ものすごくざっくり書きます。
 本当は詳細な項目がありますが、ざっくりのイメージがたいせつです。


 国民年金・厚生年金で給付を受けておられる方々はおおよそ3577万人で、年間合計は50兆円です。

 現役世代の納めている保険料の年間合計は32.3兆円、人数は5416万人です。
 公的年金の給付には税金も含まれています。その年間合計は11.4兆円。
 実施機関拠出金(共済年金から?)や厚生年金基金の解散に伴う徴収金で6.1兆円、その他諸々で2.4兆円。

 2017年度で出ていったお金が50兆円、入ってきたお金が52兆円、計2兆円の黒字という全体像です。


 ニュース記事で10兆円の黒字となっているのは冒頭で紹介しました積立金の運用益が大きく、それを含んだ報道になっているからです。
 収支決算は通常版と時価併記版の2つが公表されているとはいえ、このようにプラスを大きく見せて報道されるケースは大きくありませんので、個人的には良い意味でかなり珍しいと感じています。

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 良い報道が出ているときには良い報道に乗じた「?」の意見が出てきたりもします。
 「運用益が大きいのに、なぜ受給額は増やせないのか」というような内容です。

 その質問にはこちらの記事を参考にしていただきたいです。


 2ページ目の図です。

 公的年金はお金を扱う仕組みですから四半期や単年度での情報公開が必須です。
 でも、保障の仕組みである公的年金は1年で終わりではなく、今受け取っておられる世代、次の世代である私たち、さらには私たちの子どもや孫も受け取りの発生する超長期・半永久的な仕組みです。

 短期的に積立金がプラスで図の左側③が多少増えたところで、それを大きくバラ撒くかのように使うことはできません。
 ましてや人工構造のいびつさがさらに増していく時代ですし、今の潤沢な積立金は団塊の世代やその周辺世代の方々がいわば自分たちで受け取るために作ってきた資金です。

 今40歳あたり(ちょうど私がこのあたり)の世代がこの世からいなくなるころに人口構造は安定すると言われていますし、その際には今のような巨額な積立金が必要とはなりませんし、実際に最低限必要な(1年間の給付分程度の)金額だけになると言われています。

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 たくさん書いてきましたが、大事なことは「長期の視点」です。

 報道は「今の一部分」を切り取ってセンセーショナルに見出しを打ってきます。
 それに流されてはもったいないです。

 自分に関係するかどうかよくわからない大局的な報道に心が揺さぶられるのはもったいないです。
 制度や仕組みは自分自身に当てはめ、実際にどのようなことが見込まれるのか数字で確認することがたいせつです。

 <京極・出町FP相談オフィシャルサイト> 年金相談

 最後はいつもながらのポジショントークで失礼しました。