多重債務者に対するカウンセリング・相談対応の実務


 29(月)
 朝一番、大阪の事務所で月末の書類作成。

 ランチを住宅関係に強いFPさんと情報交換。
 101129_定食!
 でも今はかなり幅広く活動されてて驚きました。
 私の年金など講師活動でのコラボもできるかもです。
 中長期的に関わっていきたいです。
 ブログもツイッターも結構チェックくださってるみたいで・・・。
 来月9日もよろしくお願いします!
 
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 午後はセミナーに参加。
 「多重債務者に対するカウンセリング・相談対応の実務
 進行:A&Dライフプラニング代表の鉢須祐子さん

 鉢須さん情報によると、今回の参加者は130名。
 東京は190名だったそうです。
 参加者の6割は、信販系・消費者金融系。
 他に多いのは消費生活センターの相談員。
 FPはそれほど多くないようでした。

 これまたツイッターで知った企画です。
 単なる多重債務に関する勉強会なら参加していなかったと思います。
 「カウンセリング・相談対応の実務」とあったので、今後を考えると
 学んでおく必要があると感じた次第です。

 幸いにして(?)今のところ私のお客さんにはこういった状況の人は
 おられません。いつもとおりポイントだけ書き出します。

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■貸金業法改正の概要と多重債務問題への取り組みについて
 近畿財務局理財部金融監督第4課 課長 黒田正二さん

・2010年6月18日、全面施行。
・総量規制
 借入総額が年収の3分の1を超える場合、新規の借入ができなくなる。
・貸金業者からの個人の借入に適用
 個人事業者は事業・収支・資金計画の提出により基準を超える借入が可能。
・住宅ローン・自動車ローン等、銀行の扱う仕組みは対象外。

【所感】
 お役人さんの発表って感じでした。
 (書かなくて良い感想ですね・・・
  不快な思いをされましたら申し訳ありません。)

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■相談現場の声「完全施行後現場から見えてきたもの」
 NPO法人女性自立の会 理事長 有田宏美さん

・自身も17年前に、とあるきっかけで借金を抱えた。
  でも支援者がいてくれたおかげで救われた。
・住宅ローンの返済が引き金となり多重債務に陥るケースは少なくない。
・多重債務相談(カウンセリング)は1回平均1~1.5時間。
・生活の幅、お金の使い方のクセを知る。
・家族に知られたくない、相談にも行きたくない(怒られるのではないか)。
・既婚女性の7割は夫に言っていない。
・借入金返済のために給与をすべて使い、生活費はクレジットカードで支払う。
  リボ払いを使い、多重債務者を生む。
・収入の多い人は自身の返済能力を過信する。
・返すことができないと分かっていても、生活のために借りる。
・返せなくなることで、周りに知られてしまうことを何よりも怖れる。
・借りられる場所を必死に探す。相談先は探さない。
・過払い返還関連で、弁護士や司法書士にもあまり良くないイメージが
 ついてしまい、どこに相談したらいいかわからない。
・多重債務者を生まない社会のために。
  相談員は資格の有無ではない。聞くこと。

【所感】
 想いは伝わりました。
 何とかしないといけないことも理解できました。
 でも、役立てそうな私たちFPはどうやって収益を上げれば良いのか・・・。
 継続できなければ意味を成さない。継続させるためには収益が無ければ。
 大もうけではなく、せめて食べられなければ・・・。
 この解決は個々のFPの力量でしょうか。

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■カウンセラーとしての姿勢と相談対応スキル
 日本貸金協会 貸金業相談・紛争解決センター 副部長 島貫正人さん

・消費生活センターの相談員を対象にした講師依頼が増えている。
・ボランティアで生活保護受給者を対象にしたお金の配分指導も。
  路上生活者がいきなり家賃を除いて8万円を手にすると、
  どうして良いかわからなくなってしまう。
・自己破産者対象のアンケート
  返せなかったことよりも相談できなかったことがつらかったと
  回答した割合が圧倒的に多かった。
・センターに相談する前に、50%の人は貸金業者窓口に相談。
  でも、何社からも借入があったり、ヤミ金にも手を出していると
  窓口では到底解決できない。
貸付自粛制度
  個人信用情報機関だと有料だが、センターなら無料で対応。
  親族が登録するには本人の失踪などが条件。本人を動かすしかない。
・債務相談は2種類に分かれる。
  債務解決相談と生活再建支援
・相談者の6割は配偶者や親族。=共依存関係
  本人が立ち直るためのキーパーソンでもある。
  弁護士等に相談に行くと、本人が来ないと相談にならない。
・債務清算は親族による肩代わりが6割。
  ただし、再発の割合も高くなる。
・相談成功の8割は、信頼関係の構築にかかっている。

【所感】
 カウンセラーやコーチングの専門用語も含めながらの講義でした。
 この部分の概念はおそらくたいせつなのでしょうけれど、
 私は昔からずっと好きになれない分野なんです(食わず嫌い)。
 聞き方、うなずき方、相槌の打ち方、返答の方法。
 確かに統一したスキルは必要なのでしょう。より確実なのでしょう。
 学んでしまうと、いかにその技術を使うのかということに
 なってしまいそうで、、、あと、広まると相談する側にもその技術を
 知ってる人がいて、なんだかなーって思ってしまわないのか・・・。
 やはり場数なのでしょうか。 

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 今回、鉢須さんと初めてお会いしました。
 お話できたのは休憩時間のわずか5分でしたが、やはりツイッターで
 事前にお互いを知っていたので話が早い。
 お互いFPとしての課題の核心を共有できて良かったです。
 次回はゆっくり情報交換できれば良いですねー。

 今日も勉強になりました。
 実務でその場面になったときに、迷わずにお話できること、
 案内できる先などなどの情報が明確になりました。
 これだけで今は十分です。

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 3日連続の大阪が終わりました。
 いやー、長文続きで失礼しましたm(_ _)m

 あっ、日曜日の出口社長とノーベルさんの記事を書かないと・・・。