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「最高の医療を受けるための患者学」読みました。


 MDアンダーソンがんセンター教授の上野直人先生ツイッター)のご著書
 「最高の医療を受けるための患者学」(2006年7月20日第1刷)を読みました。

 この本を読むきっかけになったのは、10月30日に参加しましたがん学会
 市民講座で上野先生のご講演を聞いたことです。

 その後のやり取りは、このブログでも
 「がん患者とその家族へのファイナンシャルプランニング」で書いています。

 
 感想書けません・・・。ほとんどがおそらく当たり前の考え方なんです。
 それがどうしても医療、自らや家族の治療として考えると当たり前でなくなる。

 失礼に当たるかもしれませんが、金融と同じです。
 分からないものには通常の思考にならない。

 自分や家族のお金、自分や家族のカラダ。
 情報格差、知っているのと知らないのでは違いがありすぎる。
 決して高度な情報や技術でなくても、知らないことを知ろうとする姿勢が
 とてもたいせつだと改めて感じました。

 こんなに引用したら著作権違反になっちゃうかな・・・。
 上野先生、お許しください m(_ _)m
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①「アメリカの患者さんには、自分の体は自分で治療するという自覚が強く
  あります。仮に最高の医療を受けても、自分の病気を知らないことには
  みずからの自由な選択を捨てたと同じだと感じるのです。」p23

②「患者さんは、聞きたいことがあっても『医師が説明しないのだから、
  それは私が知る必要がないことなのだろう』と思い込んでいることが
  多いようです。でもそれはちがいます。患者さんがいちばんわからない
  こと、知りたいことを、医療者が説明していない、できていない場合も
  あるのです。」p52

③適応理由
 「薬を摂取するうえでもっとも大切なのは、なぜその薬を飲んでいるのか、
  という理由を知ることです。」p72

④「質問なんて簡単だと考えていませんか?
  質問というのは、じつは、気持ちの余裕と事前の下調べがないとできない
  高度なコミュニケーションです。」p94

⑤「たとえば、新しい治療法としてよく紹介される放射線治療に、重粒子線
  治療、陽子線治療があります。(中略)新しい治療に飛びつく前に、
  あなたが医師に確認することは、『標準療法は何か』ということなの
  です。」p117~119

⑥エビデンス:科学的根拠 p119~

⑦「本物の旅には、目的地を決めない『あてのない旅』というものも存在する
  かもしれません。しかし、がん治療において、目的地はもっとも重要です。
  がん治療に、あてのない旅は存在しません。」p135

⑧「『最悪の事態になった場合、治すという意味での治療はできなくなったと
  正直に話しますよ』と初めから患者さんに伝えておきます。」p151

⑨「もしセカンドオピニオンが最初の病院と大きくちがったら、サードオピニ
  オン(第三の意見)も受けてみてください。大事なのは、納得して自分の
  進むべき道を見つけることです。セカンドオピニオンを取る目的は、
  病気の地図の中で自分の位置をより正確に知るためです。」p157

⑩病気を治すだけが医療ではない。 p196

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 人はいずれ死にます。
 私も私の嫁も私の子どもも、そしてあなたもです。

 人生において納得した、後悔しない医療・治療を受けるために
 この本は一読の価値があると言い切れます。
 (私にしては珍しく言い切りました。)

 ※ このブログの右側に、本へのリンクを貼りました。
   ご参考までに。

 この記事を読んでいただいてありがとうございました。