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「投資信託は、この8本から選びなさい。」読みました。


 「投資信託は、この8本から選びなさい。」(2011年7月5日第2刷)を読みました。著者はセゾン投信株式会社代表取締役社長の中野晴啓さん

 中野さんは、いつもお世話になっているコモンズ投信会長の渋澤さんとともに”草食投資隊”として2010年から全国で長期投資の普及(?)活動をされています。とても応援しています。関西にも来ておられるようですが残念ながらご縁がなく私はお会いしたことはありません。

 いつも通り、いくつかポイントを引用させていただいての所感を書きます。
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■なぜ金融機関の「お勧め」を買うと、お金が減るのか p52

 「まさに彼らは販売のプロであり、運用のプロではないからです。」

 繰り返します。
 「まさに彼らは販売のプロであり、運用のプロではないからです。」

 以上です。


■「専門家運用だから安心です」は信用できるのか p76

 「すべての投資信託について言えることですが、専門家の専門家たる所以は、銘柄当ての上手・下手ではなく、あくまでもファンドに組み入れられている資産の管理をしっかり行なっているかどうかということで決まる」

 専門家による運用=儲かる=銘柄当ての上手・下手のようなイメージをお持ちの人が多いと思います。私もこの部分はあまり意識したことがなかったのですが、なるほどと思いました。”しっかり”の詳細はこの本をぜひ読んでいただきたいです。


■「インデックス運用かアクティブ運用かの二者択一ではなく、両方を組み合わせた運用をお勧めしているのです。」 p120

 詳しく書かれている「コア(核)」にはインデックス、サテライトとしてアクティブを組み合わせる、こちらと合わせて激しく同意見です。

 念のために簡単に書いておきますと、インデックスとは世の中の経済の動きと連動するもの(例えば日経平均とかTOPIX)、アクティブとはインデックスを上回るような成果をめざすものです。


■投資信託は、この8本から選びなさい p158~

 将来のことも考えて検索の条件をまとめられたことからだと思うのですが、いわゆる”バランスファンド”が多くランクイン(?)しています。もちろん、2600本の中からの8本ですので間違いないのだと思います。

 それでも個人的には”バランスファンド”はあまり好きではありません。もちろんベース(ここではコア)となるインデックスがあったうえでの上乗せとしてはいいのかもしれません。8本の中にはインデックスファンドも含まれていたりします。

 いかに資産運用が苦手だとしても、数年に1回程度と思われるインデックスファンドの”リバランス”は、最低限自分でできるようなことが必要なんだと今のところ信じています。


■おわりに~長期投資は難しくない!~ p218~

 「これからの時代、資産運用は、生活水準を維持していくための誰もが必要とするような重要なインフラとなっていく可能性が高いのです。」
 「いちばん難しいのは続けることです。」

 この本を読むときには”おわりに”からをお勧めしたいです。投資や運用に対して拒否反応を示す方々へ、長期投資は難しくないんだというメンタル面への遡及、シンプルに強い想いが凝縮されています。ここを読んで中野さんのファンになりました。
 

 
 いわゆる投資初心者の方々にとっても非常に読みやすい本だと思います。初心者の方々にとっては目標利回り7%とされているところに、ほんまかいなと思ってしまう部分もあろうかと思います。信じる信じないは別にして、現在の普通預金や定期預金ではそんな利回りは100%望めないことは間違いありません。

 ストレスのできるだけ少ない長期投資でも、これだけの可能性があるということです。もちろんリスクはゼロではありませんが、何十年先も考えた長期投資であるからこそリスクは比較的少ないものだと信じています。これは大好きな星野さんの”つみたて投資”の考え方からです。


 ちなみに、私の長期投資・つみたて投資の方針は、(弱気で申し訳ないですが)”普通預金・定期預金に負けない”でございます。のんびり構えています。


 なお、金融商品の選択をはじめ投資や運用は自己責任でお願いいたします。

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 長期投資、つみたて投資関連で過去に書きましたブログのリンクをつけておきます。何かの参考になりましたら幸いです。

 「半値になっても儲かる『つみたて投資』」読みました。
 「30代からはじめる投資信託選びでいちばん知りたいこと」
 第4回投資はじめ隊・投資信託にだまされるな!
 「なぜ投資のプロはサルに負けるのか」読みました。
 「投資信託にだまされるな!」読みました。


 長文を読んでいただいてありがとうございました。