お客様・相談者さんと先生・〇〇さん



 このblogをお読みくださっている方々はご存じの通り、私はあえて「お客様(お客さま)」ではなく「相談者」という表現を使っています。

 ただし、「相談者」ではなく「相談者さん」もしくは「相談者の方々」です。


 私が他の専門家の方々に相談する立場で「お客様(お客さま)」と呼ばれると一線置かれている気がして、あまりいい気がしないからです。

 サービスを提供するのは私で、その対価として報酬(お金)を支払っていただくのは相談者さんです。このようにお金のやり取りがあるわけですから「客」であることには間違いありませんが、私の提供するサービスに関しては、お互いに対等でありたいと考えています。


 対等と書くと受け取り方が変わってくるかもしれません。同じ目線だという意味合いです。

 報酬(お金)を支払うから「おまかせ」で「すべてやってくれる」と思ってしまわれることもあるかもしれません。残念ながら私の提供しているサービスは私が動くだけで完結するものではなく、相談者さんと一緒に対応したり、実際の対応は相談者さん自身がすべて進める必要があったりします。


 繰り返しとなりますが、私の提供するサービスに関しては、相談者さんとお互いに対等で、同じ目線で一緒に進めていきたいと考えています。

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 違うようで似たようなことだと感じるのは、士業における「先生」と呼び合う慣例です。

 学校の先生は先生です。医師も先生で異論ありません。
 資格を取るための講座に通い、その講座を受け持っている講師も先生でしょう。
 相談する専門家、例えば弁護士などに対して、先生と呼びかけるのも個人的にはそんなものかなと思います。


 でも、資格を持っているだけでお互いに「先生」と呼び合うのが苦手です。

 例えば弁護士同士、税理士同士で先生と呼び合っておられるのは業界の慣例として、それはそれで良いのかもしれません。
 ただ、私は相手が弁護士でも税理士でも先生ではなく「〇〇さん」と呼んでいます。


 以前にファイナンシャルプランナー(FP)の集まる場で、FP同士は「〇〇さん」で話しているのに税理士業務が中心のFP資格保有者さんが他のFPに対して「〇〇先生」と呼びかけていまして、強烈な違和感がありました。
 
 私も講座の講師を務めています。その講座においては「伊藤先生」と呼ばれるのは致し方ないことだと思っていますが、講座が終われば「伊藤さん」と呼んでほしいとお願いしています。
 また、普段相談にお越しくださる方々が「伊藤先生」と呼びかけてくださった時には「伊藤さん」にしてくださいとお願いしています。


 もちろん自身が教えを乞うという意味で「先生」を使うこと自体を否定しているつもりはありません。でも、何だか当たり前の呼称として先生が使われているのがどうしても引っかかってしまいます。

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 こんな私ですけれど、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。