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鑑定人調査の立合いと地震保険の基準となる%(パーセンテージ)


 6月18日に大阪北部地震。

 高槻・茨木方面で私の相談者さんが所有者の4階建て鉄筋コンクリート造マンションがありまして、地震保険の鑑定人さんによる現地調査に立ち合ってきました。

 都合上、写真はアップできませんが、地震保険の鑑定ポイントとなる柱や梁(はり)に軽微とはいえ多くの損傷がありました。

 鉄筋コンクリート造の場合、建物の構造として維持できないほどの損傷の対象となるのは柱と梁です。極端な話、天井や壁だけの損傷では査定ゼロというわけです。

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 今回は鑑定人さんの人柄もよく、相談者さんもしっかりコミュニケーションを取って、細部にわたって一緒に確認を進めておられました。

 私が相談者(所有者)さんにアドバイスしたのは地震保険の「一部損」の基準となる%(パーセンテージ)です。
 表現が難しいのですが、当然ながらウソをお願いするわけにはいきませんし、鑑定人さんだって受けてくださるわけがありません。頼み込むのも筋が違いますし、不満を訴えるだけでは正しく伝わりません。
 正確な情報を押さえ、損傷部分に応じてきちんと時間をかけて確認してもらうという事実は重要です。


 特に壁のひび割れは見た目のインパクトが大きくなりますが、建物の構造としての損傷とはポイントが異なります。
 どれだけ詳しく説明したとしても、入居者にとっては室内や共用部のひび割れは日々目に入るものですから不安につながりますし、転居につながってしまうのはお互いにとって嬉しくないことです。

 ですので所有者さんは修繕されることになるわけですが、火災保険では対象になりませんので地震保険で認定されるかどうかは経営上とても重要です。


 今回は結果として一部損に認定されました。

 <過去参照記事> 2017年1月から地震保険の半損の細分区分が見直されます。

 とはいえ、地震保険の役割は建物を直すものではなく、生活再建費用ですから今回の程度で保険金が出てくることを喜んでよいのかは何とも私にはわかりません。

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 特殊な技法やいつひっくり返ってしまうのかわからないような裏技を勧めてくるような人に依存する手法は一般に響きは良いですし好まれるかもしれませんが、私は好きになれません。
 
 ただ、何事も最後は人と人のやり取りですから顔を合わせてコミュニケーションをとった結果、良い成果を得られるというのは嫌いではありません。今回は成果を得られて良かったです。


 <6月19日記事> 大阪北部地震と京都市上京区