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屋内点検口と屋外点検口の間の配管


 先日のとある休日、京都市内にお住まいのSさんご夫妻のお宅を定期訪問しました際の件です。特定されない書き方で記事にすることについて許可を得ています。

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 Sさんご夫妻はご自宅の他に築年数不詳の一戸建てをお持ちで貸しておられます。相談対応中に入居者さんがインターホンを鳴らされ、Sさんが席を外されました。

 トイレの流れがよろしくなく、詰まっているのかなと思ってマグネットのついているタイプでポストによく入っている対応業者を呼ばれ、業者の人も一緒でした。

・トイレすぐの詰まりではなく、下水までの配管がかなり詰まっている
・このままだと数日もたずにあふれる
・高圧洗浄が必須、そのあとにカメラで配管の調査もしておくことを勧める
・今から手配すれば今日中に必ず対応できる

 業者の人はこんな感じで話され、入居者さんはトイレが使えなくなるかもしれない不安でいっぱいの表情だったそうです。


 この家を貸しに出される際に仲介業者さんを紹介したのが私でして、Sさんからどうしたら良いか(たまたま訪問中だった)私に質問があり、もちろん私はそういったことの専門家ではありませんので、仲介業者さんに電話したところ、

・具体的な調査内容もわからないのにそのまま対応を依頼するのは勧められない
・現時点で流れない状態ではないのに「数日もたずにあふれる」は明らかにあおっている
・こちらの業者を手配するので引き取ってもらって問題ない

 ということでSさんにお伝えし、入居者さんには「できるだけ早く対応するので少し待ってほしい」、業者の人には「付き合いのある業者を呼ぶので今日はお引き取り願いたい」とお話しされ、仲介業者さん側の業者さん待ちとなりました。

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 そして運よく、その1時間半後には仲介業者さんと業者さんが2人で現地に到着。私もまだSさんのお宅にいまして、その後の対応予定がなかったため立ち合わせてもらいました。

 最初の業者からは「台所の水の流れ出る部分が相当汚れていて、ここでこれだけ汚れていればこの先でトイレと合流するから間違いなく詰まっている」と説明があったそうです。
 こちらの業者さんは台所と風呂の点検口が建物のすぐ外にあるのを確認して調査し、多少の汚れはあるが流れないとか詰まりの兆候は一切ないとのことでした。

 その後、トイレの屋内点検口・屋外点検口を確認され、調査開始です。入居者さんによると、この2ヶ所を最初に業者は確認していないということでした。トイレの配管ではなく、台所の汚水配管を洗浄しようとしていたようです…。


・流れにくいことの確認でトイレをラバーカップ対応
 トイレに近い部分で少し詰まりがあったようで解消
 (最初の業者はこれさえもしておらず…)

・屋内点検口に確かに汚れはたまっていたが、トイレの水は流れてきているので問題は屋外点検口との間の配管
 (最初の業者はこの配管の位置も確認しておらず…)
 配管にホースをつっこみ、水を流しながらホースをつっこむこと数分。効果があまりないので、今度は屋外点検口から同じくホースをつっこみ、水を流しながらホースをつっこむこと数分。

 私は見ていませんが、かなりドシャーっと流れ出たそうです。そして改めて屋内点検口からも再度ホースをつっこみ、水を流しながらホースをつっこむこと数分。さらに追加でドシャーっと流れ、すべて解消。


 Sさんの記憶によると、数十年前に一度こういったことがあったそうです。点検口のあたりに不具合は今回見つかりませんでしたので何が原因かははっきりしないようですが、屋内点検口から屋外点検口への勾配が緩やかなようで、このあたりは築年数不詳ゆえの不具合と言えるのかもしれません。

 詰まりが解消され、トイレの流れ方も元通りになりましたので、入居者さんの安心された表情が印象的でした。

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 教訓です。

 Sさんはこんな話もしてくださいました。

 「伊藤さんの紹介の〇さん(仲介業者)からの紹介の修理業者さんなら、突然に高額な見積りを言われても”必要な対応なのだな”と疑わないけど、まったく知らない業者から”それくらいかな?”と思える金額を言われても信じにくいですよね」


 ましてや今回、結果論とはいえ最初の業者はまったく的外れな調査で対応を進めようとしていたわけです。もちろんこちら側の業者さんが100%常に正しいなんて思っていませんが、それでも比較って大事だと改めて感じました次第です。

 自分自身に専門の知り合いがいなくても、信頼できる人に誰か紹介してもらえないのか聞いてみるというのが大事な選択肢です。


 なお、Sさんは入居者さんに対し、「今後、何か困ったことがあれば、業者へ連絡する前に仲介業者の〇さんか私に連絡してくださいね」とお話しされていました。入居者さんはラバーカップの対応だけで済むものだと思い、深く考えずに業者へ連絡してしまったとのことでした。

 長文をお読みくださり、ありがとうございました。