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エンディングノート/ラスト・プランニングノート読みました。


 エンディングノートってご存知でしょうか??
 詳細な解説はこの記事では省略します。すみません。(Wikipediaでの解説はこちら。)


 「読みました」という表現が適しているかわかりませんが、先日講師を務めました京都リビング新聞社カルチャー倶楽部「はじめての相続~たいせつな基礎知識~」(1回目2/282回目3/2)の関係で何冊か購入しました。

 その中でこの2冊はFP業界誌で7冊ほど紹介されていた中の2冊で、紹介文から特に私が興味を持ったものです。

 感想というのでしょうか。ポイントを書き出してみたいと思います。
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■エンディングノート【小学館】2012年2月初版

 1680円するだけあって、しっかりとした作り(紙質)です。
 届いたとき少しだけ驚いてしまいました。

 第1章 私に関すること
 第2章 財産・お金に関すること
 第3章 もしものとき
 第4章 伝えておきたいこと
 第5章 万一のときのアドレス帳

 書き込む欄だけでなく制度や仕組みを解説する欄があり、とてもわかりやすいです。
 ・年金受給者が亡くなったときの具体的な手続き(p37)
 ・尊厳死・臓器提供・献体についての情報(p52~)
 ・葬儀スタイル・埋葬方法・葬儀社選びのポイントについての情報(p63~)
 ・死亡後の具体的な手続きのチェックリスト(p64~)
 これらの情報は、相続が開始して(人が亡くなって)初めて知る方々が多いと思いますし、遺される家族にとっても重宝する内容だと感じました。

 特に興味深かったのは、日記・携帯電話・パソコンの処分方法についても希望を書いておけるページ(p82~)があったことです。これもたいせつなことですよね。


【所感】
 弁護士・税理士・社労士・ケアマネージャー・エンディングコンサルタント(この資格は無く肩書のようです)の監修で作られ、執筆をファイナンシャルプランナー(FP)資格を持ったフリー編集者さんが担当されたようです。
 1つだけ残念だと感じたのは、執筆者さんがおそらくFP実務の経験をお持ちでないだろうということ。p48「サポートしてくれる人」の一覧ではファイナンシャルプランナー(FP)は登場していませんでした。残念です。

 とはいえ、講座でもお伝えしたのですが、オススメのエンディングノートを教えて欲しいと言われれば、今はこのエンディングノートが一番だと感じました。

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■ラスト・プランニングノート【NPO法人ら・し・さ】2004年10月初版、2012年5月4版

 タイトルの前に「ファイナンシャル・プランナーがつくった」と書かれているとおり、経験豊富なFPさんの団体(?)でまとめられたものです。

 ・ライフプランのページ
 ・資産のページ
 ・ラストプランのページ

 書き込む欄には見本が載せられていたり、すぐ横にコラムが書かれていたり、Q&A形式でまとめられていたりと、書く人の気持ちに寄り添った作りになっていると感じました。
 制度や仕組みの説明についても、事細かというよりもシンプルに要点がまとまっており、とても読みやすく理解されやすいと思います。

【所感】
 想いの部分を全面に出されています。
 FPとは資産に関わることだけで無くて人生に関わる専門家なんだと改めて感じさせてくれます。

 そして「ファイナンシャル・プランナーがつくった」ことに強いこだわりも伝わってきます。
 支えてくれる専門家を書き出す欄ではトップにファイナンシャルプランナーがあり、次に「税理士・弁護士・司法書士・行政書士・社会保険労務士など」がひとまとめになっていました。前提として、FPが手渡してエンディングノートを広めていきたいということもあるようです。

 確かに、いわゆる資産家ではない(私も含めた)一般家庭にとって、日常生活において士業の専門家の方々との接点はなかなかありません。とはいえ、このまとまり方には伝わってくるものが大きかったです。

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 FPである私個人としては、この2冊とも知ってもらいたいです。
 でも、どちらか1冊と言われれば、幾度もの書き替えや長い期間の保管に適していると感じた小学館のエンディングノートをお勧めしたいです。 

 最近は葬儀屋さんが見積りや見学をすれば無慮進呈してくれるエンディングノートもあります。項目として最低限のものはあるようですので、それでも準備されているかされていないかで言えば大きく違うことは間違いありません。でも、かゆいところに手が届くというのでしょうか。やはり有料のエンディングノートをお勧めしたいです。


 講座のなかでも、遺言は自分自身にとっても両親にとってもハードルが高すぎるという印象が強かったです。最終的にはできるだけ遺言をお勧めしたい気持ちは間違いありません。しかし、その前段階としてエンディングノートを知り気軽に開いてみる、そして書いてみるという段階があっていいです。
 たくさんの方々が手に取ってくださることをお勧めしたいです。
 

 ラスト・プランニングノートは、NPO法人ら・し・さのwebより購入できます。
 ラスト・プランニングノート・ラストプランニングノート活用ガイドのご紹介
 1冊525円です。活用ガイドブック735円もあります。
  ※ 送料に注意です。
 私は「ノート&活用ガイドセット」を購入しました。

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 私の両親は、ともに9月生まれです。
 60代前半ではありますが、今年の誕生日にエンディングノートをプレゼントしようと考えています。
 ファイナンシャルプランナーとして活動している息子だからこそ、できること・やっておかねばならないことってあると思います。自分自身もいずれ(早いうちに)書かねばです。

 長文をお読みくださり、ありがとうございました。


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