洪水ハザードマップと想定降水量


 16(土)と17(日)の件です。
 京都市では、土曜は12時46分までの1時間で、1906年からの観測史上2位となる87.5ミリの猛烈な雨が降りました。

 こんな動画もyoutubeに出ていましたのでリンクを貼りますね。
 京都市で大雨 御苑前の丸太町通が冠水
 自宅や事務所から南へ約1kmの場所です。

 その時間帯に買い出しで出かけていまして、車の乗り降りだけでとんでもなく濡れましたし、烏丸通でマンホールから水が吹き上げているのも目撃しました。あれだけ強い雨の時には雷も続くんですね。
 家族を自宅の前で降ろし、駐車場に車を置きに行き、駐車場から自宅まで徒歩1分ほどの距離なのですが、車から降りるのをためらいました。15分ほど12時20分ごろまで待ったのですが、諸事情により傘をさして自宅へ帰りましたが、排水溝へ流れていく水の量が初めて見るレベルのものでした。

 日曜日の午前中には堀川通を車で通ったのですが、道路が盛り上がってしまっている部分もありまして、水の力は本当にすさまじいですよね。福知山では2日間での総雨量が300ミリを超え、広い範囲で床上浸水となったようです。

 京都市内中心部(北部)で冠水はなかなか想定しにくいですし、軽々しく書くつもりはありませんけれど、床上浸水や、ましてや津波というのは本当に恐ろしいものなのだろうとしか思えません。

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 今回のように大雨による浸水を想定する場合に唯一参考になるのは自治体が作成しているハザードマップです。
 例えば、京都市だとこちら。→ 京都市防災マップ
 
 昨年秋の台風18号の際にも記事(降水量とハザードマップ)をまとめた内容と重複してしまいますが、目安にすべき情報です。
 
 京都市内のデータを気象庁のwebで確認してみると、8/16(土)の降水量は113.5ミリ。先週の台風では9(土)が106.0ミリ、10(日)が121.0ミリで2日合計227ミリでした。ちなみに昨年9月は15日が117.0ミリ、16日が133.5ミリで2日合計250.5ミリ。

 何を書いているのかと言うと、京都市のハザードマップの根拠となるのは平成12年9月の東海豪雨です。(東海豪雨の記録に関して内閣府のページはこちら
 調べてみると、名古屋地域での2000年9月11日にはなんと428ミリ、しかも1時間最大でも97ミリ。翌日の12日にも138.5ミリも降り、2日合計は566.5ミリです。
 
 京都市の想定している浸水レベルにはこの1年で大雨と呼ばれた雨を取り上げても、さらに倍の量が降ることでしか到達しないわけです。もちろんこんな時代ですので降るかもしれませんし、実際には誰にもわからないことです。判断は個々人に委ねられるわけですが、背景をわかったうえでデータは活用せねばなりません。


 ちなみに今回の雨で床上浸水被害の大きい福知山市。福知山市のハザードマップでは、昭和28年9月による大雨が示されています。気象庁の記録によると京都府舞鶴市で507.0ミリ、一日で445.5ミリ降ったようです。
 今回は16(土)142.5ミリ、17(日)193.0ミリですので2日間合計が335.5ミリ、1時間最大が62ミリでした。被害の写真のまとまっているサイトがSNSで流れてきましたので、リンクを貼ります。
 【画像集】何故大きく報道されない?京都 福知山 の水害が大変なことになっている件… 現地画像まとめ

 事前にどれだけの方々がハザードマップを確認されていたのかわかりませんが、今回の雨量と被害状況、そして最新である現在のハザードマップを確認し、まずは自分自身や家族の被害を最小限に抑えるために、対応可能な最大限の対策を個々人で考えてみることがたいせつだと考えます。
 ハザードマップの根拠になっている過去の大雨基準が自治体によっても異なるのがチェックポイントの1つです。そして、「平成12年9月の東海豪雨」や「昭和28年9月の大雨」などのように書かれているだけで、実際にどれだけ降ったのかは自分自身で気象庁などのデータを確認する以外に方法がありません。
 ぜひご自身のお住まいのエリアや関係するエリアのハザードマップを確認してみていただきたいです。「ハザードマップ 自治体名」で検索すれば出てきます。

 まずは何よりも被害の大きかった福知山の早期の復旧を願ってやみません。

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 <参照過去コラム>住宅の火災保険を考える【1】これから住宅を購入・新築する予定


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