特集「賃貸vs買う お金のリスク」の雑感。


 SUUMO関西新築マンション2015.3.17号「賃貸vs買う お金のリスク」という特集(4ページ)を読みました。
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 見出し項目です。

 ① お金面で比較
  ・50年間の総住居費は?
  ・コスト負担が大きいのはいつ?
 ② 将来のリスクで比較
  ・転勤になったら?
  ・家族構成が変わったら?
  ・収入が減ってしまったら?
  ・地震が起きたら?
  ・大黒柱に万が一のことがあったら?
  ・老後の生活は?

 気になったところを見ていきます。
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 ① お金面で比較
  ・50年間の総住居費は?
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 このフリーペーパーは「新築マンション」の情報が掲載されています。なので当然に買うことの大前提は新築マンションであるわけです。
 中古マンションを買う、将来中古マンションを買うといった選択肢は出てこないわけです。出てこないことが悪いと言っているのではありません。繰り返しますが、この雑誌は新築マンションに重きを置いたものですから当然の構成です。

 掲載されているのは新築マンションの情報であることは気にするまでもなく認識できていると思うんです。でも、物件情報ではない今回のような特集も一般的な内容よりも新築マンションだからこその前提に偏った情報になっているということを認識して読んでいる人は多くないように感じますがいかがでしょうか。

 賃貸=一生賃貸というわけでもありません。
 途中で買う選択肢も当然に示される世の中であって欲しいと思う次第です。

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 ② 将来のリスクで比較
  ・老後の生活は?
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 「老後の生活は?」の「買う」の挿絵のコメントを取り上げます。
 「ローン完済!!」「老後も安心!!」「ローンを完済したら定期的に払うのは管理費・修繕積立金と、税金だけになる」

 間違っていません。でも気にしてもらいたいのは築年数です。
 35歳で買った新築マンションは80歳で築45年、90歳で築50年です。
 30歳で買った新築マンションは80歳で築50年、90歳で築55年です。

 おそらくたくさんのことを話し合わないといけない時期かと思います。マンションは区分所有者(持ち主)全員による運命共同体と言っても言い過ぎではないと思います。大規模修繕に関わる長期修繕計画という資料も購入前にはぜひチェックしてみてもらいたいです。

 <過去参照記事>特集「マンション大規模修繕完全マニュアル」の雑感

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 「5年後に買うなら」の比較情報で、5年後の試算に住宅ローン控除が無いのもなんとも言えない気持ちが残ります。もちろん現在の制度は5年後以降に存続している約束はありません。でも…。比較上605万円の違いとありますが、仮にローン控除が同額とすると差は307万円にまで縮まります。

 こんな細かいところまで見ているのは専門家だけかもしれませんが、見出しに影響を受けてしまうのが一般的だと思いますので、なんとも悩ましいところです。

 
 物件情報だけでなく、こうした付随する情報までフリーペーパーで得られるというのは良いことだと思います。参考にしつつも、鵜呑みにしてしまわないようにだけお願いしたいところです。


<過去参照コラム>
 ・ファイナンシャルプランナー(FP)へ相談する際に注意したいこと、確認すべきこと。
 ・住宅ローン相談・住宅購入資金計画相談のタイミング



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