なくなる?なくならない?


 先日お受けした相談で、相談者さんから伺った内容です。

 某国内生命保険会社の担当さんと支店長さんから営業を受けておられ、そのトークがとても気になったんです。

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・死亡保障について
 将来受け取る老齢年金だけでなく遺族年金も含めて国の制度なんて、いつなくなるかもわからない。わが社の保険だと万が一の際にはこれだけ受け取れます。

・入院保障について
 高額療養費なんて、いつなくなるのかわからない。わが社の保険だと入院や介護の状態になったらこれだけ受け取れます。

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 自社の商品の素晴しさを訴えてもらうのは自由です。営業活動として熱く伝えてもらえればと思いますし、それで加入するしないは顧客が判断するわけですから何の問題もありません。

 ただ、根拠のない国の制度不安をあおるのは本当に腹立たしいです。もちろん「なくならない」と100%言い切るのは難しいのかもしれません。世界が終わるくらいの大事故が起きれば、なくなってしまうかもしれません。

 念のために書いておきますが、私が現在の制度が万能であるとか1つも不満がないと思っているということではありません。でも、日本という国で、将来受け取る公的年金や社会保障の基盤の一部である遺族年金・障害年金・高額療養費・傷病手当金などの仕組みが「なくなってしまう」ような事態というのは想像もできません。


 現在も劇的に進行している人口構造の変化により、例えば将来受け取る年金額が現在と比べて相対的に減ってしまうのは間違いないことだと思います。でも、なくならないです。

 高額療養費の仕組みは今年2015年1月1日より変わりました。確かにある一定以上の所得がある層の負担は増えました。でも、所得の少ない層の負担額は減りました。制度はなくならないです。
 <参照過去記事>2015年1月より高額療養費制度が変わります。

 日本が財政破たんするようなとき、借金が返せなくなってとんでもない社会が来るとき。制度は一時的になくなってしまうのかもしれません。それでも、仮にそういった事態が起きてしまったとき、保有資産の大部分が国債である一金融機関の保険会社は何の問題もないのでしょうか。影響を受けないのでしょうか。

 
 信じる信じないは個人の自由です。
 保険商品を否定しているつもりもありません。

 でも、こんな営業担当や営業責任者は信じたくないです。
 こんな営業担当や営業責任者の存在は否定したい気持ちになります。


 条件にもよりますが最低限の保険商品は必要だと思います。手元にお金が無いときに不測の事態が起きてしまったら助けてくれるのは保険商品かもしれません。

 でも、だからといって大きすぎる加入はお勧めできないです。手持ちの貯蓄を増やすという考え方も知ってもらいたいです。


 <参照web>生命保険関連の過去コラム一覧



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