部分最適と全体最適


 こんな記事を見つけました。

 「息子の教育資金が足りないんです」奥さんにお金の悩みを正直に話しましたか?
 元銀行支店長が教える”脱老後貧乏”のお金の使い方

 1ページ目 回答者の自己紹介など前段
 2ページ目 (私も含めた)一般の人が金融機関の担当者と向き合う際の心構え
 3ページ目 今回のタイトルにもなっている質問への回答の前半(勝手な解釈による背景)
 4ページ目 具体的な対策
 こんな流れです。内容に関しては表現方法はともかく、現実的です。


 私が推したいのはここです。
 
 「そもそも、なぜ教育ローンを、借りなければいけないのか、という問題です」

 この質問は教育資金が足りない、ここに答えて欲しいというものです。 
 でも、その背景から目を背けることはできません。

 私が日々お受けしている相談も最初は特定の1つに関する相談であることが多いです。
 生命保険のこと、住宅購入のこと、どんな金融商品を買えばいいのか、将来受け取れる年金額はいくらか。もちろんそれぞれの解を求めることはたいせつです。

 しかし、これはあくまでも部分最適です。
  ※ 言葉の定義はご自身で調べてみていただきたいです。
 部分最適が結果として全体最適につながるケースもありますが、全体最適を求めた結果として部分最適にたどりつくという手法をお勧めしたいです。

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 なんだか小難しい表現になってしまいましたが、今回の例で1つ書いてみたいと思います。

 教育資金が足りない=教育ローン・奨学金のことを知りたい、最も得する活用方法を知りたい。もちろんその情報はたいせつだと思います。
 まずはなぜ教育資金が足りないのかを把握する必要があります。そうしないと教育ローンや奨学金が尽きたときに、また同じように借り入れないと家計が回らないという事態が起こってしまう可能性が高くなってしまうからです。
 
 記事でも取り上げられています。援助してもらえる可能性は、生命保険は見直せないか、住宅ローンはどうか、自動車は本当に必要か、妻は働けないのか。
 実際の相談においてはこれだけではありません。実は他に使える資産がないのか、通信費はどうか、損害保険はどうか、その他の支出の優先順位は、など。

 まとまったお金が出てくる可能性は低いかと思います。
 とはいえ、それまでよりも「強い家計」となる可能性はとても高いです。


 悩みのきっかけは、とある1つのことを解決したいと思う部分最適です。
 その悩みを解決するためには全体最適を求める選択肢を知っていただきたいです。

 <過去参照コラム>ファイナンシャルプランナー(FP)に相談できること。


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