「京都市プレミアム商品・サービス券「子育て家庭応援 購入引換・割引券」が6月15日に発送されました」の補足


 京都市プレミアム商品・サービス券について、コラムとしてまとめました。

 京都市プレミアム商品・サービス券「子育て家庭応援 購入引換・割引券」が6月15日に発送されました

 概要と詳細はリンク先をご覧いただければと思いますが、長くなるので省略した内容をblogでまとめたいと思います。

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■「子育て家庭応援 購入引換・割引券」の引き換えについて
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 画像の下に「指定販売所」が印字されています。
 わが家はJR京都伊勢丹でした。何階とか何も書かれていないので伊勢丹さんのインフォメーションも大変なのでは!?と思ってしまいましたが、おそらく混乱が起きないよう案内板などが設置されるのだと思います。

 指定販売所を変更したい場合は、この券の下にある専用のハガキ、専用のFAX、webサイトから手続きが必要です。
 webサイトはこちらです → 京都市プレミアム商品・サービス券購入先変更

 リンク先を見ていただければわかりますが、わが家のケースでは3枚を変更しようと思いますので、1枚ずつしか入力して進められないのはなかなか面倒です。
 そもそも指定販売所の委託費や案内板の設置・郵送時の料金受取人払・webサイトの制作など、ここでもたくさんの経費が容易に見込まれますので、約11万世帯で約22.5万人(2014年10月時点の18歳未満の子どもの数)と書かれていた子育て世代への子ども1人あたり2000円のために、どれだけの税が投入されているのかを想像するといたたまれない気持ちになってしまいます。

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■購入限度について

 1人あたり3冊、36000円分で、発行冊数は40万冊です。
 2015年4月1日における京都市の推計人口は約146.6万人です。
 全員が買えないどころか、購入できるのが1冊ずつだとしても約3.7人に1人にしか割り当てがありません。

 消費の喚起(景気対策)という意味合いではこれがきっかけでとにかく消費されれば良いわけです。誰がお金の出し手でも問題なのだと思います。
 でも、まとまったお金を最初に投じることができる人だけがプレミアムを享受できる仕組みというのは、負担の軽減という視点からはいわゆる低所得・少資産の方々には使ってもらいにくいものだということになるわけです。

 2014年8月の臨時福祉給付金とは違って、今回の目的はあくまでも消費の喚起(景気対策)であって、低所得者対策ではありません。
 京都市では40万冊48億円の消費のための仕組みです。購入者全員が1万円を支払うのであれば40億円の元手に8億円のプレミアムとしての税投入。約11万世帯で約22.5万人の子どもに配られる「子育て家庭応援 購入引換・割引券」がすべて使われたとすると約4.5億円のプレミアムが追加で生まれます。これも税でまかなわれます。そして、それを配るための経費としての税。私には何なのかよくわかりません…。

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 改めて書きますが、私の立場としてはこの政策には1ミリも賛同できる要素がありません。

 でも、せっかくなので使ってしまいましょうというスタンスです。ただ、このスタンスが数として集まった場合に「人気の政策」だったと勝手に認識され、今後も実施しますという流れになってしまわないようにだけ心から願っています。


 最後に。注意点として専用サイトにはこんな記述もありました。

 「すべてのお申込みについて、氏名・住所による名寄せを行います。同一人による複数申込みや偽名等による不適正な申込みが確認された場合は、お申込みをすべて無効とすることがあります。」

 もちろん人海戦術ではなくシステムによる確認だと信じたいのですが、それでも40万冊販売するわけですので、この「氏名・住所による名寄せ」のための情報入力だけでも相当な工数(人手)が予想されます。本当に悩ましいです。

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 ファイナンシャルプランナー(FP)という私の立場からすると、こういったイベントをきっかけに家計の収支や貯蓄の状況を把握し、数年後や数十年後など将来に向けて家族で話し合い、1つでも何か新しい発見が出てきたり情報を整理することができるように願ってやみません。

 そして、その情報整理の際に専門家へ相談してみるという選択肢を見つけてくださった場合にはお役に立てることも多いと思います。京都市プレミアム商品・サービス券を手にしようと思われたことが相談をしていただけるきっかけになるようでしたら嬉しいです。

 長文をお読みくださり、ありがとうございました。


コメント

No title

そんなに手をかけ、税の無駄遣いをして作られた子育て用プレミアム券がうちにも届きました。しかし、指定受取場所が自宅からあまりにもかけ離れた場所の為買に行こうとも思いません!!!

指定場所が変更できるみたいですが、うちには最近生まれた子が居て手がとてもかかり、自分達の生活だけでも大変な中、ネットで少しずつ券を利用するための内容を少しずつ調べてようやく指定場所が変更できるとわかった時にはもう変更できる期間が終わっていました(怒)

ほんとうに子育て支援なのでしょうか?

この声をどこにあげていいのかわからず、ずっとイライラしていた所偶然にこちらに来ました。

私のママ友でも10人は購入していないそうです。
購入したママ友の話を聞くと、同じ地域に住んでいても指定購入場所が異なり、購入したママ友はなぜか近くのスーパーが指定場所になっていました。

これって不公平ではないでしょうか?

No title

「消費喚起と商店街をはじめとした中小企業の 振興、さらには子育て支援を目的に発行されるもの」と京都市のHPには書いてありますが、これではぜんぜん子育て支援にはなっていませんよね???

123さん、コメントありがとうございます。

今回の件での京都市の子育て支援とは「本来なら10000円で買える12000円の商品券を子どもが1人いれば2000円安く8000円で買えるんですよ」ただこれだけです。これ以外の何物でもありません。

子どものいる世代に2000円とはいえプレミアムを追加したのは全国的にも少数派のようですので、その部分の考え方を採用したのは良かったことのかもしれません。でも、123さんが書いてくださっていることが実態だと思います。

もうこのことでイライラしてしまうのはもったいないです。無責任に受け取られるのは本意ではありませんが、お子さんのためにも切り替えてしまいましょう!(すみません、何の解決にもなっていないのですけれど…。

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