自動車保険の任意保険加入率と対人賠償に対する個人的な考え


 自動車保険の任意保険の加入率ってどれくらいかご存じでしょうか。
 強制加入である自賠責保険ではなく任意保険の加入率です。

 私もあまり考えたことがなく、最近まで知りませんでした。
 「自動車保険のみ」のデータは日本損害保険協会のwebに掲載されています。
 リンク先の下の方にある「自動車保険の加入率推移」と「自動車保険の都道府県別加入率」のデータです。

 「自動車共済も含めた」詳しいデータは損害保険料率算出機構です。
 第4部 自動車保険関連統計のp115に掲載があります。


 2014年3月末時点の全国平均は、任意の自動車保険と自動車共済をあわせて87.3%です。
 妥当だと思われますでしょうか。いかがでしょうか。

 これを違う数字にしてみると、約7.9台に1台が任意保険の無保険車ということになります。
 保有台数は日本全国で約8027万台とありますので、なんと日本全国では約1019万台も任意保険がかかっていないということです。

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 都道府県別の加入率は自動車保険(対人賠償)だけだと次の通りです。

・ベスト5
 1位 大阪  81.9%
 2位 愛知  80.9%
 3位 奈良  79.33%
 4位 神奈川 79.30%
 5位 京都  78.9%

・ワースト5
 1位 沖縄  52.6%
 2位 島根  56.3%
 3位 高知  58.0%
 4位 宮崎  58.1%
 5位 秋田  59.2%

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 でもこれに自動車共済を加えると変わってきます。

・ベスト5
 1位 富山  91.0%
 2位 香川  90.9%
 3位 愛知  90.7%
 4位 石川  90.4%
 5位 島根  90.33%

・ワースト5
 1位 沖縄  75.7%
 2位 鹿児島 80.2%
 3位 山梨  82.2%
 4位 宮崎  83.1%
 5位 大分  83.8%

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 ずいぶん景色が変わりました。
 上位の愛知と最下位の沖縄は同じですが、それ以外は違っています。

 とはいえ、これはあくまでも加入率です。台数で言えば、茨城・静岡・兵庫が200万台超、北海道・千葉・大阪・福岡が300万台超、埼玉・東京が400万台超、愛知は約510万台です。台数と加入率の両方で上位にいるのは愛知だけです。

 100万台未満では、島根が約46万台、鳥取・高知が50万台超、福井・徳島・佐賀が60万台超、山梨・和歌山・香川が70万台超、秋田・富山・石川・奈良が80万台超、山形・長崎・大分・宮崎が90万台超でした。上位・下位ともに台数の少ない県のランクインが多いです。


 自動車保険の補償内容のことへつなげようと思って書き始めたのですが、いくつかwebサイトを検索してみると自動車共済を含まず自動車保険の加入率だけで記事が書かれているものをいくつか目にしてしまいまして、何事においても実際のデータをきちんと見ることのたいせつさが第一だなと感じました次第です。

 突然ですが、長くなってしまいましたのでこの記事はこのあたりで終わりたいと思います(すみません。 

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 最後に私の個人的な考えです。

 車で人をひいてしまった・ケガをさせてしまった場合の相手に対する補償である「対人賠償」は、強制保険である自賠責保険において現在の被害者1人あたり死亡3000万円・後遺障害の最大4000万円を「無制限」にしてもらいたいと思う次第です。
 もちろんそうすれば自賠責の保険料が上がるわけですが、それでいいです。対人賠償無制限以外の補償を任意保険としてもらいたいと強く強く訴えたいです。

 もちろん私の知らない裏事情や不都合なこともあるのだと思います。
 でも、です。


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