相続相談と相続登記


 相続発生後に京極・出町FP相談へ相続に関するご相談をご依頼くださるケースのほとんどは、いわゆる「もめごと」の無い内容です。

 ・多岐に渡る手続きの交通整理
 ・引き継がれた金融商品の管理に関するアドバイス
 ・財産を受け取られた後の資金計画
 ・相続税がかかりそうであれば税理士さんへの橋渡し
 ・土地や建物の名義を変更する手続きは司法書士さんへの橋渡し
 ・不動産の売却等が必要であれば仲介業さんへの橋渡し

 もちろんこれら以外にも出てくることはありますが主なところです。
 各種専門家と一緒に進める必要がある場合には基本的に私も同席します。

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 今回は相続における土地・建物の名義変更について書きます。

 相続(死亡)が発生した際には、被相続人(引き継ぐ遺族)に各種の名義を変更していかねばなりません。変更せずにほったらかしていると、次の相続が発生した場合に手続きがもっと複雑かつややこしくなっていく可能性があるからです。

 ここは基本的には司法書士さんの範疇です。言い方が悪いかもしれませんが、丸投げでも対応してくださるのが専門職である司法書士さんの役割であり、強みです。
 とはいえ、京極・出町FP相談へご依頼くださるケースのほとんどは、財産を引き継ぐ遺族(被相続人)が配偶者(妻か夫)と子どもだけです。子どもと言っても未成年ではなく、ほとんどが30~40代以上のいわゆる大人です。

 書き方を選ばねばなりませんが、こういったシンプルな相続のケースの場合で、かつ戸籍などの書類を役所で集める手間、定型の書式を作成する手間、法務局へ足を運ぶ手間について遺族の方々の中に引き受けられる人がおられるケースに限っては、司法書士に依頼せずともご自身の対応でも十分に手続きを完了させられます。反対に言えば、このあたりを完全に外注できるのが司法書士さんです。


 京極・出町FP相談では「登記のアドバイスだけお願いしたい」という依頼はもちろん専門外ですのでお受けできません。ただし、最初に書きました相続全体に関するアドバイスを求めてくださるケースでは、全体像が把握できていますので登記に関する必要書類に間違いはないか、書式の記入方法・項目に漏れはないか程度の確認も一緒に対応が可能です。もちろん書類作成は代行できませんし、法務局の相談コーナーの通訳係という意味合いが強いかと思います。ご依頼があれば法務局へ同行させてもらうケースもあります。

 誤解の無いように念のために書いておきますが、司法書士さんの仕事をこちらで引き受けてしまうというようなことではありませんし、そのための資格も持ち合わせていませんので対応できません。
 知ってもらいたいのは、自分たちだけでも対応できるようなケースもあるということ。司法書士さんからすると、ややこしく複雑になる前に依頼して欲しいということだと思います。ですので、結局その線引きができないので最初から司法書士へ依頼するしかないと思われるようでしたらそれでも問題ありません。依頼者の立場からすると、時間を買う、ややこしい手続きには関わりたくない、その思いも大事です。

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 個人的に感じるのは「この専門家にしかできない」と思い込んでしまう状況は、何事においても良くないのではないかということです。弁護士・税理士/会計士・司法書士・行政書士・社会保険労務士などの各専門家にしかできないこと、その専門家に依頼しないと解決できないことがたくさんあるのも事実です。法律知識を持ち合わせていない普通の人が専門家に頼らず足をつっこみすぎて泥沼化してしまうのは望むところではありませんし、余計に費用もかかってしまう可能性もあります。

 でも実は、少し調べれば自分でもできることがある、これって大事だと思うんです。例えばファイナンシャルプランナー(FP)に依頼すれば、住宅購入資金計画・保険商品の見直し・資産運用・将来設計などが確かにスムーズにうまくお得な結果を得られることも多いでしょうし、そのために依頼くださるわけですが、そのFPや担当者がいなくなると何もわからない、何も進められない状況というのはお勧めできません。

 きっかけとしてFPにアドバイスを求める、その都度アドバイスを求める、将来に渡って継続的にアドバイスを求める。大事なことですし私もたくさんの方々からそんな信頼を得られるようにがんばらねばなりません。でも、繰り返しになりますが、基本路線としてはそのアドバイスがなくとも自分自身や家族だけでも進められるようにしておかねばなりません。継続的に複雑怪奇な問題解決方法が必要、ブラックボックスのようにどんな対応がなされているのか依頼者にはまるでわからない、という専門家にはできるだけお世話にならないようにする(したい)のが基本ではないかと考えます。

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 予想外に長くなってしまいました。
 私の悪いところです。思いが伝われば嬉しいです。

 「お金にもセカンドオピニオンを」
 京極・出町FP相談のメインテーマ(キャッチフレーズ)です。

 背景にある想いとしてはこのような長文があるわけですが、アドバイスとしては simple is best を極めていきたいと思う次第です。


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