ライフプランという表現


 「ライフプラン」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれますでしょうか。

 ファイナンシャルプランナー(FP)で学ぶところのライフプランを日本語に直すと、人生設計や生涯設計などかなと思います。
 資格を得るための課目(領域)の1つとして「ライフプランニングと資金計画」というものもあり、ライフイベント表・キャッシュフロー表・バランスシート・教育資金・住宅ローン・リタイアメントプランニング・健康保険・介護保険・雇用保険・労災保険・公的年金・企業年金などといった内容を学びます。
 FP資格を名乗り、その専門性で家族を養っている立場からは、人生計画において主たる大事なものという印象を持っています。

 
 では、「ライフプラン相談」と聞けば、どんな相談ができそうに思われますでしょうか。

 すごく曖昧な気がします。人生設計相談・生涯設計相談、具体的にどんな相談ができるのかイメージしにくいように思います。先に私の書いた説明を見ておられれば、相談できそうな内容もイメージしてもらえるかもしれません。

 最近はFPへの相談、お金に関する相談という意味合いで「ライフプラン相談」「ライフプラン相談会」というような名称も使われているようです。ですので、FPに相談できるイメージという意味ではそれで良いのかもしれません。


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 今回ブログで取り上げたのは、「ライフプラン相談会を実施します」という生命保険の代理店のチラシが新聞の折り込みに入っていたからです。

 相談無料の「ライフプラン相談会」の内容を要約すると、このように書かれていました。

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・既にその代理店の保険商品に加入している人向け

 保障内容・満期日等を、わかりやすくご説明します。
 この機会に、ご契約内容や保険金の受け取り方法等も再確認できます。


・その代理店で加入していない人向け

 保障内容が一目でわかる「ライフプランシート」を無料でお作りします。
 保険にご加入されている方、ご質問だけの方、どなたでもお気軽にご相談いただけます。


・ご来所の際には現在ご加入の保険証券などをご持参ください。

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 個人的にものすごく違和感がありました。
 これは「ライフプラン相談」ではなく「生命保険相談」ですよね??

 この違和感を覚えるのは私の職業病だと言ってしまえばそこまでなのですが、こうして「ファイナンシャルプランナー(FP) = 保険だけ」の印象がますます強くなってしまっているようにも感じます。


 よくよく考えてみると、自社の営業担当を「ライフプランナー」という肩書で表している生命保険会社もあります。

 生命保険は「 life insurance 」ですから、ライフプラン相談もライフプランナーも「生命計画相談(?)」「生命立案者(?)」という意味合いで使われている面からは私の違和感は必要のないものだったというわけです。

 表現とは「受け取る側がどう思うか」ということだとはわかっているつもりでも、本当に難しいことだと感じる次第です。
 私は私のポジショントークをこのブログで書き続けていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



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