”終わりで大きく儲かる「つみたて投資」”読みました。


 ”終わりで大きく儲かる「つみたて投資」”(2015年11月19日第1刷)を読みました。

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 著者は”半値になっても儲かる「つみたて投資」”の星野泰平さん。一般社団法人ドルコスト平均法協会や世界つみたて投資協会という団体を立ち上げ、この考え方の普及に取り組んでおられます。
 星野さんとの出会いは2011年。京都で開催した勉強会へ講師としてお越しいただいたこともあります。

 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■プロローグ
■第1章 つみたて投資は「最後」が重要
■第2章 つみたて投資の「序盤」は重要ではない

・商品の成績(商品の価格の値動き:利回り)と投資の成績(投資した金額の価値)はまったく別物。分けて考える p10(参照p29)
・投資は「量」を買う行為 p21
・見逃してはならない重要ポイントは、後半の投資になるにつれて、投資成績の変動が大きくなっていることです。 p36


 金額の大小ではありません。とにかく始めることのたいせつさです。これに尽きます。


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■第3章 つみたて投資の疑似体験
■第4章 どっちが増える?つみたて投資クイズ

・つみたて投資を始めるのに年齢は関係ありません。(中略)70代、80代からつみたて投資を始める方を大勢(おおぜい)目にします。 p56
・つみたて投資を始めて、運用成績をこまめにチェックするのは、あまり意味がありません。 p83


 この内容とあわせてお勧めしたいのは星野さん主催のつみたて投資ゲームに参加した際のblog記事です。
 つみたて投資ゲーム大会in大阪に参加しました。
 仮想体験した2つのグラフはインパクトが大きいです。


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■第5章 つみたて投資の鉄則
■第6章 日本人は「税金」への意識が低すぎる

・世界経済は成長を続けている p118~
・日米の「株式」に対する解釈の違い p135~


 必要性の背景が書かれている項目です。シンプルです。本当にシンプルにわかりやすく書かれています。特に若い世代は知っておきたいたいせつな考え方です。


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■第7章 つみたて投資の「終盤」の考え方
■おわりに つみたて投資は老後の資産を増やす武器になる

・最後に大きく下落することへの不安 p158~
・「定期的に取り崩す」という選択肢 p168~
・つみたて投資をするには、一つの条件があります。それは、「中長期的な世界経済の成長を信じることができること」です。それができない人には、お勧めしません。 p174


 つみたて投資を始めてみないとイメージしにくい終盤がわかりやすく解説されています。もちろん私もまだ終盤は実体験がありません。資産が積み増されたときの価格変動に対して、どのような気持ちになるのか本当に楽しみですし、その気持ちを実感できるようにがんばって積み立てていきます。


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 前著から約5年。普遍的な内容です。具体的な金融商品が書かれているものではありませんし、裏技的な技術が書かれているものでもありません。とはいえ、まだまだ一部でしか普及していない考え方ですから、その意味では裏技に近いものがあるのかもしれません。
 私も情報発信をする際にはこういった普遍性を心掛けたいです。


 すでに資産形成の完了している方々においては、適切な資産管理・資産分散を実行するにあたって徐々に資産を移転する選択肢として知っておきたい考え方ですし、私を含む若い世代にとってまとまったお金を一気に金融商品に投じることのできる人はひと握りですから「つみたて投資」の考え方は将来資産の形成において本当にたいせつな存在です。

 また、第6章で取り上げられている確定拠出年金。この制度を利用する方々が金融商品を選ぶ際には特に必須の教科書としてお勧めしたいとさえ感じる本です。

 
 前著の感想記事はこちらです。
 「半値になっても儲かる『つみたて投資』」読みました。

 
 
 長文をお読みくださり、ありがとうございました。


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