”経済とおかねの超基本1年生”読みました。


 ”経済とおかねの超基本1年生 ~おとなの学習参考書~”(2015年11月12日第1刷)を読みました。

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 著者は株式会社オフィス・リベルタス代表取締役の大江英樹さん。facebookページはこちら

 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■はじめに
■プロローグ あなたが人生で損をしないための「経済とおかね」の話

・人生は選択の連続 p19~
・”損をしたくない”という気持ちが”損を呼び込む” p21~


 選択という用語を見ると、Eテレ0655おはようソング「きょうの選択」が頭に浮かびます。

  きょうの選択は私をどこへ連れてゆく
  もしもあのときあっちにしたら今頃どうなっていたんだろう

 前段として行動経済学の視点でわかりやすく解説されています。


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■レッスン1 お金を払えば給料は増える
■レッスン2 お金を増やす仕組み

・日本の景気を支えるのは、あなたの”買い物” p38~
・儲かるものがわかっていたら、絶対に人には教えない p82~


 私自身、恥ずかしながら今の仕事を始めるまでは「節約こそ美徳」に近かったかもしれません。もちろん過剰な無駄遣いは褒められたものではありませんが、1人ひとりの積み重ねって大事なのだと感じる次第です。

 結果として分散投資・投資と投機の違い・投資にかかるコストなど、実際に大切な考え方につながる構成なのですが、そこにたどりつくまでの流れが心地よいです。


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■レッスン3 お金の流れを知る
■レッスン4 モノやお金を交換する

・お金は血液、金融は血管 p102~
・錦織圭選手と秘書の関係 p133~


 私が講師を務めているFP3級資格取得講座の金融の課目でお話ししているフレーズも出てきます。
  大江さんは「株式は出資証明書、債券は借金証書」
  私の講座は「株式は出資金、債券は借用書」
 たどり着くところはわかりやすさなのだと安心できます。

 いわゆる専門用語の解説が目に入りやすく取り上げられているので、パラパラっとページをめくると拒否反応を示してしまう人もおられるかもしれません。でも、その周辺の文章は本当に読み進めやすいので、ゆったり読んでみてもらいたいです。


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■レッスン5 国家が破たんするとき

・”源泉徴収”は最高のビジネスモデル p163~
・年金保険料は払わない人が必ず損をするしくみ p178~
・国民は金を借りているのか、それとも貸しているのか p180~


 税金・社会保険・国の財政について書かれています。1~4のレッスンももちろんたいせつなのですけれど、個人的にはきちんと学校で学べる機会があって欲しいと願うのがこの章です。

 社会保険の解説で、わかりやすさの視点から
  「もらい忘れて損しないために」
  「本来もらえるはずの給付金が、自分が知らないためにもらえなくなる」
 という表現を使われています。

 個人的に「もらう」は避けたいです。
  「受け取り忘れて損しないために」
  「本来受け取れるはずの給付金が、自分が知らないために受け取れなくなる」
 こちらをお勧めしたいです。

 うまく伝わらないかもしれませんが、「もらう」には「与えられる」ような印象を持ってしまう私です。違うんです。「受け取る」権利があるんです。私たちと国は同等です。


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■エピローグ あなたが人生で損しないためのポイント
■おわりに

・お客様は神様じゃない 双方からの思考 p190~


 「無料サービス」のことがシンプルに取り上げられています。
 「売り手の術中にはまる」のが悪いことだとは思いません。でも、背景を知っておくことは何よりもたいせつなことだと思っています。


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 大江さんの本はこれまで5冊の感想を書いています。専門知識がなくても読み進めやすいのですべてお勧めですが、個人的には1冊目である公的年金と確定拠出年金の本が超絶にお勧めです。

”自分で年金をつくる最高の方法~確定拠出年金の運用【完全マニュアル】~”読みました。
”定年楽園 ~貯蓄や投資では老後の”難民化”は救えない!~”読みました。
”その損の9割は避けられる”読みました。
”老後貧乏は避けられる”読みました。
”投資賢者の心理学”読みました。

 そして、まさに本日2016/6/10に発売されるのが最新著「はじめての確定拠出年金投資」です。私は5月下旬には既に予約していまして、届くのが楽しみです(とはいえ読むのは少し先になりそうですが…)


 いわゆる「献本」いただいていたにもかかわらず、こうして感想を書くのが約7ヶ月も先になってしまいましたこと、大江さんにお詫びを申し上げます…m(_ _)m

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 この本は社会人だけでなく中学生や高校生が読んでも教科書となり得るでしょうし、FP3級を学ぶ人の副読本としても良いと思います。お勧めです。

 
 
 長文をお読みくださり、ありがとうございました。



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