認知されていない専門性


 とある記事で目にしました。

 「がん患者のお金や就労の相談を受けることで目に見える経済効果はどこにあるのか」

 医療関係者から出てきた質問だそうです。


 医療関係者向けにはこんな質問に代わるでしょうか。

 「がん患者の病状の相談を受けることで目に見える治療効果はどこにあるのか」


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 皮肉を書きたい意図ではありません。
 認知されていない専門性というのはこういうことなのだろうと思います。

 後者に解説は不要です。がんに限らず、何らかの症状・病状があれば医師という専門家に相談するのは当たり前であり、健康保険という仕組みがあるとはいえ有料です。
 先進国、日本において知らない人はいないでしょう。


 では前者はどうでしょう。

 がんに限らず何らかの症状・病状があって、自身の経済的に不安や心配があったとき、ファイナンシャルプランナー(FP)という専門家に相談するのは当たり前の社会に到達していません。
 また、相談には費用がかかる(人件費がかかる)ことも当たり前だと思ってくださっているケースはまだまだ少ないでしょう。


 私は精巣腫瘍患者友の会ピアサポートでアドバイザーを務めています。
 ここで質問くださったり相談くださった方々、そして共同代表の御二方は「経済効果」に対して間違いなく理解が深いと思います。

 なぜ理解が深いのか。それはFPの専門性を体験くださったからだと思っています。

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 病気やケガをしても病院にかかったことが無いという人は少ないですが、まれにおられます。
 自分自身が病院に行ったことが無くても身近な人は行ったことがあるでしょうし、新聞やテレビなどのメディアで医療情報に触れる機会もありますし、医療の専門性は明らかです。


 それに対して、お金の相談はどうでしょう。

 自分自身はおろか身近でもなかなかいません。新聞やテレビなどのメディアでお金の情報は見聞きするとしても「相談」に接する機会はありません。


 時が解決するというのんびりしたことではいけないのかもしれませんが、独占業務の無いファイナンシャルプランナーの場合、同じ場所で長く続けることでしか導き出せないのではないかと感じています。

 私は京都で根を張り、長く続けていけるように地道に前に進んでいきます。
 冒頭の質問に対する私の姿勢です。
 

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