”本当に役立つマンション購入術”読みました。


 ”~専門家は絶対に教えてくれない~ 本当に役立つマンション購入術”(2015年10月25日第1刷)を読みました。
 著者はマンションブロガーのらえもんさん(ハンドルネーム)。ブログはこちら。ツイッターはこちら

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 のらえもんさんを知ったのはツイッターです。もちろん私は面識ありません。関東・東京のマンション事情は私にはまったくわかりませんので、興味深く手に取ってみました。

 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■まえがき
■第1章 戦略的思考で考えるマンション購入とは
■第2章 マンション購入前に知っておきたいこと

・世の中の住宅本ジャンル、著者はだいたい3パターンに分かれます。
 ・住宅評論家(どの街がいいか/家の構造はどうか)
 ・新築販売員(いいマンションとは)
 ・住宅ローンに詳しいファイナンシャル・プランナー(住宅ローンの借り方/返し方)
 彼らはそれぞれの専門性から語りますが、ここに個人、消費者といった視点で書かれた本がないことに気付きました。 p7

・【コラム①】ミニ戸建てとタワーマンション p60~


 人生の三大資金として住宅購入・教育・老後が挙げられます。
 人生の三大支出として住宅ローン・教育・保険(生命保険・損害保険)が挙げられます。

 個人・消費者の視点で書かれた教育費・老後資金・保険の本ってあるのでしょうか。本ですから、ある程度の専門家が書いているケースがほとんどだと思います。のらえもんさんは専門家の領域だと感じます。
 とはいえ専門家の立場で書かれているのではありませんから表の説明などに若干足らずの部分があったりしますが(専門家であってもそのあたりに気遣いの無いケースもありますから一概に言えませんけれど)、挿絵・データ・図表もふんだんに使われていますので読みやすくてイメージも持ちやすいです。

 戸建てではなくマンションを選択するスタンスが明確なことを最初に限らず都度説明がありますので、いわゆる専門書として良い感じです。


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■第3章 のらえもんに聞く!新築マンション購入編
■第4章 のらえもんに聞く!中古マンション購入編

・どの地域のマンションを買えばいいのか p68~
・【新築ケーススタディ4】タワーマンションと低層マンション p106~

・不動産ポータルサイトに物件を載せるには掲載料がかかります。逆に言えば、掲載料を払わないといけない物件がネットに出ており、払わなくても売れるだろう物件は掲載前に業者間ネットワークで消化されてしまいます。 p121
・中古マンションのメリット・デメリットを教えてください p125~
・【中古ケーススタディ2】築浅中古マンションと新築マンションの比較 p141~


 Q&A方式で読み進めやすいです。京都ではなかなかイメージしにくい内容もあるのですが、関西でも大阪ではあり得る内容もあるように感じます。地域性はもちろん致し方の無いことですが、それ以外の内容についてはマンションを選ぼうと思っておられる人は皆さんこの本を一度読まれておいて損はないです。
 私はマンションを買う予定がありませんので無責任と取られるのは嬉しくありませんし、マンション購入に関する相談をお受けすることがあるとはいえ、例えば事務所のある上京区など、集中した同じエリアの物件相談ばかりではなく、エリア的には一戸建ての相談のほうが多いので非常に参考になる部分でした。


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■第5章 のらえもんに聞く!住宅ローン編

・世の中には、銀行に1円でも利息を払ってはいけないという考えのファイナンシャルプランナーや生活アドバイザーがいます。彼らは必死に定年までの完済・こまめな繰上返済の必要性を繰り返しますが、手元に現金があることと、若いころの投資の優位性を強調しません。 p180~


 一応専門家としてここには触れておく必要があるかと思っています。「投資の優位性」は何とも難しいところですが、そこを別に考えたとしても「手元に現金があること」のたいせつさは、のらえもんさんと同意見です。
 「必死に定年までの完済・こまめな繰上返済の必要性を繰り返す」方々へは、公に私も週刊東洋経済の紙面で反論(?)しました。公と書きつつ匿名ですけれど…。

 そして、資金計画は住宅ローン返済だけで完結しません。家計全体・資産全体で対応させていただけることこそがファイナンシャルプランナー(FP)の有料相談のメリットだと強くポジショントークを書いておきます。


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■第6章 のらえもんに聞く!購入後&売却編
■おわりに


 タワーマンションに限らず、マンションに長く住むことを考えておられる場合には必須の項目です。購入がゴールではありません。住み続けることでようやく気づけること、そしていつの日か売却することだってあるかもしれません。オススメです。


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 賃貸・購入・売却の判断は自己責任にてお願いいたします。
 長文を読んでいただいてありがとうございました。


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