”各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと”読みました。


 ”各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと”(2016年7月25日 第1刷)を読みました。

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 著者は13名の専門家の方々です。13名の内訳はこちらをご覧ください。

 この本を知ったきっかけはツイッターです。ツイッターでは信頼性が高く有益な情報を発信されていると私が感じている医療関係者の方々を現時点で80数名フォローしていまして、今回の本の著者13名中5名をフォローしています。
 幅広く、そしてわかりやすく取り上げられている印象を持てましたので手に取りました。


 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■はじめに
■番外編
■おわりに

・妊婦さんや患者さんたちから「知り合いから言われたのですが本当ですか?」とたずねられるものの大半は、残念ながら眉唾ものです。 p3
・子育てサイトには、専門家への取材もせず、監修も受けず、根拠のない適当な記事を量産しているところが多く、むしろ親たちを混乱させています。 p3
・子どもは、大人たちが取捨選択する過程に口を出すことはできず、選択を受け入れることしかできないのです。(中略)健康被害やなんらかの不利益をこうむるのは、子どもたちです。 p5

・希望と事実は違います。(中略)特に体験談には要注意。(中略)万能なものなんてありません。(中略)脅かすような話も要注意。脅かしておいて、何かを売りつける。そんな悪い商売をしている人もたくさんいます。 p189


 私の専門分野は医療や教育ではありません。
 でも、考え方はお金に関わることとも同じなのだと感じました。
 裏技のようなことは基本的に存在しないのが正常な世の中だと信じています。


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■第1章 育児
■第2章 医学
■第3章 食


 項目によっては書き出したくもないニセ医学のことも取り上げられています。きちんと論破されていますので、下にはりました本のリンク先を見て気になる項目があるようでしたらぜひぜひ手に取ってもらいたいです。

 私もこうしてblogで発信し、ツイッターやfacebookというSNSを活用しているわけですが、書き出したくもない内容というのはwebやSNSがあるからこそここまで広がってしまったのだと感じます。もちろん何の疑問も抱かずに(例えば公的なもの)すべてを信じるというのは必ずしも褒められたものではないのかもしれません。

 でも、その疑問を持った時に調べるのはインターネットであることが多いと思いますし、そのインターネットにはさも正しいかのような非科学的な情報があふれかえっていて、そういった情報のほうが受け入れやすい文章でかつ正しいものが怪しいものだと書かれていたりします。

 そういった情報を信じてしまう方々は、そもそも「科学的に信頼性の高い」という表現を受け入れられない傾向にあるようにも感じます。その科学は作られたもので、信じられないという論調です。本当に悩ましいです。


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■第4章 教育

 
 この章は歴史であったり、現代社会に配慮した考え方とでもいうのでしょうか。他の章とは異なる部分です。

 根拠は知らないし何となく変だなとは感じるけれど、それが当たり前になってしまっていることって世の中にたくさんあると思います。そのうちのいくつか代表的なものが挙げられているのだと思いますが、幸いなことに私の生活してきた中では1つも耳にしたことはありません。ただし、ネットでは目にします。だからこそこうして取り上げられているのでしょうね…


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 なお、ここでこうして書いている内容自体も、発信媒体としては信頼性の低い情報と同じです。

 取捨選択する力が大事なのだと思いますが、あまりにもでたらめな情報が多く出回っているのも事実です。この本で書かれていることこそがでたらめだという人も残念ながらおられますし、専門家の肩書や資格を持っている人でもその論調のケースがあります。
 webやSNSによってそういった方々の発信力が強まってしまったことは悪害と言っても良いと思います。でも、そのwebやSNSによってこうして知っていただける機会もあるわけですから、難しい世の中だとつくづく感じます。


 このblogを書いているタイミングで、ちょうど最新のコラムが発信されていましたのでご紹介します。「はじめに」を書かれている産婦人科医の宋 美玄(そん みひょん)さんのコラムです。
 トンデモ情報の寄せ集め? コラムサイトにご用心



<過去参照blog> ”「ニセ医学」に騙されないために ~危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る~”読みました。

 長文を読んでくださり、ありがとうございました。


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