”はじめての確定拠出年金投資”読みました。


 ”はじめての確定拠出年金投資”(2016年6月23日 発行)を読みました。

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 (1冊は自分で購入しまして、もう1冊はいわゆる献本いただいたものです)

 著者は株式会社オフィス・リベルタス代表取締役の大江英樹さん。facebookページはこちら

 今回、確定拠出年金(DC)の本を4冊読みました。個人型(iDeCo)を紹介する目的として集中して感想記事を投稿しますので、ご興味お持ちの場合はいくつか読み比べてみてから購入されても良いかと思います。(この記事は2本目です)


 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■イントロダクション 老後の見通し、明るくなってきたかも…
■おわりに
■第1章 いま知らないと損する「老後のお金」の授業

・こんなにおトクな制度なのになぜ知られていないのか? p51~

・誰もが直面することになる老後の生活を考える上でも「国や企業に全面的に頼るのではなく、自立することがもっとも大切なことである」ということを知らしめる意味においてもDCの意義はとても大きいものだと感じます。 p191


 確定拠出年金”投資”というタイトルですが、もちろん投資以外の項目も解説されていますし、企業型と個人型の違いである大前提も平易な表現なのが大江さんの著書の特徴です。


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■第2章 STEP1 始めるにはどうすればいいか

・どうすれば加入できるのか? p63~
・で、どこの金融機関がいいの? p74~


 1本目として書いた山崎元さんの内容と同じく、会社員が職場で証明書を書いてもらう部分の説明は大江さんの本でもさらっと流されていました。もちろん「教科書」ではありませんから気にはなりませんでしたが、なぜ証明が必要なのかの背景は説明がありますのでどちらかといえばこちらのほうが教科書に近いように感じました。

 金融機関情報は現時点(2016年11月現在)では最新ではありません。極端に大きな違いがあるというものではありませんが、間違いなく差はあります。このあたりが本の難しさだと思います。


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■第3章 STEP2 「運用」ってどうすればいいかわからない

・「運用」のイメージ、間違ってない? p82~
・まず考えるべきは自分のリスク許容度 p91~
・放ったらかしでもいいの? メンテナンスの方法 p145~
・資産配分の具体的事例 何を買えばいいのか? p152~


 全192ページのうち約80ページの使われている大きな章です。大江さんは投資に関する本もたくさん出されています。個人型DCに限定した説明ももちろんちりばめられていますが、大江さんの方針はシンプルでわかりやすいのが特徴です。

 たいせつなリバランスの考え方も5ページに渡って解説されています。でも文章だけの解説です。リバランスは投資・運用をしてみたことがない人にはイメージできない(イメージしにくい)取り組みだと感じます。個人的には図解が必須だと考えていますので、私のセミナーではそれをイメージして資料を作成しています。

 資産配分の考え方の1つとして世界の市場規模型の例を大江さんはよく出されるように思います。個人的にはこの配分が私の考え方にも近いです。でも「市場規模」だと、遠い将来においてはその比率も変わってくる可能性もあります(変わってくることでしょう)。その時にはその比率に合わせる変更を加えるのかどうか。いや、そんな細かいこと気にしなくても今の比率でやってみたらいいというのはその通りです。繰り返しますが、前提として「市場規模」と言われてしまうと、悩んでしまう私です。


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■第4章 STEP3 年金は”もらう時”が一番大事
■第5章 STEP4 知りたいこといろいろ

・60歳受取開始は権利であって義務ではない p170~


 受け取り方についてはとてもシンプルに解説されており、一時金と年金(分割受取)の解説だけで10ページ使われています。大事な部分ですが、このあたりは本当に受け取るときにどんな税制になっているかわかりませんので悩ましいところだと感じます。

 大江さんはご自身のDCでの資産配分を常々公表されています。(p108と172)
 株式投資信託1本なのですが、そのリバランスをどのようにされているのかもぜひ解説していただきたいところです。アセット・ロケーション(アセット・アロケーションではない)の内容は第3章です。DCやNISA(少額投資非課税制度)も含めた資産全体でのリバランスを具体的に細かに解説されている本を(大江さんに限らず)今のところ見たことがありませんし、私も単発のセミナーでそこまで踏み込んで解説した経験はこれまでにありません。

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 大江さんの本はこれまで6冊で感想を書いていまして、これが7冊目です。
 すべてに共通しているのは読みやすさ、表現の柔らかさです。

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 カバーを外すと、かわいいブタの貯金箱のシルエットが表にも裏にもあります。
 手に取りやすい本をめざしておられるのがよくわかります。


 金融機関や金融商品の選択をはじめ、投資や運用は自己責任でお願いします。

 

 企業型DCに関する大江さんの著書はこちらです。3年半以上前の本ですから若干古い内容もありますが、企業型の本では圧倒的にお勧めです。
 <過去参照記事>”自分で年金をつくる最高の方法~確定拠出年金の運用【完全マニュアル】~”読みました。
 
 長文をお読みくださり、ありがとうございました。



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