”マイナス金利でも、お金はちゃんと増やせます。”読みました。


 ”マイナス金利でも、お金はちゃんと増やせます。”(2016年8月7日 第1刷発行)を読みました。

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 著者は株式会社オフィス・リベルタス代表取締役の大江英樹さん。facebookページはこちら

 今回もありがたいことに、いわゆる献本いただいてしまいました。
 大江さんのお気遣いに感謝を申し上げます。


 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■まえがき
■あとがき

・本書では一般の人、普通の投資家の立場に立って、どうすれば世の中にあふれる情報に惑わされず、損を避けることができるかという原理原則を書きました。 p5

・お金を増やすことを考える上で、絶対に心がけておくべきことは、たった二つしかないと思っています。それは「知識よりも常識」を心がけること、そして「自分の頭で考える」ということです。 p222


 「投資家」と聞くと縁遠い気持ちになってしまうかもしれませんが、私たちのことです。株式や投資信託や債券などを直接的に買うことがわかりやすい投資家の一例だと思いますが、普通預金や定期預金も間接的に日本の国債を購入しているわけですので私たちは常に投資家であると言えるかもしれません。

 繰り返します。投資家とは私たち自身のことです。


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■第1章 「マイナス金利だから、お金は増えない」とあきらめていませんか?

・じつは、日本は過去に何度も「マイナス金利」になっている! p14~

・もう、「お金の不安」に惑わされるのはやめよう! p26~


 具体的な過去の金利情報、日本政府の借金や公的年金の会計など現在の数字を取り上げてわかりやすく解説されています。

 私たちが普段見聞きしているのはメディアによって切り取られたごくごく一部分です。他の数字や過去の数字をあわせて確認することで、過剰な不安や不信は不要なのだと知ってもらえますし、それが大前提です。


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■第2章 まず、おさえておきたい「お金」の9の基本ルール
■第3章 マイナス金利でも、20のコツでお金は増やせる!

・投資は「勝つ」よりも「負けない」ことが大切 p62~

・プロの場合は決算がありますから、素人のように「待てばいい」などとのんびりしていられませんが、個人なら待つことに何の問題もありません。個人投資家の最大の優位性がここにあります。 p65


・受取額を4割以上も増やせる公的年金の裏技 p84~

・「普通預金」もじつは意外に悪くない p128~


 大江さんは公的年金にも明るいです。そしてこの「裏技」をコラムなどでも取り上げておられる機会を最近よく目にします。目を引く見出しの都合上、致し方ないことなのだと思いますが「裏技」という表現はどうしても好きになれません。

 公的年金の繰下げ受給の考え方は本当に大事です。


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■第4章 世間の常識はお金の非常識!こんなセールストークに騙されていませんか?

・金融機関はじつはお金のプロではない p154~

・銀行で投資信託を買ってはいけない理由 p158~

・絶対にやってはいけない「退職金投資デビュー」 p180~

・「買ってはいけない金融商品の」簡単な見分け方 p192~

・「で、どうすればいいの?」という人は金融機関の最高のカモ p214~
・「で、どうすればいいの?」---これは究極のNGワードなのです。 p217


 刺激的な項目タイトルが続きますし、「販売のプロ」、資格は「権威付け」、「難しいことはどうでもいいから、どれを買えば儲かるのか教えてよ」など、同じく刺激的な内容も本文にも盛り込まれています。

 
 タイトルにある「増やせます」の結論は、減らしてしまう可能性の高いことを排除しましょうということに集約されるかと思います。

 これは私もまったく同じスタンスです。確実に増やせる仕組みを仮に知っているのであれば、相談を受けたり講師を務めたりせず、1人で稼いで静かにしています。

 損をしにくい有利な仕組みは、それ1つだけですべてがまかなわれるものではなく、地道に1つずつ積み重ねていくことで、ようやく将来が明るくなる要素となり得るんです。

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 大江さんの本はこれまで7冊で感想を書いていまして、これが8冊目です。

 すべてに共通しているのは読みやすさ、表現の柔らかさです。
 タイトルにある「ちゃんと」という口語がすべてを表しています。
 

 金融機関や金融商品の選択をはじめ、投資や運用は自己責任でお願いします。

 

 参考までに前回7冊目の感想はこちらです。
 ”はじめての確定拠出年金投資”読みました。


 長文をお読みくださり、ありがとうございました。


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