「年金といえばマイナスのイメージしかなかったけれど、今回講座を受けて変わりました」 / ねんきん定期便の読み方を知って将来資金を考える 公的年金1日講座
21(金)と23(日)、公的年金1日講座&iDeCo(個人型確定拠出年金)1日講座 -滋賀リビング新聞社カルチャークラブ- の講師を務めました。
公的年金の講座とiDeCo(個人型確定拠出年金)の講座を同じ日に!しかも2日あります! -ブログ-

公的年金講座をまとめます。iDeCoは次の記事です。
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まずは、無記名式のアンケートに書いてくださったたくさんの感想から一部をご紹介します。受講者の皆さま、本当にありがとうございます。
・とてもわかりやすい解説のされ方で公的制度の仕組みから広い視点で学ぶことができて良かったです。ありがとうございました。
・年金定期便の具体的な読み方が分かって勉強になりました。将来資金を考える際の参考にしたいと思います。
・年金といえばマイナスのイメージしかなかったけれど、今回講座を受けて変わりました。自分の計算してみます。
・マスコミの情報だけではアブナイと思った。営利目的の情報が圧倒的に多いことがわかった。信頼できる知識がほしかったので来てよかった。
・新聞や雑誌にのっている話と視点が違っていておもしろかったです。
・人口推移と将来推計人口の不安を感じていましたが、就業者と非就業者の表を見て実際はそんなに不安がらなくても良いのだと思いました。(公的年金の運用実績なども同じ)
・老後にいくらいるのかが今になり不安になってきています。今日のお話で少し解消された気がします。また機会があればお話をお聞きしたいなあと思います。
・ねんきん定期便の老齢年金の見込額を見て「これくらいもらえる」と思っていましたが、現在の加入条件で60歳まで継続して加入したものとして計算されていると知り、安心できないと思いました。(伊藤追記:50代の受講者さんの感想です)
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講座の冒頭にお話しする内容です。
年金講座の受講者、年金相談での相談者さん、求めておられる情報は唯一です。
「で、いくら受け取れるの?」
ねんきん定期便から試算する情報だけであれば30分ほどあれば講座も完了します。
でも、そもそもこの公的年金制度の信頼性に対して疑問をお持ちの方が多いのも事実です。それはテレビ・新聞・雑誌など報道の悪害であり、ファイナンシャルプランナー(FP)や社会保険労務士などの専門家、そして例えば政治家や経済学者・経済評論家の方々でも偏った知識(※)しか発信されていないという現実があるからです。
最近のイチオシはこちらです。
”ちょっと気になる社会保障 増補版”読みました。
計算方法を知っていただいたとしても「破たんするんでしょ?」「受け取れないんでしょ?」「払いたくないです」、こんな気持ちでは導き出した将来受け取る年金額に意味を見い出せないですよね。ですので、120分の講座で前半50分ほどかけて、制度についてお話しています。
ここがあるからこそ「ねんきん定期便」の読み方への向き合い方が変わってくると思っています。
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最後にいつも通り、配付資料のタイトルを大公開です。
ねんきん定期便の読み方を知って将来資金を考える
公的年金1日講座
・ファイナンシャルプランナー(FP)とは
■ 知っておきたい年金の「背景」
・何のための年金か ~ 人生は長い ~
・人口推移と将来推計人口
・就業者と非就業者 ~ 支える側・支えられる側、本来の比較対象 ~
・公的 “年金保険” 制度の役割
・公的年金保険の保障を知る
・公的年金の全体像と金額イメージ
・公的年金運用、本当の姿
・公的年金保険制度の基礎
・何歳から受け取れる?
・保険料が上がるのは今年、2017年まで!
■ ねんきん定期便の「読み方」
・ねんきん定期便の歴史
・「ねんきん定期便」ハガキ ~50歳未満~
・将来の年金を受け取るための権利と額の考え方
・これまでとこれから ~ 国民年金 ~
・これまでとこれから ~ 厚生年金 ~
・将来受け取る年金の見込額を試算
・「ねんきん定期便」ハガキ ~50歳以上~
・ねんきんネット
・年金加入履歴を確認
・入社日・退職日と年金加入の考え方
■ 将来資金を考える「活用方法」
・確実に受け取るために ~ 国民年金の免除・猶予制度 ~
・学生など若い時の国民年金期間の漏れをどうするか
・遠い将来のリタイア後に向けて ~ キャッシュフロー表 ~
・受給総額を比較する ~ 何ための公的年金保険か ~
・リタイア後に向けて必要な資金を考える
・これから必ずしてもらいたいこと
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とても参考になった
参考になった
普通
あまり参考にならなかった
アンケートでは、この4区分で評価をお聞かせいただいています。
3/4以上の方々が「とても参考になった」、残りの方々が「参考になった」を選んでくださっていました。
受講くださった皆さま、滋賀リビング新聞社カルチャークラブの担当さん、本当にありがとうございました!!
※ 本当は「誤った知識」と書きたいくらいなのですが、もちろんそんなケースばかりではありませんので見分けが難しいです。ただ、多くのケースで正しい知識を持っておられるとは感じられません。
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