順位や見出しの数字で印象は大きく変わってくる


 8ヶ月も前の記事で恐縮ですが、手元に資料が残っていましたので取り上げたいと思います。

 170708_01
 
 シティブランド調査「住んでみたい自治体」1位は? 日本経済新聞社 2016/11/08
 「シティブランド・ランキング -住んでみたい自治体編-」、札幌市が1位 日経BP社 2016/11/08


 住んでみたい自治体ランキングのTOP3は次の通り。
 1.札幌市
 2.京都市
 3.横浜市

 前提条件や分析内容を読んでみると、見出しだけ見てみているのとは違った景色が現れます。

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 まずこのアンケートに答えているのは、東京23区・札幌市・名古屋市・大阪市・福岡市(5大都市圏)に住んでいる人だけが対象であること。

 そして、「回答者が現在住んでいる都道府県の自治体は除外して集計」していることです。
 「現在住んでいる自治体を除外」ではないんですよ。
 「現在住んでいる都道府県の自治体は除外」なんです。
 しかも、最初から除外することを前提にアンケートを取っているのではなく、「複数回答かつ5自治体まで」答えられたうえで集計されているんです。


 紙面では書かれていてもweb上では削除されている文章もありました。
 

移住志向を持つ人は全体の10.5%(注釈あり)


 「現在住んでいるところに住み続けたいかという問いに対して、「どちらかと言えば他の市区町村に移り住みたい」「必ず他の市区町村に移り住みたい」と回答した人の合計」だそうです。

 これって反対に言えば89.5%の人は他の市区町村に移り住みたいとは思っていないということです。確かに5大都市圏に住んでいる数千万の人たちのうち10%がそのように考えているのであれば確かにインパクトは大きいです。でも、あたかもその割合が特に多いように書かれているのは、書きようだなと思います。

 (もっと書けば、「地方創生」の主旨で企画されたアンケートです。ポジショントーク、当然です。)


 このブログで私が書きたかったのは、順位や見出しの数字で印象は大きく変わってくるということなんです。余程興味があったり、仕事に関係するようなことでなければ出典の情報まで調べてみる機会や時間は普段なかなか少ないことだと思います。

 でも、メディアから発せられるのはそんなことばかりのように感じる日々です。社会保障・経済・金融・税制・暮らし、鵜呑みにしすぎないスタンスが大事だと思う次第です。

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 ちなみに私の地元、京都市は総合で2位。
 住んでみたい自治体TOP10――選ばれた理由 第2位 京都市(京都府)
 東京23区と大阪市で4位、名古屋市で3位、札幌市と福岡市で2位でした。そして、男性では2位、女性では3位でした。

 身近に存在するものが高いランクだと嬉しいですよね!(あれっ!?


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