”貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからのとってもやさしいお金のふやし方”読みました。


 ”貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからのとってもやさしいお金のふやし方”(2017年11月30日 第1刷発行)を読みました。

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 (左はいわゆる献本としていただいてしまったもの、右は自分で購入したものです)

 著者はいつもお世話になっているLIFE MAP,LLC、ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さん。facebookページはこちら

 facebookページでのこの新刊の案内から引用です。
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・将来不安だと思っているけれど、何もしていない
・これから資産形成をはじめたいと思っている
 (けれど、何をしたらいいかわからない)
そして
・投資に興味があるけれどこわいと思っている
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 こんな方々を対象としたシンプルな本です。


 いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。当然ながら引用部は私の独断と偏見によるものです。

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■はじめに
■おわりに ~今日から資産形成の一歩を踏み出そう!~

・現役世代、とくに若い人たちとお話ししていると、「老後が不安だ」という声をよく耳にします。不安の要因は人それぞれだと思いますが、公的年金に対する不信感もあって「将来のお金」に対する不安を挙げる人が多いようです。 p001

・制度を知ることも必要ですが、まずは人生を通じて、お金を管理し、長期的に育てていくにはどうしたらよいか---その基本的な考え方を知ってほしかったからです。 p191


 表現が難しいのですが、竹川さんが会われるような方々や私に相談をしてみようと思われる方々はその時点でアンテナが高いんです。そうではない方々にこそ伝わってほしいのですが、それが難しい。だからこそ「著者累計45万部突破!」である竹川さんから発信される書籍というのは大事な役割があります。


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■第1章 ゼロからはじめる資産形成
・お金をふやすには時間を味方にしたい! p31~

■第2章 お金は3ステップで考える
・不安[その3]老後のお金のことが心配 p62~


 「ゼロからはじめる」第1章の3行目に「元本・運用利回り・時間の掛け算」が出てきます。これは相当に難易度が高そうです。
 きちんと読み進めることができれば、やさしく書かれていることがわかります。でも「ゼロ」の人がそこまで読み進めることができるのか、このあたりは悩ましいところです。

 そして「はじめに」にも出ています「年金不信」。
 この引用として、次の本の紹介も書かれていました。
 ”ちょっと気になる社会保障 増補版”読みました。
 「ゼロからはじめる」人が手に取る竹川さんの本に、権丈先生の本の紹介があるのは嬉しすぎます。


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■第3章 お金が貯まる「しくみ」をつくろう!
・これからは「貯めてから投資する」ではなく、「貯めながら投資も行う」というように発想の転換をしてほしいのです。 p90

■第4章 投資用のポケットを加えよう
・投資の第一目的は購買力の維持 p108~
・続けること、続けること、続けること! p129~


 同じようなことを何度も書いてしまうのですけれど、「購買力の維持」という用語をはじめ、どうしても使わざるを得ない専門用語がいくつか出てきてしまいますが、知識ゼロ・忍耐力ゼロでとっつけるかどうかがわかりません。とはいえ、この本で出てくる用語はやはり将来のためには押さえておきたい最低限の用語です。

 自動の積立預金をするように自動的に積立で投資信託を購入するという考え方がこれから広まっていってもらいたいですし、そのための制度の解説が次の章のiDeCo(個人型確定拠出年金)・つみたてNISA(少額投資非課税制度)につながります。


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■第5章 有利な制度は積極的に活用する!
・所得のある人は節税効果が大きい! p151~


 「やさしい」をキーワードにされているからこそ、この章には源泉徴収票の例を使った解説が欲しかったです。本文でも紹介されていますが、詳細は竹川さんのこちらの本がオススメです。
 ”一番やさしい!一番くわしい!個人型確定拠出年金iDeCo活用入門”読みました。


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■第6章 記録・定点観測する!
・「お金の管理シート」をつくる p174~
・バランスシートを年に1回作成する p177~


 私の感じるお金に関しての本質はここです。どちらかといえば、ここの内容を最初に読んで実際に情報をまとめたうえで第1章から読むとわかり良いです。

 本文では紹介されていませんが、詳細は竹川さんのこちらの本をお勧めします。
 ”あなたのお金を「見える化」しなさい~ビジネスパーソンのための新お金管理術~”読みました。


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 竹川さんから発信されている情報や著書を知っているからこそ、今回の本の位置づけが難しいです。
 あなたのお金を「見える化」しなさいの内容を平易化し、制度などの情報が最新になったというのが最もわかりやすい解説になってしまいそうに思います。
 家計管理の初心者向けですから、次の段階としてさまざまな書籍や情報の紹介があるのも当然のことです。

 手に取ってもらわないと伝わりません。かわいいおさいふのイラストも好印象です。でも全体でいえば本文の挿絵や表も少し固いですし、本当の初心者さんには難しいと思います。ただ、この内容を読めないと他の内容はもっと難しい。


 自己完結できなければ誰かに頼る必要があります。頼る相手が金融商品や不動産などの販売に偏った専門家でないことを願うばかりです。最後は私のポジショントークで失礼しました。


 金融機関や金融商品の選択をはじめ、投資や運用は自己責任でお願いします。
 

 長文をお読みくださり、ありがとうございました。

 竹川さん、いつもありがとうございます!!



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