1年を経過した今回で全被保険者での加入率は1.2% / iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者数と比率<2017年12月末時点>
確定拠出年金の施行状況 厚生労働省web
今回の記事で書き出す内容は2017年12月末時点のものです。
加入者の範囲が大幅に広がって、ついに1年たちました。
2017年11月末時点の情報をまとめた記事はこちらです。
無事に70万人突破!でも純増の最少を更新 / iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者数と比率<2017年11月末時点>
-----
■まず企業型
2017年11月末の速報値で約641.4万人です。
企業型DCの新規加入者は2万6073人ですが、純増は0.3万人(約3000人)です。
新規との差は約2.3万人。率にすると約0.36%ですが、これだけの中途退職者と定年退職者がいるということかと思います。
■次に個人型
2017年12月末時点で74万4690人。次で75万人を突破する見込みです。
2017年11月末と比べて、1ヶ月で新規に約3.44万人増えています。
今回は4.8%増です。
11月 3.9%増
10月 5.6%増
9月 5.4%増
8月 6.4%増
7月 6.6%増
6月 6.7%増
5月 6.1%増
4月 13.9%増
3月 14.2%増
2月 14.9%増
1月 8.3%増
前月が約2.6万人でしたので3万人超に戻ってひと安心です。
数のピークは2017年2月の約4.9万人、3月の約5.4万人、4月の約6.0万人が最大でした。
■新規加入者 34391人の内訳、前月比です。
・第1号被保険者 3149人 2.9%増
・第2号被保険者(会社員) 20542人 4.4%増(前月3.7%増)
・第2号被保険者(公務員) 9484人 7.6%増(前月5.0%増)
・第3号被保険者 1216人 7.0%増
私学共済の方々を含む公務員さんが大幅回復です。
会社員も2万人台回復は嬉しいことです。
-----
■公的年金の被保険者の数
平成27年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況(PDFファイル注意)
・第1号被保険者 約1668万人
・第2号被保険者(会社員) 約3686万人
※ このうち企業型加入者が約641万人なので
iDeCoを利用できるのは約3045万人として計算しています。
・第2号被保険者(公務員) 約 443万人
・第3号被保険者 約 915万人
■新規iDeCo加入者数/公的年金の被保険者数
・第1号被保険者 0.019%
・第2号被保険者(会社員) 0.067%
・第2号被保険者(公務員) 0.214%
・第3号被保険者 0.013%
■iDeCo加入者数/公的年金の被保険者数
・第1号被保険者 0.667%
・第2号被保険者(会社員) 1.581%
・第2号被保険者(公務員) 3.016%
・第3号被保険者 0.202%
公務員さんは3%突破!約33人に1人です。
会社員が約63人に1人です。差は大きいまま変わりません。
■iDeCo加入者の総数、744690人の内訳
・第1号被保険者 111327人
・第2号被保険者(会社員) 481255人
・第2号被保険者(公務員) 133622人
・第3号被保険者 18486人
公的年金の被保険者数は約6121万人(2016年3月末)。
8月末に全体で1%を超え、1年を経過した今回で1.2%をすんなり超えてくれました。
この数字の把握は今後も継続していく予定です。
-----
2018年1月より「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」が始まりました。若い世代の認知度はかなり低いようですが、つみたてNISAをきっかけにiDeCoも改めて知ってもらえる機会が増えてくれることを願うばかりです。
若い世代が将来に向けてコツコツと資産形成していくにあたって大事な2本柱がiDeCoとつみたてNISAであることは間違いありません。
iDeCo(個人型確定拠出年金)の自主開催セミナーは2018年1月で一旦完了しました。不定期でも開催を掲載したいと思っていますので、ぜひぜひリンク先もご参照ください。
<ブログカテゴリ> 自主開催セミナー情報
<参照コラム> 確定拠出年金のことをファイナンシャルプランナーに相談する<2>将来資金形成の第一候補は個人型!
<<それに比べれば(比べてはいけないかもしれませんが) | ホーム | 誰にも共通する「長く働くって大事ですよね」という現実的なお話>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |