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2017年の平均寿命・平均余命・生存割合


 2018年7月20日平成29年(2017年)の簡易生命表が厚生労働省より発表されました。

 いわゆる平均寿命のデータです。0歳で生まれた赤ちゃんが平均して何年生きるのかをデータ化したものが平均寿命であり、言い替えると平均寿命とは0歳における平均余命です。


 女性の平均寿命は87.26歳、男性の平均寿命は81.09歳です。

 平成28年(2016年)に比べて、それぞれ+0.12歳と+0.11歳です。
 ちなみに昨年はそれぞれ+0.09歳と+0.17歳でした。

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 私がいつもチェックしているのは平均寿命ではなく「平均余命」です。
 いくつかデータを出してみます。「(」より後は前年のデータです。

 女性
 ・60歳 28.97(28.91 → 89歳 0ヶ月~88歳11ヶ月
 ・70歳 20.03(19.98 → 90歳 0ヶ月
 ・80歳 11.84(11.82 → 91歳10ヶ月
 ・90歳  5.61( 5.62 → 95歳 7ヶ月

 男性
 ・60歳 23.72(23.67 → 83歳 9ヶ月~83歳 8ヶ月
 ・70歳 15.73(15.72 → 85歳 9ヶ月~85歳 8ヶ月
 ・80歳  8.95( 8.92 → 88歳11ヶ月
 ・90歳  4.25( 4.28 → 94歳 3ヶ月
 

 60歳まで生きてきた女性は平均して28.97年、ほぼ89歳まで生きるという意味合いです。

 昨年気がついたことなのですが、女性も男性も90歳時点における平均余命はわずかながら短くなっています。過去データはわかりませんが、とりあえず2年連続です。
 元データを比べてみると女性は84歳以降の平均余命は横ばいか短くなっていて92歳以降は短くなっている傾向にあります。男性は85歳以降で短くなっています。

 これは「平均寿命は伸びている」という見出しや報道では気づけない情報です。若くして亡くなってしまう確率は下がり、表現は難しいのですが過剰な長生きは減っていると読み取って良いのではないでしょうか。


 また、平均寿命では女性と男性で6.17歳差(前年は6.16歳差)がありますが、
 ・60歳 5.25歳差(5.24歳差
 ・70歳 4.30歳差(4.26歳差
 ・80歳 2.89歳差(2.90歳差
 ・90歳 1.36歳差(1.34歳差

 このように平均余命の差はどんどん縮まります。「長生きをすればするほどに男性も女性と同じように長生きする」と読み取れるかと思います。


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 次に「生存割合」というデータを見てみます。

 女性
 ・60歳 96.139(95.991(95.968
 ・70歳 91.960(91.769(91.666
 ・80歳 81.530(81.181(80.891
 ・90歳 50.152(49.861(49.072
 ・95歳 25.539(25.180(24.950
 ・100歳 6.844 (6.928( 7.368

 男性
 ・60歳 93.030(92.826(92.629
 ・70歳 83.657(83.344(82.928
 ・80歳 63.517(63.282(62.644
 ・90歳 25.848(25.605(25.040
 ・95歳  9.148( 9.104( 9.045
 ・100歳 1.521( 1.587( 1.847 

 女性は100人中96人が60歳以上生きます。男性は100人中93人です。
 四捨五入した時の数値は前々年から同じですが、着実に数字は上がっています。

 ここでも平均余命と同じです。女性・男性ともに100歳時点における生存割合は下がっています。比べてみると正確には女性は99歳(前年は96歳)、男性は97歳(前年は96歳)、この年齢より上の生存割合は小さくなっていました。

 表現は難しいのですが、過度な長生きに歯止めがかかったという意味合いでしょうか。適切な長生きであってもらいたいです。来年以降のデータにも注目です。


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 生存割合の数値を逆から読み取れば、100人中50人(2人に1人)未満になるのは女性91歳・男性85歳です。

 ・ 2人に1人 女性91歳・男性85歳
 ・ 3人に1人 女性94歳・男性89歳
 ・ 4人に1人 女性96歳・男性91歳
 ・ 5人に1人 女性97歳・男性92歳
 ・10人に1人 女性99歳・男性95歳

 私の中では、やはりキーポイントは90歳です。
 おおよその生存割合でいえば女性の2人に1人、男性は4人に1人です。
 60~65歳から考えれば、30~25年という期間です。


 将来の不安をあおる意味ではなく、将来の長さを考えるとさまざまに考えておきたいことがあると思っています。

 将来のためのお金ということだけでよくわからない・身内に説明できない金融商品や不動産投資を契約してしまうのだけはお勧めできません。

 お金に関しては基本は公的年金です。そのうえで今や近い将来にも思いを巡らせ、優先順位を考えたいものです。


 <過去参照記事>
 ・2016年の平均寿命・平均余命・生存割合
 ・2015年の平均寿命・平均余命・生存割合



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