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「高次脳機能障害者が社会につながるきっかけとは」受講してきました


 今月中旬、高次脳機能障害について受講してきました。
 ※ リンク先は国立障害者リハビリテーションセンター

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 今回のイベントの案内は京都府の案内(府民だより)で見つけました。
 高次脳機能障害者が社会につながるきっかけとは 当事者と家族、それぞれの一歩

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 私の相談者さんで事故にあわれ非常に重篤な障害を負われた女性がおられます。約10年前にご両親の相談をお受けし、その1年半後にご本人の相談をお受けし、その2年後に大変な事故に遭われました。今で事故から約6年半です。成年後見人である弁護士さんも私がご紹介してサポートいただいています。
 ご両親からお話を伺う中で、高次脳機能障害というキーワードを耳にしていましたので一度きちんと知ってみたいと思っていましたという経緯です。

 なお、会場でばったりこの弁護士さんともお会いしました。別の依頼者さんと一緒にお越しでした。

 高次脳機能障害がどういったものなのかを端的に理解するために次のサイトがイメージしやすいと思います。 
 高次脳機能障害支援普及事業トップページ(京都府)

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■講演 当事者には居場所を 家族には支えを

 講演者は当事者(夫)の配偶者(妻)で、これまで全国で100回を超える講演をされてこられているそうです。

・原因はくも膜下出血(約15年前)
・3年後に障害者枠で採用、現在就労14年目

・記憶障害が特に重い
 食べたもの、会った人、イベント、約束事
 本人の行動範囲が極端に狭くなる
・注意障害(すぐ飽きて集中力が続かない)
・行動と感情の障害(怒りやすい・泣きやすい)
 正義感が強くなる?
・遂行機能障害(わからなくなる)
・地誌的障害(近所でも道に迷う)
・作話(自覚なく勝手に話を作る)
・病識の欠如(自分に障害があると認識していない)
・金銭管理ができない(あればあるだけ使いたがる)
・認知症に似ていて、配偶者の母と仲が良い

・高次脳機能障害は100人いたら100通り
・2008年の調査で全国に50万人?
 医療の発達により命は助かるが当事者が増える傾向
・いつ誰がなってもおかしくない障害
・就労先に理解があり、性格なのか障害なのか当初はたくさん聞かれた

・介護者(家族)の孤立と疲労が大きな問題
 支える側として自殺を考えたことも

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■当事者・家族の経験談① 事故から7年・障害履歴書

・原因は交通事故(約6年半前)
・当初から病識低下
・事故から約2年後、就労継続支援事業所に通う
・事故から約4年半後、一般企業の障害者雇用枠でアルバイト採用
・仕事では顔の見えない相手との会話が苦手

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■当事者・家族の経験談② 私と高次脳機能障害そしてその支援

・原因は交通事故(約12年前)
・意識が戻ったが、味がしない・においがしない
 味覚・嗅覚は障害認定されない
・めまいと幻聴が強く、まっすぐ歩けない
・自分が高次脳機能障害と言われても、さっぱりわからない
・高次脳機能障害は見えない障害

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■当事者・家族の経験談③ 自己流でつかみとった正社員

・原因は脳出血(約15年半前)
・記憶は苦手ではないが、学校で習ったことをほとんど忘れているため、言葉を覚えることはかなり苦手
・同時にいくつもの作業は苦手
・病識を持てていた

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 冒頭に書きました通り、身近には極端な例しか知らなかったのですが、4つのお話でも内容は多くが違い、さまざまな障害があるのだと知ることができました。

 表現が難しいのですが、人の多い場所で若干理解しにくい行動をしている方々のなかには実はこういった高次脳機能障害をお持ちの人もおられたりするのかなと感じました次第です。

 知っておきたい障害の1つでしょう。受講して良かったです。


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